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2 - 俺だけが知ってる顔

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2025年04月21日

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俺の名前はショッピ。 そして横で眠っているのが俺の彼氏のチーノ。

ショッピ

チーノ、おい、起きろや

俺はチーノの名前を呼ぶ。 俺の声に反応するかのごとくチーノは閉じていた目を開けた。

チーノ

ん、しょっぴおはよ⋯

目を擦りながら俺の名前を呼ぶ。

ショッピ

しっかりしろや

ショッピ

お前が課題終わらんけん手伝えって泣きついてきたんやろ

チーノ

やって眠いんやもん

まだ夢の中なのか呂律が回っていない。 こういう時のチーノは何を言っても聞かない。 こういう時にこいつに効くのは⋯。

ショッピ

頑張ったらご褒美やるわ

チーノ

!!

やっぱり。 こいつは俺の褒美が大好きなのだ。 お菓子などを奢ったり、デートに行ったり、まぁ要はチーノの好きなことをしてやるってことだ。

ショッピ

ほら、分かったらやるで

チーノ

おう!

チーノは課題に取り組んだ。 最初っからこうして欲しいわ。 さて、今回はどんなことを聞いてやろうか。 前は確か膝枕をして欲しいって言われたっけな。

ショッピ

(まっ、こいつがやる気になってくれてこっちは楽でええけど)

さてと、俺もチーノの課題を終わらすか。 ふと、チーノの顔を見ると、チーノはやる気をだし真剣に課題をしていた。 その顔は俺だけが知ってる顔や。 他の誰でもない。俺だけの。 特別の__。

ショッピ

(って、俺は何を考えてるんや)

俺は首を横に振り、目の前の課題にシャーペンを走らせた。

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