テラーノベル
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急にめっちゃ飛びます🙏🏻 風呂子視点です!
高校の卒業式が終わった帰り道。 制服のまま、 和子と手をつないで歩いてた。
桜がまだ咲ききってない道を、 ゆっくりゆっくり進む。 もう、学校に戻ることはないんだと思うと、胸がぎゅっとしたけど-- その代わり、和子とこれからを作れると思うと嬉しくてたまらなかった。
和子
そう言って笑う和子の声は 大人びていて、 横顔はやっぱり同い年に見えない。 だけどその落ち着いた感じすら、 私は全部好きになってしまった。
ふたりで借りたワンルームの部屋は、 まだ段ボールだらけで 生活感もないのに、 玄関を開けた瞬間、すごく帰ってきたって感じた。
風呂子
つぶやいたら、 和子がそっと手を重ねてきた。
和子
その声が優しすぎて、胸が熱くなる。
新しいカーテンをつけたり、 食器を並べたり、 小さなことで笑いあって、 何でもない時間がすごく幸せだった。
夜、布団を並べて横になったとき。
風呂子
和子
風呂子
言った瞬間、 布団越しに手を握られた。 指がからまって、心臓が跳ねた。
和子
その一言で、 涙がにじむほど嬉しくなった。
そして目を閉じる前、ふと思った。
--和子ってやっぱり、大人みたい。 --本当に、高校生…なのかな?
でも、聞かない。 今はただ、 ふたりでここにいられるだけで よかった。
新しい家、新しい生活。 ふたりでのはじまりだった。
コメント
2件
神やん!✨️続きお願いします!