ななもりside
多すぎる←
あ、読書の皆様こんにちは。
今俺達は先程の会話は忘れて花火を楽しんでいるところです。
そして多すぎると言うのも、、、
橙樹
連写、連写、連写。
写真を撮ろうと言われ了承したはいいが、1枚に100回以上も連写し続けるジェルくん。
紫央
橙樹
紫央
、、と言いつつ、何だかんだ自分も楽しんでいるのだが。
橙樹
紫央
橙樹
紫央
そんな急に言われたもんだから俺はショックで体が固まる。
紫央
後もう少しだけ2人きりで、と喉のところまで出かけた所で下を向く。
紫央
上手く笑ってみようと試しても、ぎこちない笑顔になってる気しかしない。
紫央
今回は我慢して__。覚悟を決め、いつも以上の笑顔でジェルくんの顔を見た。
、、、彼は少しだけ哀しそうな顔をして、俺を見つめている。
紫央
その顔を見た瞬間、頑張って作った表情は一気に凍り付いた。
、、、ジェルくん、待ってた?
俺が二人きりでいたいって言うの、、、
そう分かった瞬間彼の腕を引っ張って、口を開く。
紫央
目を瞑り懇願する。
、、、あぁもう、俺子供みたい。
駄々こねて、我儘言って、思い通りにしようと強引に
紫央
橙樹
待ってましたとばかりに俺の手を握り返し、空を見上げる。
、、、一緒に見たいなら言ってくれれば、、
ジト目で彼を睨んだ後、頭を振り思考をリセットする。
紫央
そして俺は彼と同じように空を見上げた。
、、期限は体育祭の後。
その時までに俺の気持ちに整理をつけ、返事をしなければいけない。
ちゃんと、俺の気持ちを。
__恋という絡まった糸はもう、解かれ始めている。
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