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あの子は私と喋ったあと
私に、手を振って
帰っていった
○○
○○
近くにあった時計を見ると
時計の針は5時30分をすぎていた
○○
トコトコ
ガチャ
○○
外はもう暗いのに
部屋の電気は付いていない
○○
足音を立てないように、
自分の部屋にそっと近づく
ガチャン
○○
部屋について安心したのもつかのま
どんどんドンッ!
○○
いるんだろ!
さっさと出てこい!
大きな音と、ドスの効いた大きな声が
部屋中に響き渡る
○○
父
父
父
"時間"、 私は外に出る度に
何時までに家に帰る、何分経つまでに家に帰るなど
制限をつけられている
その制限を破れば…、
バチンツ
○○
女だろうと関係なく、ものすごい力で叩かれる
父
父
○○
○○
父
○○
父
父
父
父
○○
父
○○
○○
叩かれた頬に手を当てながら
そうつぶやく
○○
○○
私は小さい頃に制限を破ったことがある
その時は6歳頃だったから
叩かれた時はものすごく泣いた
手当もろくに出来なかった
だけど、父は日に日に怒る回数が増していった
そのおかげで今は怒られても叩かれても
涙が出ることは無い
ただ痛いと感じるだけ
○○
○○
○○
○○
太陽みたいなあの子に
○○
そのまま私は
今日、会ったあの子のことを思い出しながら
眠りについた
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡ 20