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なんか、うん、すっごい感動して、いい話やな。ってしみじみ思って、ちょっと泣きそうだったのに、ビビンバて、天才かよ……(え?)いやぁ、ネタぶっ込んで来るとこも最高!好き!Love💗 自分にとって普通でも、他の人には普通じゃない事の方が多いのかも。って今思った!100人中99人の人が喜ぶことでも、自分にとって嬉しくない事は普通だよね!十人十色って言うし、その中で特別は悪い事じゃないよねぇ!
土下座中
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出すの遅すぎて申し訳ございませんでした!!!!
土下座中
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アテンションっ ٩( ᐛ )( ᐖ )۶
水さんが上で言ったようなことになります (心と体の性が別)
暴力シーンあり
ご本人様との関係は一切ございません 2次元作です
苦手な人は回れ右☆
水
「アイデンティティ宣言」
水
ガタガタと足が震える。
クラスメイトの視線が、この後の反応が
たまらなく怖い。
水
手をついている教卓を見た。
教卓の上には僕の殴り書きで見開きが埋まったノート。
読めないくらいに汚い文字だ。
多分消しゴムも使ってなかったと思う。
涙で滲んでるし。
水
────!!!
水
水
僕は"不思議な子"だったらしい。
水
水
好きな遊びはおままごとかお人形遊び。
水
水
お姉ちゃんからのお下がりも何一つ嫌じゃなかった。
むしろ、可愛いものが貰えるのが嬉しかった。
水
水
木登りや茂み探検は苦手。
だからかは分からないが、男子の輪に上手く入れなくなっていた。
僕はおかしい?
水
目の前にある数々のランドセル。
種類は沢山だが、色はみんな青や黒でぱっとしない。
水
僕はカラフルな方へ歩き出そうとした。
水
僕が向こうに指を指すと、母さんの顔がぴしっと固まった。
水
確かに、僕が指を指した方のランドセルはみんな柄がキラキラしている。
けれどそれの何がいけないのかが分からなかった。
水
水
母さんの意見に納得できなかった僕は父さんに聞いた。
それなのに、どちらも青や黒を選ぶのが"正解"だと言う。
水
パーカーに手を突っ込んで暇そうにしている姉にこっそり聞く。
5歳も離れているし、すごく仲がいい訳でもない。
しかも僕のことを「君」なんて呼んでくる変な姉だ。
だが、今の僕はそんな姉でもいいからとにかく肯定してほしかった。
そう言って姉が指さしたのは男の子用コーナーの隅の方。
明るいベージュ色の少し変わった感じのランドセルだった。
水
僕は女の子用コーナーと姉が指さした方を交互に見る。
水
水
水
水
僕は不自由?
水
水
小学校に進学しても、僕は変わらなかった。
女の子と遊ぶことの方が多いし
買い物で女の子用の物に興味を引かれることも沢山あった。
水
母さんたちの正解は、僕の中の不正解だ。
気にしたら負けだと思った。
パリーンッ
中学一年生春休み初日。
家に食器の割れる音が響き渡った。
水
悲鳴にも近い母さんの叫び声。
目の前の食器の破片の様なものが僕の心に痛いほどに刺さった気がした。
水
「普通」ってなに?
僕の普通がこれなんだ。
スカートを履きたいと思うことなんだよ。
母さんの普通はなんなの?
僕に男の子として生きることを強制することなの?
水
水
水
水
水
「なりたかった」
そう言おうとしたとき、母さんの手が僕の頬に飛んできた。
パシンッッッ
水
頬がじんじんする。
今すぐ逃げて泣きたい。
心に刺さった破片を無理やりでもいいから抜きたい。
母さんから離れたい。
姉がリビングに入ってくる。
割れた食器と、息が上がっている母さん、
頬を押えている僕を見て、半分引き気味だ。
もう一度母さんの手が僕に降りかかる。
勢いと相手の剣幕からみてさっきよりもずつとずっと痛いことがわかった。
水
避けられない。
避けようと思っても体が動かない。
水
パニックになって頭がぐるぐるなる。
すると、寸前のところで母さんの手が止まった。
ドサッ
水
突然崩れて泣き出した。
同時に崩れ落ちそうになった僕を姉が支えてくれる。
水
水
水
ぎゅっと自分の手を強く握る。
言っちゃだめだ。
我慢だ。
スカートの事は話すな。
僕の本能がそう訴えたので、なんとか止まる。
喉の奥まで出ていた本音をぐっと飲み込んだ。
水
「んなわけないだろ」と言わんばかりに片眉をあげる姉。
水
水
水
水
母さんの涙がおさまったのは、それから1日後のことだった。
僕は異端者?
水
水
水
水
春休み中の家の空気は、僕にとって地獄のようだった。
そこから解放されたことには喜べると思う。
だけど...
水
与えられた学ランが、悲しいほどに苦しかった。
水
家の廊下で姉を引き止める。
僕は周りを見て、両親が居ないことを確認した。
水
水
鏡の前でくるくる回っている僕に姉が言う。
水
水
水色のシャツの上に肩紐付きの真っ白のワンピース。
ストンっと落ちてて、動く度にひらひらする。
可愛い。
水
水
水
水
次の休日、ショッピングモールに来た。
今いる場所は女性の服売り場だ。
周りを見ても男性はひと握り...いや、居ないに等しい。
水
水
姉が僕のことを「君」と呼んでくれるのが、なんとなく心地よい。
「くん」でも「ちゃん」でもない。
僕は僕でいいのかな?
水
水
僕の"好き"は?
水
水
持っていたペンを机に置く。
ついに中3。
受験の時期だ。
ちなみに第1希望は姉と同じ高校。
水
実は姉から1つ、提案があった。
「同じ高校に行くなら、制服貸すよ?」
もちろん姉が持っている制服は女の子用、
セーラー服だ。
水
僕が頑張れる理由は、姉からの提案だけで十分だった。
水
水
無事高校に入学できた僕は、提案通りセーラー服を着る事にした。
僕がセーラー服を着ることに対して
父さんは「どちらでもいい」と言ってくれた。
水
母さんに関してはどうしても抵抗があるみたいだった。
できるだけお互い喋らないようにしてるから、あまり問題は無いんだけど...
水
水
水
突然知らない人に喋りかけられたと思ったら、同じ制服の女の子2人組だった。
入学式に居たような居なかったような...
水
もしかして男ってバレた?
そんな考えが僕の頭によぎる。
水
目をぎゅっと瞑っていると、予想外の言葉が飛んできた。
水
2人にずりずり迫られて、裏返った声が出た。
水
2人の友達との学校生活は、想像以上に楽しかった。
一緒に登校して
並んでご飯を食べて
帰りに可愛いお店に寄ったりして
なにより、女の子として接してくれるのがたまらなく嬉しい。
だけど、そんな幸せな時間も一学期間で終わってしまった。
ガララッ
水
転校生を見た瞬間、血の気がひいた。
水
水
水
二学期の始めの日。
さんさんと輝く太陽とは裏腹に
僕の心はどん底に落とされた。
教室に足を踏み入れようとした時、転校生が話しかけてきた。
水
僕は急いで顔を伏せる。
水
水
水
パニックになり相手の口を塞ごうとする。
とりあえず
とりあえずでいいんだ。
お願いだから喋らないで。
パシッッ
「気持ち悪い!!」
僕はダメな存在?
水
ぼーっと廊下を歩いていると、後ろから声をかけられた。
水
水
水
水
資料を押し付けるようにして回れ右して勢いよく走っていった。
水
空き教室に1人。
ここで弁当を食べ始めて、どのくらいだろう。
登校初日に友達になったあの2人は、結局離れていってしまった。
そんなもんだったのだと、怒りさえもわいてこなかった。
水
廊下からさっき話した子の声が聞こえてくる。
友達と話しているっぽい。
「スカート男」
あの日言われた言葉が脳裏を過ぎった。
水
自分と違うものはつくづく嫌いなんだ。
水
お風呂上がり、母とばったり廊下で会った。
水
目が合ったと思うと、なにか言いたそうにしながら小走りで自室へ戻っていく。
水
果たして僕の居場所はどこなのだろう。
水
水
「───....」
「─..!」
「───っ」
水
お風呂から上がって自分の部屋へ行こうとしたとき、母の部屋からなにか呟きが聞こえてきた。
「───...ッ」
「─!!」
母の声なのに母が喋っていないような少し気味悪いような独り言。
つい、ドアに張り付いて聞き耳をたててしまう。
水
「私は普通なのに」
「あの人も普通なのに」
「お姉ちゃんも普通なのに」
「なんでほとけは普通じゃないの?」
水
「あぁ....」
「あの子を産まなければよかったの?」
水
やめて
水
ノートにガリガリと溢れるがままにはき出す。
水
そうしないと、本当に壊れそうだった。
水
水
水
水
水
カコンッ
水
助けて
お願い
誰か
....あ
水
水
勇気を出すんだ。
僕を助けられるのは
水
僕だけだから。
ザワザワ
みんなから飛んでくる「はてな」。
別に罵られているわけじゃないけれど、苦しかった。
水
早く終わらせよう。
水
昨日起きたこと
昨日感じたこと
昨日ノートに書き殴ったこと
全部全部話さないと、僕の"個性"は伝わらない。
水
水
水
やっぱり話せば__
「普通」
水
一言がグサッと刺さる。
僕の中の普通を踏まれた気持ちになる。
水
確かにみんなの普通じゃないかもしれない。
いや、実際普通じゃない。
水
水
水
水
水
あと一言。
あと一言で、僕は満足だ。
ノートの1番最後に書いてある言葉。
水
足が震える。
水
けど言わなきゃ。
おかしくない
不自由じゃない
異端者じゃない
ダメな存在じゃない
水
僕の"アイデンティティ"を
「女の子だから!!!」
土下座中
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土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
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土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
土下座中
(っ'ヮ'c)<バァァァァァァイィィィィィィバァァァァァァイ
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