私には母親がいなかった
いや…正確には”いた”という表現が正しいのかもしれない
私の母親は、私を出産するときに大量出血でそのまま亡くなったらしい
そのせいか、父さんの私への当たりは強かった
父親
遥(昔
父親
遥(昔
父親
父親
遥(昔
父親
遥(昔
遥(昔
父親
遥(昔
父さんには毎日殴られ蹴られ
時折、私に酒を頼むこともあった
その時の私の年は中高生くらいだったと思う
だけど…そんなのはまだ軽い
殴られ蹴られは耐えていればいずれは収まる
酒も、万引きしたり同情を誘えば簡単な事
・・・・だけど、これだけは
あの頃の私じゃ…どうすることもできなかった”
遥(昔
父親
父親
遥(昔
遥(昔
父親
遥(昔
私は、父さんから性的虐待を受けていた
中学2年生くらいの頃から、ずっと
初めは抵抗だってした
誰だってそうだ
そんなことをされそうになれば暴れでも何でもして必死に抵抗する
だけど…少しでも嫌がる素振りをしたり、「ちゃんと」できなかったら
わざと痛くしたりしてきたから…
それに…こんなことを殆ど毎日されていたら
受胎するのだって時間の問題
だけど、その度に父さんは
「金はやるから堕ろせ」
って言って来た
だから、何回も堕胎してきた
もう、覚えてないくらい・・・・
その度に、自分への気持ち悪さで吐き気がして
自分を責め続けた
いくら父さんとの子とは言えど、その子に罪なんかない
だから…何度だってお腹の子には謝った
何回も胸が押しつぶされそうになった
そんなことが続けば・・・・人間はいずれ
”勝手に壊れる”
だけど、私はギリギリ壊れずにいた
・・・私にも、『信じられる』って思った人がいたからかな
私には、2,3上の姉がいた
遥(昔
事が終われば、私はお姉ちゃんの所に
・・・いや、自分の唯一の居場所”に帰ってくる
???(昔
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