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時間が経つにつれて記憶は薄れていくからね……だから「真逆の季節なら夢を見ることはない」と思っていたのに未だにあの子が夢に出てきてしまう、っていうところに切なさを感じた……🥲🥲 でも、あの子のことが大切だったからこそ未だに夢に出てきてしまうんだよね……そう考えるとこれからも夢に出てきて欲しいな、って気持ちもある……ううっ、気持ちが複雑……っ💦
目が覚めて、1番初めに寒気を感じた
夢から目を背けるようにカーテンを開けて
辺り一面真っ白な世界に憂鬱さが増した
季節は冬真っ只中
最低で最悪で見たかった夢で、目を覚ました
ただでさえ、憂鬱だったのに
それをゆうに超える、労働という名の憂鬱
しかも、雪はまだ止む気配を見せない
…まるで、今の記憶のよう
もう、戻ってこないのに
もう、帰ってこなくなって半年
真逆の季節なら、夢で見ることはないと思っていたのに
それでもあの子は、夢に出てきた
憂鬱さと、好奇心が
降り続ける雪のように
ただ、静かに積もっていった
誰かどかしてくれればいいのに
そんな、他人事な愚痴を零して
布団から出ることにした