僕が生まれ変わってから5年程経った
天狐と人間の半妖ということもあって、妖力の暴走を恐れて今まで一度も外に出してもらったことがなかった
だが、自分に退魔の力がある事にはかなり前に気が付いた。
でも…
葛葉
晴輝
保名
保名
晴輝
僕にとっては都合がよかった
だって"行きたい場所"があったから
晴輝
周りには…誰もいない
晴輝
その瞬間、ふわりと風が吹いたと思ったら…
誰もいなかった場所に、人が現れた
白虎
白虎
嗚呼…やっぱり分かってしまうか
晴輝
玄武
青龍
青龍
…そう。僕の家は神社だ。
白虎
晴輝
白虎
晴輝
晴輝
青龍
玄武
白虎
白虎
白虎
白虎
青龍
玄武
青龍
晴輝
それから12年後…
僕はもうすぐで高校生になる
その頃になると、少し変わったことが起きた。
晴輝
白虎
白虎が、懐いたのだ
これには青龍や玄武も驚いた。
懐かれた今では、僕が彼らに対して「さん」付けしたり、敬語使ったりするのを
なんと彼らの方から拒むようになった
僕は、彼らからご先祖様のように敬語は使われないものの…
以前なら触ることすら許されなかったのだから、多分、これは凄い事なんだと思う
昔こそ、「僕の魂を使ってご先祖様を復活させる」という心があったらしいが
今では僕のことを主と、そして家族と認め、守ってくれるようになった。
…てか思ったけど、ご先祖様ってどうやって白虎、懐かせたんだろう…
晴輝
白虎
青龍
玄武
晴輝
白虎
青龍
ガラガラ…
葛葉
白虎
…そして何故か、白虎と母さんはめちゃくちゃ相性がいいのだ
葛葉
葛葉
ぴらっ…と、高校が載ってるチラシのようなものをそこにおいた
葛葉
ガラガラ…
晴輝
…こういう時は、半妖で良かったと思う…
そう………
「百鬼学園」の名前が載っていたのだ
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