第一話 : 『迷宵館へようこそ』
とある夜…
紗奈
はぁ、、ついてないなぁ、こんなところで転んじゃうなんて…
紗奈
それにもう暗いし知らない町だし、てかコンビニとかあればいいんだけど
紗奈
そういえばここら辺森みたい、木に囲まれてるし…ん?
紗奈
こっち側に道が…って!!何この大きい屋敷!?
その屋敷(館)のドアから一人の少女が顔を見せる
おそらくこの屋敷のメイドだろう
メイド
あ、ご主人様…じゃあないか
紗奈
(こっ、こんなに大きいなら来客用の部屋くらいあるよね、、)
メイド
…?
紗奈
あ、あの〜、もし、もしできたらでいいので…今夜だけでもこのお屋敷に泊まらせていただけないでしょうか…!!
紗奈
(うーん、、やっぱダメだよね…そんな簡単に泊まれるはず、、)
メイド
あぁ、いいですよ
紗奈
え?えぁ、ほんとですか!!
メイド
あ、うん。まあご主人様消えちゃったし…
紗奈
ご主人様が消えた?どういうこと、?
メイド
えっと、、
紗奈
あ、ごめんなさい!私聞いちゃいけないこと聞いちゃいました?
メイド
いや、、ああ面倒くさいし今話すか…いやでも、、(紗奈をジロジロ見つめる)
紗奈
?(どうしたんだろ)
メイド
あーっ言っちゃお!
メイド
あの貴方!この館のご主人様になってくれませんか?
紗奈
え
紗奈
ええええええ!?
紗奈
わ、私が!?
メイド
前のご主人様が消えた今、家の所有者がいなくてメイドたちは困ってるの
紗奈
えー、、でも私…そんなに長いしたらちょっとやばいかも、、
メイド
じゃあ今日泊まるのもなしね。帰って
紗奈
え、それは…
メイド
お願い本当に聞いて、私たちはものすごい困っているの
メイド
そちらにも事情はあるかもしれないけれど、、ここに泊まるならご主人様として私たちと一生暮らして欲しい
紗奈
え!い、い一生!?
メイド
ダメなの、?だったら私たち、どうすれば…
紗奈
ぐぬぬ、、、あああ
紗奈
わかった!一生は無理だけど私がここにいられる限りはサポートできるように頑張ってみるよ
メイド
…!!本当!?!?
紗奈
うん、流石にすぐにはバレないだろうし、、
メイド
何?貴方刑務所から脱獄でもしたの?それとも犯罪犯した?
メイド
だったらお断りだけど
紗奈
んな!そんなことないよ、、
メイド
ああ、ごめんなさい。それじゃあコレからはご主人様様って呼ぶわ
紗奈
あうん、わかった
メイド
それじゃあご主人様。おかえりなさいませ、どうぞ中へ
大きいドアを開けて見えた景色は、、
背景あれだけど一応館の中だからね!
紗奈
うわぁ!、、えっと…なんていうかその、、
紗奈
こんな屋敷、、というか館を私が持つの、、?
メイド
ええまあ、でもそういう分野支えてくれるメイドはこの館に3名おりますのでご安心を
紗奈
3人もいるのか、、というかこの館何人メイドがいるの?
メイド
んー、詳しく数えたことはないですが…30,40,,50人はいますかね?
紗奈
え!!そんなに、、?
メイド
はい、まあみんなフレンドリーですよ。まあ中には攻撃的な奴もいますが
紗奈
攻撃的な奴、、こ、怖い…
メイド
まあご主人様様に危害を加えるメイドはいませんよ、安心してくださいね
紗奈
へぇー、ってコレさっきからどこに向かってます?
メイド
ん、ああ待ってくださいね、もう着くので…
メイド
あ、ここです
メイド
私の姉がいるので、挨拶でもしておこうかなと
紗奈
お、お姉さん!
メイド
ええまあ、うるさいですが、、
メイド
姉様。新しいご主人様がおいでになりましたよ
お姉様らしきメイド
あ!マジで!?ちょ今行く!
2話へ続く