九年前
君に初めて会った。
少女漫画みたいな出会いで君に一目惚れした。
そして
三年後
ティア
ティア
ー ピーーーーーーーっ ー
君は静かにこの世を去った
もう二度と会うことのない大切な人に別れを告げた直後私は、全てを失った。
君が居なければ私は何も出来ないのに。
君が居たから私は生きていたいって思えた。
君が居たから、学校も頑張れた。
私と違ってずっと病院生活だった君は、学校に行ったこともなく、院内学級も参加出来ていなかった。
だから、私が君にいつも勉強を教えていた。
一つ年上だなんて全く思わせない君は、いつも私が来ると勉強できると喜んでた。
ティア
君に教えるという理由もないのに、学校にいく必要なんてあるのかな?
正直いうと、学校に行かなくても勉強は出来たし完璧だった。
ただ、君に教える情報に何の狂いもないようにしたかっただけなのだから。
ティア
君が居ない世界に生きる理由なんてあるのかな?
それから私は、毎日脱け殻のように過ごしていた。
主
主
主
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主
主
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