あなた
目覚めると、朝になっていた。
何故か昨晩の記憶だけが無く、頭痛も酷い。
ふと横を見ると、ユンギさんが寝ていた。
…ユンギさんが寝ていた??
ユンギさんが寝ていた!?!?!?
あなた
やっと頭が回ってきた時、更に恐ろしいことに気が付いた。
あなた
服を、履いていない。
流石に下着は着けてた!!うん!!!!
でも、昨日着けてたであろう服が見当たらないのだ。
あなた
散々探し回った所、私達が寝ていたベッドのすぐ横に落ちていた。
ん?ベッドの横??
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
ユンギ
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
ユンギ
ユンギ
あなた
ユンギ
ユンギ
あなた
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
あなた
スマホを見ると、ジミンから100件くらいカトクと電話が来てた。
ここまで来ると怖いよ、ジミン氏
ユンギ
あなた
ユンギ
あなた
30秒くらいで服を着て、急いでユンギさんの家を飛び出した。
タクシーで帰るほどの雨じゃなかったので、そのまま歩いて帰る。
あなた
辛くて、辛くてしょうがなかった。
あのユンギさんと、一夜でもそんな関係を持ってしまうなんて。
ずっと片想いのままでいいと思っていたのに
どうして彼はこんなにも揺さぶってくるのだろうか。
ユンギさんなんて、大っ嫌いだ。
彼女は、朝まで帰って来なかった。
雨に打たれてびしょ濡れで、震えていた。
ジミン
あなた
ジミン
あなた
あなた
あなた
ジミン
ジミン
あなた
彼女は、見た事ないくらい悲しそうに笑った。
その笑顔が、僕の心をキツく締め付けた。
ジミン
何年も彼女を見てきたから分かってしまうことがある。
彼女が好きな人は
僕じゃなくて、ユンギさんだということ。
ユンギさんより、僕の方が彼女を知ってるのに
ユンギさんより、僕の方が彼女を幸せに出来るのに
ユンギさんより、僕の方が早く彼女と出会ったのに
なんで彼女はユンギさんを選んだのだろう。
ねぇ、○○
貴女に悲しい顔させる男よりさ
貴女を笑顔に出来る僕を選んでよ
ユンギさんを好きになったのは2ヶ月前。
それは、ある寒い日の事だった。
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
自分で持ってきたのか、温かそうなココアを少しずつ飲むユンギさんに
少しだけ、可愛いと思ってしまった。
ユンギ
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
ユンギさんから渡されたココアを飲むってことは
間接キス、にもなるわけで。
あなた
ユンギ
あなた
ユンギ
どこから出してきたのか、小さなストローをマグカップに差して
半強制的に飲ませてくれた。
あなた
ユンギ
優しく笑うユンギさんに、心が温かくなったのは
彼から貰ったココアのせいにしておいた。
コメント
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Sukiです。
ユンちゃん...私そのベットになる!!!!!!!(は