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コメント
1件
うわあああ第9試練キターーー!!😭💕💕 「基礎構造」って概念、めっちゃ哲学的でゾクゾクしたよ…! 36人分の脱落者の記憶や感情を統合するか排除するかって選択、重すぎるんだけど…爽香みたいに合理的に選ぶか、穂乃花みたいに感情的に受け止めるか、菜々美みたいに全部覚えてるからこそ苦しむか…3人の立場の違いが浮き彫りになってるのがエモすぎる😭💔 弥生さんの名前を呼んだところで一瞬顔が戻る演出、グッときたな…「忘れてないよ」って菜々美が言うシーンでもう涙腺崩壊しかけたよ😢✨ 続きめっちゃ気になる!!次回も楽しみにしてるね🌸
橙色の歓声が遠ざかっていく。
菜々美たちは、通路を並んで動く床に乗っていた。
奥から漏れるのは、紫の光。
振り返っても、“橙の間”はもう見えない。
爽香は何度も振り返り、暗闇を見つめた。
金本爽香
小さく名を呼ぶ。
だが、その声に確信はなかった。
弥生の笑顔。
最後の言葉。
爽香の中で、すでに輪郭が崩れ始めている。
生島菜々美
金本爽香
生島菜々美
金本爽香
そう答えた直後、爽香は眉を寄せた。
自分の言葉を疑うように。
新倉穂乃花
生島菜々美
菜々美が差し出した手を、穂乃花が強く握る。
冷たい手だった。
通路の先に、紫色の扉が現れた。
【SYSTEM】
【SYSTEM】
扉が音もなく開いた。
“紫の間”には、何もなかった。
濃淡の異なる紫だけで作られた正方形の空間。
中央に、3つの円形台座が並ぶ。
明かりは弱い。
台座だけが、内側から淡く輝いていた。
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
3人は、自分の生徒ナンバーが表示された台座へ立った。
菜々美が足を乗せると、紫の光が靴底から昇る。
冷たくも温かくもない。
体温だけを奪われるような感覚だった。
新倉穂乃花
【SYSTEM】
台座の周囲から半透明の壁がせり上がり、天井まで閉じた。
穂乃花と爽香の姿は見える。
声も聞こえる。
だが、2人の台座に表示される文字は、紫の霧に隠されていた。
新倉穂乃花
生島菜々美
新倉穂乃花
金本爽香
【SYSTEM】
正面に、白い文字が浮かぶ。
記憶。
関係。
欲求。
罪悪感。
4つの言葉が、紫色へ染まっていく。
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
生島菜々美
【SYSTEM】
金本爽香
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
床が震え、紫の壁に亀裂が走った。
そこから、人影が現れる。
1つ。
2つ。
3つ。
増え続け、壁を埋めていく。
制服姿の少女たち。
顔は黒く塗り潰され、胸元に白い数字が浮かんでいた。
01。
02。
04。
05。
06以降も並んでいく。
生島菜々美
【SYSTEM】
【SYSTEM】
影たちが一斉に口を開いた。
私を助けて。
私は悪くない。
まだ死にたくない。
どうして私だったの。
私は勝った。
私は勝ってない。
忘れないで。
菜々美は耳を塞いだ。
それでも、声は頭の奥へ直接響く。
白い冠をかぶった少女。
灰色の床へ沈んだ少女。
黒い空間で、相手を信じられず死んだ少女。
赤い部屋で、誰からも票を得なかった少女。
黄色い紐に首を締められた少女。
緑の壁へ消えた2人。
巨大な優勝カップ。
天井の旗。
炎を支える少女像。
生島菜々美
生島菜々美
生島菜々美
生島菜々美
生島菜々美
生島菜々美
生島菜々美
生島菜々美
名を呼ぶたび、影に一瞬だけ顔が戻った。
泣く顔。
怒る顔。
恐怖に歪む顔。
最後まで助かると信じていた顔。
新倉穂乃花
生島菜々美
金本爽香
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
生島菜々美
【SYSTEM】
影から、36人分の紫色の糸が伸びた。
それぞれ3つに分かれ、3人の台座へ繋がる。
新倉穂乃花
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
新倉穂乃花
【SYSTEM】
金本爽香
【SYSTEM】
金本爽香
【SYSTEM】
爽香の緊張がわずかに解けた。
金本爽香
新倉穂乃花
金本爽香
新倉穂乃花
金本爽香
壁に新たな文字が浮かぶ。
【SYSTEM】
【SYSTEM】
金本爽香
【SYSTEM】
金本爽香
【SYSTEM】
3人の正面に、2つの選択肢が現れた。
《統合》――
《排除》――
下には、36名分の生徒ナンバー。
菜々美の視界に、最初の記録が開く。
暗い部屋。
息苦しさ。
頭上の冠。
周囲の視線。
死にたくない。
選ばれたくない。
誰か代わって。
感情が、菜々美の胸へ流れ込んだ。
生島菜々美
足元が揺れる。
自分の恐怖ではない。
それでも、心臓が激しく脈打つ。
影から、少女が一歩前へ出た。
顔は見えない。
だが、その声を覚えている。
少女
生島菜々美
少女
生島菜々美
少女
36人の影が、同時に菜々美を向いた。
壁の向こうでは、穂乃花が胸元を押さえている。
爽香は、記録を無言で分類していた。
【SYSTEM】
【SYSTEM】
【SYSTEM】
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りんご
904
19
朽華 歌仙
78