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花火の時間③
【赤色と桃色の花火】
莉犬side
赤崎
桃谷
なーくん、ジェルくんと離れた俺たちは2人で彼らの事について話していた。
赤崎
ジロッと隣を見据えると視線に気づいた彼は「何だよ」とこちらを睨み返す。
赤崎
桃谷
俺は実際病気的な程に鈍感な人を2人見てきた。
まぁ、1人はそろそろ自分の気持ちに勘づいているだろうと分かっているけど。腐っても”天才”な訳だし。
でももう1人はそれを上回る鈍感。
赤崎
、、、俺自身も言うほどアプローチなんてできていない気もするが。
桃谷
赤崎
ふと、カップルという言葉が頭をよぎった。
るぅとくんところちゃんが結ばれる日は近いだろう。
ジェルくんとなーくんも案外2学期中に、、、
赤崎
桃谷
赤崎
青猿
橙樹
るぅとくんとなーくんを連れて満面の笑みを浮かべ、前に進む2人、、。
赤崎
桃谷
赤崎
桃谷
と、とにかく!俺も少し距離縮めなきゃ、、
隣を歩くさとみくんを見上げ、決心した。
赤崎
桃谷
赤崎
桃谷
赤崎
桃谷
赤崎
好き、という2文字の言葉を言おうとしても勇気がわかず目を逸らす。
というか、屋台のあるこの人通りの多い大通りのど真ん中で告白とかどんな公開処刑だよ、、
赤崎
桃谷
、、、先ほどから彼の反応はまるで不機嫌な彼女を持った彼氏だ。
「おう」「そうだな」と同調の返事しかない。
赤崎
桃谷
俺ら2人の会話に驚く目を周囲から向けられる。
赤崎
桃谷
俺はそのまま手を引かれ、人混みの間を縫っていった。