あれ?このあったかさは…
ん?お母さん?
肌がツルツルでシワが無い。
あっ、このネックレス見覚えあるっ!
もっと良く見たいなー
ん?私の手が小さい?
あーら、ダメよー。
これはひまりちゃんが大人になったらあげるから、
それまでは触っちゃダーメ。分かった?
ん?あれー?
さっきのは夢?
さっきのは夢?
そういえばお母さん、いっつも同じネックレスしてたっけ。
今もしてるのかな?
母親に夢の内容を話してみると
よくそんな昔の事覚えてたわね。
そうね、今もしてるわよ。ほら。
と言って母親は首に掛けていたネックレスを見せてくれた。
大人と言えばちょうど一週間後って二十歳の誕生日じゃない?
せっかくだし、盛大にお祝いしましょうね。
と勝手に決められてしまった。
誕生日当日。
バースデーケーキとシャンパン、
それにネックレスが入ってるであろう細長いケースがテーブルに置かれている。
ひまり、良く聞くのよ。
これはね、先祖代々女の子が二十歳になったら
受け継がれるネックレスなの。
これからは肌見離さず大切にするのよ?
あなたを守ってくれるわ。いいわね。
ネックレスを受け取ってからは
ケガや病気には無縁の日々が続いた。
数年後私は結婚し、娘が産まれた。
その娘があと数日で二十歳になる。
ネックレスの存在をその娘には知らせてはいない。
なぜかって?
ひいおばあちゃんも
おばあちゃんも
お母さんも
自分の娘にネックレスを渡した数日後に
亡くなった事を父から知らされていたからだった。






