/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
偶然、居合わせた一年生の体育の授業で
風のようにグラウンドを駆け抜けるアホ美を見かけた聖夜
瞬く間に噂が広がり"駿足の帰宅部"の異名がつけられたアホ美
丁度その頃
聖夜は父が数年前からお付き合いしていた女性との結婚を決め
数日後にその女性に会うことが決まっていた
顔合わせ当日
待ち合わせのレストランに相手の女性とその娘がやってきた
天王寺雅治
権田沼珠代
天王寺雅治
権田沼珠代
権田沼珠代
優しそうな女性の後ろから一人の少女が顔を出す
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
天王寺聖夜
天王寺雅治
なんと！そこに現れたのはアホ美だった
父から再婚の話をされた時
相手の女性に二歳年下の娘がいることを聞かされていた聖夜は
これから始まる年頃の女の子との共同生活に不安を感じていた
聖夜には実母の記憶が殆ど無く
これまで女性と関わる機会が少ないままここまで来てしまった
苦手とまではいかないが女子との会話経験が少ない
そんな自分が……
天王寺聖夜
そんな不安が頭を過ったが
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
天王寺聖夜
権田沼奈穂美
独特な言い回しで緊張した様子もなく
聖夜のことを何の躊躇いもなく受け入れた様子のアホ美
挙式や披露宴などは行わず
身内だけの披露パーティーが開かれ
そこでそうそうたる権田沼一族の人々と出会い
聖夜は天王寺聖夜から権田沼聖夜と名が変わり
家族四人での生活がスタートした
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
権田沼聖夜
権田沼聖夜
権田沼奈穂美
権田沼聖夜
権田沼聖夜
権田沼奈穂美
権田沼聖夜
権田沼奈穂美
アホ美の実父は暴力的な男だった
疑心暗鬼から不安になると暴力を振るう厄介なタイプで
母はそれに耐える日々を過ごしていた
普通に素面の状態でも怒り出すことがあり
一度スイッチが入ると手がつけられなくなってしまうため
アホ美が中学生になった頃からは
正義感の強いアホ美が応戦して喧嘩になり
何度か通報されたこともあった
それでもアホ美のためにと我慢を続けた母だったが
実父が勘違いから母の職場に乗り込んで暴れ
警察に捕まったのをきっかけにやっと離婚を決意
実父は有罪となり執行猶予付きの判決が下り
飼っていた亀の姉上と共に知らぬ町へと引っ越していった
後に母は男で一つで聖夜を育てていた雅治（父）と再婚
思春期の女の子に良くある反抗期のようなこともなく
義父となった雅治や義兄となった聖夜のことも快く受け入れ
恥じらいもなく何でも話すアホ美の姿に
聖夜も気を遣わず素直に接することができていた
正義感の強いアホ美の言動に振り回されることも多いが
それまで感じたことのない穏やかだけど刺激的な毎日に
聖夜は幸せを噛み締めていた
聖夜にとってアホ美は大切な家族
権田沼聖夜
権田沼聖夜
困っていたら助けたいし
できる限り協力したいとも思っていた
だから今
教師をも巻き込んで何かしようとしているアホ美のことが
聖夜は心配でたまらなかった
コメント
2件
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ