俺の名前はショッピ。 そして横で眠っているのが俺の彼氏のチーノ。
ショッピ
チーノ、おい、起きろや
俺はチーノの名前を呼ぶ。 俺の声に反応するかのごとくチーノは閉じていた目を開けた。
チーノ
ん、しょっぴおはよ⋯
目を擦りながら俺の名前を呼ぶ。
ショッピ
しっかりしろや
ショッピ
お前が課題終わらんけん手伝えって泣きついてきたんやろ
チーノ
やって眠いんやもん
まだ夢の中なのか呂律が回っていない。 こういう時のチーノは何を言っても聞かない。 こういう時にこいつに効くのは⋯。
ショッピ
頑張ったらご褒美やるわ
チーノ
!!
やっぱり。 こいつは俺の褒美が大好きなのだ。 お菓子などを奢ったり、デートに行ったり、まぁ要はチーノの好きなことをしてやるってことだ。
ショッピ
ほら、分かったらやるで
チーノ
おう!
チーノは課題に取り組んだ。 最初っからこうして欲しいわ。 さて、今回はどんなことを聞いてやろうか。 前は確か膝枕をして欲しいって言われたっけな。
ショッピ
(まっ、こいつがやる気になってくれてこっちは楽でええけど)
さてと、俺もチーノの課題を終わらすか。 ふと、チーノの顔を見ると、チーノはやる気をだし真剣に課題をしていた。 その顔は俺だけが知ってる顔や。 他の誰でもない。俺だけの。 特別の__。
ショッピ
(って、俺は何を考えてるんや)
俺は首を横に振り、目の前の課題にシャーペンを走らせた。