TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

10タップじゃないアホ美ちゃん

一覧ページ

「10タップじゃないアホ美ちゃん」のメインビジュアル

10タップじゃないアホ美ちゃん

48 - 第四十八話:アホ美との出会い

♥

20

2022年10月21日

シェアするシェアする
報告する

同じ日の朝

ホームルーム終了直後に聖夜のスマホが震えた

画面にはアホ美からのメッセージが表示されていて

聖夜はその内容を担任の浪川に報告

権田沼奈穂美

クソ担任に追い出された!

権田沼奈穂美

先生に伝えてちょ!

わずか二つのメッセージ

でも浪川は全てを理解した様子で

浪川哲雄

そうか……

浪川哲雄

月曜日には必ず来るように伝えてくれ

聖夜に指示を出し去っていった

権田沼聖夜

わかりました

聖夜もすぐに反応して返事を送信

権田沼聖夜

伝えました

権田沼聖夜

月曜日には必ず来るようにとのことです

権田沼奈穂美

サンキューベリーマッチョ!!

浪川の後ろ姿を見つめながら

聖夜の脳裏にアホ美に初めて会った頃のことが浮かんでくる

高校三年の春

新入生が入ってきて一ヶ月程が経過した頃

木下ユズル

聖夜!

天王寺聖夜

木下君!

同じクラスの木下ユズルが声をかけてきた

ユズルは陸上部の部長でエースと呼ばれる駿足の持ち主

陸上推薦で大学進学を狙えるほどの実力だった

木下ユズル

俺は今、感動してるんだ

天王寺聖夜

な、何に?

木下ユズル

あそこにいるあの子、見てみろ!

ユズルの視線の先には朝練をする新入部員達の姿があり

その中に一際、目立つ美少女がいた

木下ユズル

かわいいだろ?

天王寺聖夜

あ、まぁ……そうだね……

木下ユズル

かわいいだけじゃないんだよ

木下ユズル

足も速いんだ!

天王寺聖夜

そうなの?

木下ユズル

今はまだ原石だけど……

木下ユズル

今年中には凄い記録、出すと思う!!

木下ユズル

それを見届けるのが俺の新たな目標になった!!

天王寺聖夜

へぇ……

その時ユズルが注目していると話していた新入部員は

アホ美の幼馴染みで親友の友子だった

この年の新入生には美少女が二人いると噂になっていて

そのうちの一人が友子だったこともあり

聖夜はまず友子のことを認識

それから数週間後のある日

美術の課題で校舎から外に出た聖夜とユズルは

一年生の体育の授業に遭遇し友子を発見

木下ユズル

友子ちゃんだ!

木下ユズル

相変わらず可愛くて速いな~

天王寺聖夜

可愛いと速いを同列で聞いたの初めてかも……

その時……

木下ユズル

は!?

天王寺聖夜

えぇ!?

誰もが驚く程の風を切るような速さで

グラウンドを駆け抜ける少女の姿が二人の目に飛び込んできた

体育教師

た……大会新記録だ!!

木下ユズル

えぇぇぇぇぇぇ!?

木下ユズル

あれ誰だよ!?

木下ユズル

あんな凄い奴がいたのか!?

天王寺聖夜

す、凄すぎる……

山田友子

大会新でちゃったよ!!

山田友子

奈穂美!!

権田沼奈穂美

タイカイシン?何じゃそりゃ?

山田友子

もー!あんたねぇ!

その時はまだ何もわからなかったが

翌日には学校中にその名が知れ渡り

更にどこの部にも所属していないことから

その少女には"駿足の帰宅部"と言う異名がつけられた

ユズルは何としてもその少女を陸上部に入部させようとしたが

どんな手を使っても少女が入部することはなく

まさかその理由が

"誰よりも早く家に帰るため"

だと言うことは誰も知らず

いつも悔しそうにしているユズルの姿を聖夜は見ていた

天王寺聖夜

何で入部しないんだろう?

天王寺聖夜

大会新記録を出すほどの速さならオリンピックだって狙えちゃったりするかもなのに……

偶然、居合わせた体育の授業で一方的にアホ美を認識した聖夜

この後

驚くべき場所でアホ美と対面することになるなど

聖夜はまだ知る由もなかった

10タップじゃないアホ美ちゃん

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

20

コメント

2

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚