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また来年

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また来年

1 - また来年

♥

117

2022年07月07日

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七夕のお話! 青黒 荒らし、地雷さん回れ右! 通報❌ Let's Go!!!!

If(幼少期

アニキっ!流れ星!

悠佑(幼少期

ほんまや!

悠佑(幼少期

今日は七夕やから天の川が見れるんよ

If(幼少期

ほんまっ?

If(幼少期

みたいっ!(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク

悠佑(幼少期

んっとな〜

悠佑(幼少期

あ!あれや!

If(幼少期

すごぉい!

If(幼少期

綺麗やな!

悠佑(幼少期

そうやな〜

If(幼少期

また来年も見ようなっ!

悠佑(幼少期

おう!

If

ん…

まだ覚醒していない意識の中瞼を開く

If

夢か…

If

懐かしいなぁ…

If

また会いたい…

If

なんて無理か…

If

アニキはもう居ないし…

今から数年前 アニキは交通事故で亡くなった

If

七夕か…

If

朝から変な気分なってもうたやん…

If

気分転換しよ

そう思い足を動かし 俺は外へ向かった

If

世間は七夕シーズンやなぁ…

色々な場所で見かける笹の葉 吊るされた短冊には将来の夢などが 書かれている

If

懐かしいなぁ…

子供

ててててっ

子供

⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ドテッ

If

うぇ!?

子供

( •̥ ㅁ •̥ )フエェ..

If

んーとっ

If

何処が痛いん?

子供

ここ…

If

じゃあ今からお兄さんが
魔法かけてあげるな?

子供

まほう…?

If

行くぞー?

If

痛いの痛いの飛んでけー!

If

どう?

子供

いたくないっ!

子供

おにいさんまほうつかいだ!

If

そうやろ〜?

If

お兄さんもう魔法使わないから

If

走らずに行くんだぞ?

子供

うんっ!

子供

おにいさんばいばい!

If

じゃあな〜

If

小さい子ってええなぁ…

If

遠いけどあそこ行こかな…

なんかの店の人

そこの兄ちゃんっ

なんかの店の人

短冊書いていかねぇか?

If

短冊…?

なんかの店の人

今笹の葉飾ってるから
書いていかねぇか?

If

じゃあ書かせていただきますね

受け取った紙に何を書こうかと考える

If

そうやな…

思いつく願いがなく他の人のを 見ることにした

If

えっと…

If

『彼氏と一緒に居られますように』

If

恋人か…

If

そうやな…

ふと浮かんだ願いを短冊に書く すらすらと動く手とペン

なんの躊躇もなく短冊を書いた

If

よしっ…

If

できた

If

『もう一度あの人に逢えますように』
っと!

If

これを飾って…

If

よし!完成!

If

せっかくだしあそこ行こかな…

If

空の色が橙色に染まる時間 足を動かして思い出の場所へ向かった

If

懐かしいなぁ…

先程まで橙色に染まっていた空は 深い藍色に染まった

If

一緒に来るって約束したのに…

If

アニキのばか…

??

ばかはさすがに酷いやろw

If

えっ…?

聞きなれた大好きな声 顔をあげるとそこには空をバックに 浮いている最愛の彼が居た

悠佑(霊

久しぶりやなっ!

悠佑(霊

まろ!

If

なんで…居るん?

悠佑(霊

まろが呼んだから

悠佑(霊

俺も会いたかったし
ちょうどいいかなって思ってな〜

If

そっか…

If

ねぇ、アニキ

悠佑(霊

ん?どしたん?

If

なんで置いていったの…?

If

また来年も一緒に来ようって
言ったのに…

If

約束破らないでよ…ポロポロ

静かに頬を伝う涙を拭おうともせず 言葉を発した

If

おれ、アニキが好きやった

If

伝えようとしたのに…

If

アニキが俺を置いてったら
意味ないやん…ポロポロ

悠佑(霊

ごめんな…

悠佑(霊

でもさ離れてても

悠佑(霊

心は通じあっとる

悠佑(霊

俺もまろが大好きやよ

悠佑(霊

だから泣かんとって?

If

っっ…!

俺は君が好きだった 君も俺を好きだった

もっと早く想いを伝えればよかった もっと一緒に居ればよかった

なんとも言えない感情がぐるぐると 頭の中で巡る

悠佑(霊

………

悠佑(霊

ちゅっ

その時彼は俺の額にキスを落とした

君はもう居ないのに 額に落とされたキスの感覚は鮮明で

目を見開いたまま固まった

悠佑(霊

ん、泣き止んだな!

If

ぁ…

悠佑(霊

なぁ…まろ

悠佑(霊

約束しようや

悠佑(霊

7月7日の夜ここでまた一緒に会おうや

悠佑(霊

ずっとずっと待ってるから

目元に涙を浮かべて笑う君を見て また視界が滲む

If

っ…絶対会いに行くっ

If

約束やからっ!

悠佑(霊

ありがとう…

ふわっと笑った君の目元から涙が 零れた途端空の色が変わった

先程まで小さな星々が 散りばめられていた空が

大量に集まり天の川のようになった

If

綺麗…

悠佑(霊

綺麗だよな…

悠佑(霊

また来年も一緒に見ような

悠佑(霊

約束っ!

If

うんっ…

悠佑(霊

じゃあ俺そろそろ行かんと…

If

っ…

行かないでは無理だから どうにかして想いを伝える

If

また来年の7月7日

If

絶対に待ってるから!

悠佑(霊

おう!

悠佑(霊

俺も待っとるで

悠佑(霊

また来年なっ!

星に負けないぐらいの笑顔を見せて 君は消えていった

君は織姫 俺は彦星 2人は永遠に結ばれているから

頬を伝う涙は彩やかな空を映した

また来年の7月7日 ここで君を待っている

この作品はいかがでしたか?

117

コメント

10

ユーザー

うわ〜ん(੭ᵒ̴̶̷̥́꒫ᵒ̴̶̷̣̥̀ᑦ)いいお話だ〜

ユーザー

七夕について 昔織姫と彦星という2人が健気に片思いしてくっつくとバカップルになりました。 それを見た非リア軍団が2人の間を引き裂き2人は7月7日だけ天の川を渡って会えるようになったとさ! ※バカップルではないし非リア軍団も居ません

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