第2話
明るい光がカーテンの隙間から入ってきて、
「おい、起きろ、」
私は誰かに揺さぶられて目を覚ます、
宮野志帆
誰、
私人入れて寝た記憶ないよ、
そう思ってお酒で重たくなった瞼を 開く
ピントの合っていない目に写った上半身裸の人物に私は飛び起きた、
宮野志帆
宮野志帆
ピントのはっきりあった目には 推しであるShota様がはっきりと写っていて、
そのShota様は困ったような顔をして言う
渡辺翔太
渡辺翔太
宮野志帆
本当に記憶ない、
完全にやらかした、
渡辺翔太
酔いが完全に冷めた頭をフル回転させて、昨日の記憶を呼び戻そうとする
だけど、私の記憶はShota様ご本人にびっくりして、照れ隠しでお酒を結構飲んでいたことまでしか
記憶にはなかった
宮野志帆
宮野志帆
渡辺翔太
渡辺翔太
渡辺翔太
渡辺翔太
宮野志帆
宮野志帆
いらないことを口走るな、
なんて思ってもその時の口や顔には逆らえない、
渡辺翔太
渡辺翔太
渡辺翔太
そう言ってお風呂場の方に向かっていった
それを見届けた私は我に返る、
宮野志帆
宮野志帆
宮野志帆
宮野志帆
慌てて開いた辰哉の連絡先
打ち込んだ文字は焦っていたのか 誤字が多く、
「ん?まだ寝ぼけてる?わら」
なんてそっちが寝ぼけてるだろなんて言うことしか頭に浮かばない、
宮野志帆
さすがにバレたらやばい、
キモオタの家に泊まったなんて思われたくないよ
起床後5分の私は唯一整理しなかったダンボール箱を部屋の奥へと運び込む
宮野志帆
疲れたし顔でも洗おう
完全安堵の私は洗面所の引き戸をガラッと開ける
宮野志帆
渡辺翔太
宮野志帆
シャワー直後のShota様とバッティングしてしまい、
濡れた髪の似合うShota様に一瞬だけ見惚れて我に返った私は慌てて引き戸を閉める
背中に引き戸をつけて深呼吸をする、
でも心臓はまだ焦ったまんまで
渡辺翔太
宮野志帆
洗面所の引き戸を開けると Shota様はまだ上裸のまんま
宮野志帆
宮野志帆
さっきより素早く引き戸をまた閉めると楽しそうな彼の笑い声が1枚の扉を挟んで聞こえてくる
渡辺翔太
宮野志帆
渡辺翔太
宮野志帆
渡辺翔太
宮野志帆
渡辺翔太
朝からこんなにも騒がしいのは初めてだ、
と言うか誰かを自分の家に入れることが少なかったからかなんだか新鮮
私の趣味で買ってあった メンズのスウェットとTシャツを貸すことにしていたらしく
意外にもスウェットの姿にキュンとしてしまった
渡辺翔太
宮野志帆
私が揃えに行ったんだけどね、
雑誌で話していたんだから、 私が知っているのは普通の話、
だけど、昨日の私は多分めちゃめちゃにファンですなんて言ってないだろう、
単なる芸能人を前に驚いただけで、
多分辰哉にも知られていない
だからか、平然を装うのには なんだか気疲れした、
渡辺翔太
宮野志帆
なんでだろう、
人と化粧品の貸し借りはしたくないタイプ
だけど、それを許してしまうのは相手が好きな人だからなのか、
相手が異性だからか、
わかりはしないけど、
いとも簡単に許してしまった私は、
きっと自分の感覚よりも
Shota様を好きでいるのは確かなのだろう、
夢だと思ってた時間から現実に戻されるのは一瞬、
昼の営業は疲れる
でも立場は下から数える方が早いくらいだし、
後輩も連れていかなきゃ行けない立場だし、
行かなきゃ行けない、
なんて憂鬱な立場なのだ、
営業が終わった私は後輩を先に返して相手先の方と食事会という名の接待に行く、
本当はこれも行きたくない、
行かなくていいなら直ぐに帰りたいくらい、
なのに立場が立場なもので、
服装を整えて、指定されたお店の中へと入っていく
綺麗な和を演出した店内
案内された個室は引き戸で仕切られていて
中から複数の男の人の声が聞こえてきた
宮野志帆
宮野志帆
中から「入ってきてください」と聞こえてきたからひと息吸って、 扉を引いた
宮野志帆
宮野志帆
挨拶をして顔を上げた私は驚いた、
驚いたと言うより、
感情的には定まってなくて、 単純に開いた口が塞がらなくなった、
だって
そこには、もう二度と会うことなんてない、
目黒蓮
いや会わなくてもいい相手、
宮野志帆
取引先の上司
知り合いも何も、
目黒蓮
私が離れたくて離れた
元彼なんだから、
第3話まで ♡400以上
わたし的にお話まとまってなくて泣きそう😭←
本来ならあと60タップ分ある予定だったけどきり悪かったからここまでで!!
♡連打と感想💬沢山待ってます🫶🏼💗
コメント
4件
目黒が元彼って前世なにしたんだろうね