TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

クロエ

やあ、皆様お揃いで。

アメリア

お前の目は節穴か?いや節穴だな。1人足りてねーんだよ

クロエ

そうなのか、可哀想に

クロエ

まあそんなことは良くて。話とは何かな?

ハロルド

クロエ様。許可は?

クロエ

ああ、降りたよ

アメリア

───…

アメリア

そっちが話してくれるんじゃないのか?

クロエ

あれ?そうか、設定を間違えたかな

その一言で、アメリアは銃を取り出した

クロエ

あぁー、ダメだねぇ、野蛮だよ

クロエ

武器なんて掲げず、心は穏やかに一定に。

クロエ

じゃなきゃすぐ───、社会に殺されちゃうよ?

クロエは右手を差し出す

アメリア

アメリア

きっと、お前と握手をするなら"こっち"だろう?

アメリアはそれを払い、左手を差し出した

クロエ

クロエ

1つだけ言っておこう

クロエ

僕たちのアッシャーへの恨みは…消えない。

クロエ

きみたちはこの国に…本当は"何"をしに来た?

クロエ

その答えがなんであろうと…たとえ僕たちを殺す気であろうと、僕らは恐れなんて、もうない。

アメリア

…何を…か、そうだな、シャーズドウムについても気になるが──

アメリア

単刀直入に、伝えておこう。私たちの一番の目的は───

アメリア

お前と神出鬼没な謎の組織、"viper"とのつながりを聞きに来た。

クロエ

…ほ───ぉ…、そうきたか

クロエ

よし

クロエは左手を出し、アメリアと握手する

クロエ

OK、終わったら教えてあげるよ

そしてクロエは左手に力を込め、アメリアを吹っ飛ばした。

ザッと大量の市民たちが、中へ入ってくる

サミュエル

まさか2回もここで戦うことになるとはねえ

アイザック

それねー

アイザックは向かってくる者を適当にいなしながら、相槌を打つ

サミュエル

(しっかし…この国の人たちはみんなアッシャーから被害を受けて)

サミュエル

(決死の思いで───。)

サミュエル

(…だとしたら俺たちと戦って死ぬのなんて、不毛だろうな)

サミュエル

(まぁ、できるだけ殺さないように───)

テヘル

なぁに考えてんの

テヘルがぽん、とサミュエルの肩を叩く

サミュエル

テヘルく───

そのテヘルの顔は真剣そのもので、なんとなく黙り込んでしまう

テヘル

…よかった。戦うのはちょっと、辛いよな。俺もだよ

サミュエル

テヘル

それでも────

テヘル

邪魔されてちゃ、何も進まない。

テヘルは蹴りを入れ、手錠をかけ…、器用に市民たちを拘束していく

サミュエル

…きみは

サミュエル

少し意思が強くなったね

テヘル

ま、そうかもな。

テヘル

…さて

テヘル

お前らもアッシャーが嫌いなのか?

 

うるせえ!!嫌に決まってんだろあんなやつ!

 

アイツのせいで俺は…俺は!!

テヘル

…ふーん

 

どうせ馬鹿にしてんだろ!!お前らみたいな王の駒は!

テヘル

コマねぇ

テヘル

いいと思うぜ、そういう心持ちは

テヘル

ま…襲う相手を間違ってんだけどなっ

そうしてテヘルは次の相手へと向かっていく

サミュエル

(やっぱり、対話は大切にするんだな)

サミュエル

そのとき

静かに

静かに、再度扉が開いたことに気がついた

 

サミュエル

アイツ────

サミュエル

(…どんな理由であれ、相手の主戦力が残ったままだと危ない)

サミュエル

(そういえば、やっぱりハロルドもクロエと傍観している)

サミュエル

(…あぁもう、俺だって戦ってるけど、行かなきゃ後が怖い──)

メラ

ねぇちょっと!

サミュエル

ん、何?メラ。助けでも求めに来た?

メラ

んなわけないでしょっ!メラ強いんだから!

言いながらメラはナイフを3本ぶん投げ、その全てが敵に刺さる

メラ

ほらぁバッチリ!

メラ

それでさ…メラ偶然顔上げて気づいたけどアイツらズルくない!?見てるだけじゃん!

サミュエル

メラ

だから…行こうよ、あっちまで

メラ

ここ、それなりに強いけど…この程度なら任せても大丈夫だと思うの

メラ

ね、メラたちでいこっ?

サミュエル

えと…なんで、俺?

メラ

メラ

別に…なんでだろ

メラ

メラ

いーでしょなんだって!ほら早く!

サミュエル

ちょいちょいちょい!歩く!歩くから引きずらないで!!

アイザック

(早く終わんないかな〜…)

アイザック

…っほい

グサリと短剣を刺すと、パタリと敵は倒れてくれる

アイザック

よわっち

アイザック

(こんな戦い、弱いし意味ないしお金ももらえないし…はあ)

アイザック

(それより早くオーサマ倒してこの国出たいな〜)

アメリア

アイザック

アイザック

んぁ

アメリア

集中しろ、とは言わない

アイザック

アメリア

言わないが…メラとサミュエルが今、おそらくあのピンク髪の方へ向かって行ってると思う

アイザック

ん、あー…確かに、そっちに向かって殺してってるね

アメリア

王は最終、弱った私たちにこの国の最高戦力をぶつけるつもりだろう

アメリア

きっと強い。目的はその先なんだろうが…

アイザック

へー…

アメリア

だから

アメリア

必死に戦えとは、言わない。体力は余しておいていい。

アメリア

…それでも、"最高戦力"ならこちらも"最高戦力"で向かいたい

アメリア

だからできるだけ早く片付け、あのピンク髪のところへ行く。私たちもだ

アメリア

おそらく"最高戦力"は……あの女1人ではないだろうから。

アイザック

…そ、分かった。

アイザック

じゃ…一旦、ジャマな市民を一掃か

アイザック

強いなら…舞台は広い方が、いーじゃんね。

アメリア

ああ。んで、テヘルにはこの伝言と…もう1つ伝えてほしいんだ

アイザック

もう1つ?

アメリア

『あまり肩入れしないようにしろ』とな

アイザック

…?まあ、分かった

銃口の先のエンディング

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

370

コメント

5

ユーザー

サミュエルくんはクロエ様本人から過去や民のことを聞いたから戦うことに少し躊躇しているようで不安だったけど、テヘルくんの「邪魔されてちゃ、何も始まらない」という一言で一気に戦力を上げたから良かった……!! そしてメラさんとサミュエルくんで更に上と戦うことを選ぶ……頑張ってもらいた…え、ちょ、メラさん……??wサミュエルくん引っ張ってるの面白い😂😂

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚