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スクリーンが突然暗くなった。
シアターは静まり返る。
悠斗
嫌な汗が背中を流れる。
その時。
後ろから
ギシッ
椅子がきしむ音。
悠斗の体が固まる。
ゆっくり振り向く。
一番後ろの席。
そこに
人が座っていた。
フードを深く被った人影。
顔は見えない。
悠斗
でもその人は
ゆっくり立ち上がった。
そして
客席の階段を
1段ずつ降りてくる。
ギシッ ギシッ
椅子が鳴る。
悠斗
言い終わる前に
その人が言った。
「この映画館」
「終わってないよ」
悠斗
その瞬間。
館内放送が流れた。
「本日の上映は終了しました」
「しかし」
「まだお客様が残っています」
悠斗の背筋が凍る。
「最後の上映を開始します」
スクリーンが
もう一度光った。