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エルノ平山高等学園殺人事件 -僕と俺の絶望的な殺シ合イ-

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「エルノ平山高等学園殺人事件 -僕と俺の絶望的な殺シ合イ-」のメインビジュアル

エルノ平山高等学園殺人事件 -僕と俺の絶望的な殺シ合イ-

第9話 - 0章モノローグ　#9 DVD視聴

101

2025年11月15日

#折伽羅

#一応一次創作

#諸々注意

#-エル高-

#-僕俺-

葉曖麗奈　不定期

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101

葉曖麗奈　不定期

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？？？？？

ｶﾁｯｶﾁｯ

ｶﾁｯｶﾁｯ

何処かからか時計の音が鳴り響いている

…そんな時計の音で意識がはっきりとして来た芽楼は、まだ少し重い瞼を開けると………

芽楼の部屋

華斬　巧

…あ、起きたんだね、良かった〜〔と芽楼と至近距離で微笑んで見ており〕

穂兎　芽楼

・・・

穂兎　芽楼

………っ！？！？〔状況に驚いてガバッと起き上がる〕

華斬　巧

うわっと……急に起き上がらないでよ………危うくぶつかるところだったよ？〔と間一髪で避けた後そう言って〕

穂兎　芽楼

あ……それは………ごめん………

穂兎　芽楼

……じゃ、無くて………なんで巧君が…？

穂兎　芽楼

部屋は知ってて可笑しくないけど、鍵掛けてた様な………

華斬　巧

あぁ、それは……

華斬　巧

…申し訳ないんだけど、君のポケットに入ってた鍵を拝借して開けたんだ……勝手に漁ってごめんね〔本当に申し訳なさそうに〕

穂兎　芽楼

あ、あぁ……成程…

穂兎　芽楼

いや、全然良いよ、運んでくれたんだろうし………

穂兎　芽楼

寧ろあの場で倒れちゃった僕を運んでくれて……ありがとう〔と笑って〕

華斬　巧

………ううん、どうって事無いよ

華斬　巧

それに……その………集まる場所、勝手に此処にしちゃった罪悪感もあったから寝……〔と目を逸らしながら〕

穂兎　芽楼

え？(…そういえば、なんだか部屋が騒がしい様な……)

芽楼がそう思い、ベッドから体を少し横に倒して奥の方を見てみる

其処には7人の少年少女がテレビの前でガヤガヤとしていた

桐乃戸　瑠璃

んー……ボクん部屋でも試してはいたけど…やっぱどのテレビも砂嵐なんやなぁ……徹底しとるわァ〜………〔テレビのリモコンを持って番組を切り替えており〕

雁之　夏美

そりゃ、自分達閉じ込められてる訳だし……エクスも最初に言ってたでしょ？〔その横で苦笑しながらそう言っており〕

紫綠　紗夜菜

それにしても、何故こんなに静かなのでしょうか？

紫綠　紗夜菜

私の様な令嬢が連絡の取れない状況で、お父様辺りが黙っていないと思いますのに………

緋鞠　音依

それ、自分で言っちゃうんだ〜〔何の躊躇いもなくそう言って〕

紫綠　紗夜菜

別に良いでしょう！事実なのだから！〔それに少し怒り〕

六罪　炎孤

ちょっ、今は大人しくしとこうぜ！？

六罪　炎孤

暴力沙汰でも起こしたら黒幕の思う壷だ……！〔と止めに入って〕

綾眼　瞳無

騒がしいですね……少し静かにして貰えますか？〔ソファーに座って、何処から持ってきたのか分からない楽譜を眺めており〕

橘　暁音

同感ね、騒がしいにも程があるわ〔と、恐らく食堂で入れてきたであろう珈琲を飲みながら〕

……そんな様子で、騒がしくしており

穂兎　芽楼

…………………

華斬　巧

あはは……本当にごめんね？

華斬　巧

君の様子も見なきゃならなかったから………集合場所此処にしちゃった…〔申し訳なさそうに〕

穂兎　芽楼

いやｯ、まぁ………うん……

穂兎　芽楼

元はと言えば倒れた僕が悪いんだし……大丈夫………うん………

ガシャーン！

「うわーっ！ごめん橘っ！机に躓いた拍子に置いたカップ割れちまった！」「一寸！その前に芽楼に謝りな！部屋の主は芽楼なんだよ！？」「ちょっ、誰かー！拭くもん倉庫から持ってきてくれー！」「あ、じゃぁワタシ取って来るー！」「あの子だけじゃ心配ですので、私も行ってきますわ〜！」

2人

………………………

華斬　巧

……ほんとごめん…

穂兎　芽楼

………5日間ご飯作ってくれるって言うので手を打つよ……〔遠い目をしながら〕

華斬　巧

うん……頑張るね………

暫くして、騒動が落ち着いた頃

華斬　巧

と、取り敢えず…穂兎君も目を覚まして、予定時刻までに来たのがこのメンバーって事で……

華斬　巧

……皆、自分のDVDは持って来たよね？〔と自身の名前が貼られたDVDを持って〕

そう巧か聞くと、芽楼以外の全員がそれぞれの名前が書かれたDVDを掲げ

穂兎　芽楼

え……っと、僕のは…何処に？

華斬　巧

穂兎君のはベッド横にある机の上に置いてあるよ

華斬　巧

気絶した拍子で手から落ちちゃってたから、拾って一緒に持って来たんだ

穂兎　芽楼

な、成程…………〔取りに机の方に行き〕

華斬　巧

………それでなんだけどら見せる順番って決めてないよね？

華斬　巧

だから誰が1番に見せるか、そこら辺を決めたいんだけど……

華斬　巧

見せてくれる人って………＿＿

全員、目を逸らす

華斬　巧

……まぁ、1番手って言うのは流石にキツイか………

華斬　巧

…それじゃ、ボクからで良いかな？異論が無いなら入れるけど……〔とDVDをケースから出して〕

全員沈黙しており

華斬　巧

………それじゃぁ、入れるよ〔DVDをDVDプレイヤーに入れる〕

DVDプレイヤーに入れ途端、砂嵐だったのが一変し、カラーバーが表示され、「ピー」という音を出している

全員、少し動揺したがそれだけの映像か？と思い、油断していたとその時……

『警察官として、輝かしい功績を残し続けている、華斬巧君』

エクスの無機質な声が聞こえ、名前を呼ばれた巧は少し肩が跳ねる

『貴方様は旧エルノ平山高等学園にて 2年間学びを得て、そして、新エルノ平山高等学園では新たなる学びを得る事でしょう』

『……そんな貴方に、特別なビデオレターがあります』

"ビデオレター"

その言葉に疑問を抱いた時

画面が暗転し

何処かの家の内装が映し出される

ほぼ全員、この内装に覚えは無い様で小首を傾げていたが……

巧だけは、其処に見覚えがあるのか目を見開いて、食い入る様にみている

誰も居ない、ソファーとその後ろにある窓から見える景色が映し出されている映像に

笑い声が響きながら女性、少年、男性の順で画角に入りソファーに先程言った順で座り、此方を見つめる

女性

『巧ー、これ映っているのかしら？』

巧を優しく呼ぶ女性の声

男性

『バッチリ映っているとも！ちゃんと確認はしているから、安心しろ！』

元気が有り余っていると思う程大きな男性の声

少年

『これお兄ちゃんに届くのー？！すごーい！』

小さく、まだ可愛いと言える年の少年の声

巧だけでは無く、全員が気付く

間違いない、これは…………

「華斬巧」の

家族だ