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~人形の館~ 1階 大図書室

青影

はぁっ…はぁっ…

リリー

……。

青影

(終わった…か?)

リリーが 空中に静止している。

青影

(後はこれだな。)

青影は右腕に咲いた 青い花に注目する。

青影

(魔力を
吸収してるなら
通り道に
冷気を送れば…)

パキパキッ!

腕に刺さった茎の部分から 花弁にかけて凍る。

青影

(よしっ…)

ズキッ!!

青影

青影は凍った花を掴み、 勢いよく腕から抜いた。

青影

(最近、
怪我多いな。)

ガラッ…

青影

ッ!

アマリス

…ハハッ、
久しぶりに強い
一撃を喰らったよ〜♪

青影

(…無傷か。)

アマリス

いや〜、でも
安心したよ。

アマリス

ほんとに変わらず…
期待を裏切らない。

青影

ん?

青影

(どういう事だ?)

アマリス

さて、少し本気
出してみようかね。

青影

…まだやるんですか?

アマリス

そりゃ、やるさ♪

アマリス

まだまだ遊び
満たされないからねぇ〜♪

青影

(くそ、
これ以上は
さすがにきつい…)

ポワッ

アマリス

ッ!

バコンッ!!

青影

ッ!?

それは一瞬の出来事だった。

突如、 上空から光が出現し、

アマリスに 直撃した。

アマリス

…がはっ…

バタンッ…

アマリスは真っ黒に焦げ、 そのまま地面に倒れた。

第27話

『犬猿の仲』

青影

だっ、
大丈夫ですかっ!?

青影はアマリスの方へ 慌てて駆け寄り 声をかけていた。

青影

(真っ黒に焦げてる。)

青影

(これで生きてる人、
いないよな。)

死んでませんよ。

青影

ッ!

青影は後方からの声に 驚き振り返った。

バチッ!

竜宮

そいつ、人外なので
そのぐらいじゃ
死にません。

バチバチッ!

青影

(竜宮さん!?)

青影

(なんでここに…)

バチバチッ!!

青影

(ってか、
なんか凄い
怒ってるな。)

竜宮の周りには、 バチバチッと雷の光が 発生している。

竜宮の魔法 雷

範囲内で雷を発生させ、 落雷することが可能。 また、魔力を溜めて撃ったりなど 使い方が色々ある。

青影

(近づくと
感電しそうだな…)

アマリス

…痛ぁ〜、

青影

うおっ!?

背後の声に 驚いた青影はアマリスに 振り返った。

アマリスが上半身をおこし、 座っている。

そして、彼の身体は 焦げた皮膚がボロボロと 崩れ、元の肌の色へと 変わっていく。

青影

(再生してる…、
ほんとに人間じゃ
ないんだな。)

アマリス

…ちょっと雷ちゃん、
いきなり当てるなんて
酷いじゃないか〜。

アマリス

身体痺れて
動けないんだけど…

竜宮

殺人を
阻止しただけです。

アマリス

誤解だよ、
僕は狼君と楽しく
遊んでただけさ♪

青影

(全然楽しく
なかったけどな。)

竜宮

何勝手に
仕事サボって
遊んでるんですか!

竜宮

今、診療所は
忙しいんですよ!

アマリス

ちゃんと今日のは
調合終わらせて
届けてるだろう?

竜宮

今日は診療所に
出勤する日ですよね?

青影

出勤?

青影

(そういえば、
薬剤師かつ医師って
言ってたな。)

青影

(もしかして、
竜宮さんの
仕事仲間か?)

アマリス

……。

アマリス

…あれ、
今日だっけ?

バコンッ!!

青影

ッ!?

竜宮自身に 雷が落雷した!

竜宮

行く日ぐらい
自分で把握しろやっ!!

竜宮

私暇じゃないんですよ!!

アマリス

最近、妙に
忘れっぽくて…

竜宮

いつもじゃないですかっ!!

アマリス

そうだっけ?

竜宮

もう一度、
雷喰らいますか?

竜宮

刺激されて
記憶力良くなるんじゃ
ないですかね?!

バチバチッ!

アマリス

いや〜、
それは困るよ。

アマリス

再生し続けるのは、
結構大変でさ…

竜宮

なら、
早く準備して
診療所来いやっ!!

アマリス

今は無理、
誰かさんのせいで
身体痺れて動けな〜い…

竜宮

あぁ?

青影

(仲悪…)

アマリス

それに今、
動かない方が
君の為だと思うけど、

竜宮

はい?

アマリス

ほら、僕さ
全裸だからさ…。

青影

え?

アマリスは さきほどの落雷により 服が灰と化し、 現在、全裸であった。

アマリス

残念ながら、
衣類は再生不可能さ。

竜宮

はッ!?

青影

(やばっ!!)

青影は慌てて上着を 脱ぎ、アマリスの 下半身を隠した。

竜宮は 慌てて青影とアマリスに 背を向けた。

アマリス

まぁ、
それでもいいなら
動くけど?

青影

だ、駄目ですよ!!

竜宮

ぜ、絶対
動かないで下さいっ!!

アマリス

全く加減せずに
感情任せで
雷を当てるからだろう?

竜宮

貴方に原因が
あるからですよっ!!

竜宮

早く服着て下さいっ、
変態っ!!

アマリス

…酷い言い方だねぇ、
僕はただ君の雷に
当たってこうなったのに…

青影

ズ、ズボンは
どこにっ!?

青影

(このままだと
まずいんだが、)

リリー

……。

リリーが洋服を持ち、 アマリスの所にやってきた。

アマリス

あ、持ってきて
くれたのかい?

リリー

……。

アマリス

ありがとうね。

彼はそれを取り、 着替え始めた。

アマリス

着衣完了だよ。

青影

ふう…

竜宮

私はもう
先に行きますので…

アマリス

あれ、僕と
一緒に行かないの?

竜宮

貴方の横に
並びたくないです!!

アマリス

それなら僕、
診療所に
行かないかもよ?

竜宮

勝手にどうぞ!!

竜宮

別に期待してませんし、
一人の方が気楽です!

竜宮

いっそ、
貴方がクビになれば
私は嬉しいので、

アマリス

ん〜、それは困るね。

アマリス

なら、準備の
出来次第向かうよ♪

竜宮

来るなら、先に
青影さんの怪我を
手当てして下さいよ。

竜宮

貴方のせいで
怪我してるですから、

竜宮

では、
仕事があるので
失礼します…ふんっ…。

竜宮はスタスタと早歩きで 去っていった。

青影

(…犬猿の仲だな。)

ツンツンッ

青影

(ん?)

リリー

……。

リリーは青影に 小瓶と紙袋を渡した。

アマリス

小瓶は回復薬さ。

青影

(回復薬?)

アマリス

飲めば、簡単に
魔力の回復。

アマリス

後、傷も治す効果も
つけてるから元通り。

青影

(本当か?)

アマリス

そっちの袋は、
事務所の方へ
渡しといてくれ。

青影

分かりました。

アマリス

また続きは
暇な時にしよう。

アマリス

じゃあ、
今日はこれで
ご機嫌よう。

アマリスは 大図書室を 去っていった。

青影

(やっと帰れるな。)

青影はふと腕時計で 時間を確認した。

青影

やばっ…

青影

(来てから
2時間か。)

青影

(急いで
事務所に帰ろう。)

~夜猫依頼事務所~ 事務員室

猫船

(青影君、
行ってから
もう2時間経つけど、)

猫船

(大丈夫かな?)

闇桜

復元完了よ。

夜桜猫

おおっ、
ありがとう!

闇桜は手に本を持ち、 手紙に魔法をかけていた。

猫船

それって本?

闇桜

ええ、
魔法書よ。

魔法書とは、 魔法が記載された本であり、 魔力があれば誰でも 使える魔法道具である。

闇桜

昔はよく
出回った物だけど、

闇桜

今じゃ
かなりレア物に
なってるみたいね。

猫船

そうなんだ。

夜桜猫

ねぇ、
ちょっといい?

猫船

なになに?

夜桜猫

読めるようには
なったんだけど、

夜桜猫

新たな問題が…

3人は 手紙を覗き確認する。

夜桜猫

( ˘•ω•˘ )

猫船

うーん??

闇桜

…魔具を受け継ぎ者よ。

闇桜

古き巡る森の
中心部へ向かえ。

闇桜

道は魔具の
まなこが示す。

猫船

古き巡る森??

夜桜猫

ここら辺って
森に名前あるの?

闇桜

昔はあったわね。

闇桜

でも、
巡る森なんて
聞いた事ないわ。

猫船

謎解きかな?

夜桜猫

そうみたいだね。

~~♪

猫船

(あ、昼休みだ。)

事務所内の壁に かけられた時計が 12時になった事を音で知らせる。

夜桜猫

とりあえず、
一旦休憩だね。

闇桜

えぇ、

3人はそれぞれの 席に戻った。

猫船

(弁当、
今日は1人かな。)

猫船

(夜桜は
帰ってきてない。)

猫船

(青影君は
アマリス君の家だし、)

猫船

(夜桜猫は寝る
準備してるし、)

猫船

闇桜は弁当食べる?

闇桜

眠いから寝るわ。

猫船

……。

猫船

(一緒に食べる人
がいない…。)

猫船

(今日、公園に
四葉さんいるかな?)

猫船

(あ、でも
一人で外出は
駄目だったね。)

闇桜

…四葉さん?

猫船

ッ!?

闇桜

誰の事かしら?

猫船

え、えっと…

猫船

(公園で
会った人って
言えない。)

猫船

(寄り道した
事がばれる…)

闇桜

あっ、
眼帯してた
人かしら?

猫船

ッ!?

闇桜

ふふっ♪

猫船

(全部バレてる…)

闇桜

少し起きてたからね。

闇桜

まぁ、行くなら私が
一緒に行くわよ。

猫船

え、

闇桜

桜に取り憑いても
昼寝は出来るわ。

猫船

…いいの?

闇桜

えぇ、

猫船

ありがとう!

猫船

じゃあ、
よろしく!

夜猫🌸依頼事務所~厄災の魔女~

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