テラーノベル
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学パロ ym出てきます bl要素あり 苦手地雷さん回れ右
tk
やり場の失った手を下ろし、 目の前のこいつにいつものように笑いかける
ym
tk
やりづらい、 まぁ、ぼろぼろになった周りを見ればそうなるのも当然か
tk
苦しい
いつもみたいに罵倒しろよ
tk
一人で死ぬこともできない
もういっそのこと、
tk
何も言わずに俺を見つめるymに向かって 俺はゆっくり近づいた
どうせなら、お前に_
目の前に立って、ymの手を握る
ym
tk
もう、覚悟を決める
俺よりも男っぽい手
長い髪も
ピアスも、目も
これで最後、そう思いながら 大好きなこいつのことを見つめる
ふと見上げると、目が合った
いつもとは違う 優しくてどこか悲しそうな目
そんな目を見つめて
tk
視界がぼやける、 ちゃんと、見つめたいのに
手に持っていたナイフを ymにそっと握らせながら
心から笑った
いつぶりだろうか こんなに幸せだと思えたのは
tk
tk
涙があふれて止まらない
ym
優しい目をしたまま俺を見るym
なんだ、こんなに簡単だったんだな
たとえ、これが、俺を止めるための嘘でも これ以上の幸せはない、そう思った
tk
そして、抱きしめるように俺は
ymに持たせたナイフに飛び込んだ
tk
ym
思ってたより、痛くないなぁ
流れ出ていく血がたまらなく愛おしい
ymに刺してもらえるなら幸せか
ごめん、ありがとう
そう口が開くほど動けはしなかった
ぼやける視界に身を任せ、意識を消す
ym
ym
ym
体を揺さぶる、 突き刺さったナイフからあふれる血は 「シ」そのものを歌っていた
闇tk
急にtkが起き上がった
ym
闇tk
その瞬間、そいつは吐血していた
ym
不安そうな表情でymが駆け寄る
闇tk
闇tk
tkの体で笑ってはいるが 痛みは相当なのだろう 表情を隠しきれていなかった
闇tk
ym
その時だった、
ut
ut
息を切らしたutが駆け寄る
ym
ut
ut
ym
ut
闇tk
ym
ym
つい、口に出ていたのか
俺は黙ってうなずいて重くなっていく体を預けた
本当に、人間は不便だな
何もないなんて、捨てたなんて 嘘じゃねぇかよ
全部なくなればいいと思った
俺という人格が生まれたのはいつだっただろう
まだこいつが幼いとき、何も知らなかったとき
別に、いじめがきっかけなんて安いものではなかった
そうか、あの、誕生日の日か
10/20
こいつが中学生になって初めての誕生日
今日はやけにそわそわしていた
tk
中学生にもなって浮かれている そんなのわかってたけど、 母さんのサプライズは毎年楽しみだった
友達
肩を組んでくるのも、 いつもは嫌だけど、今日はうれしいと思った
友達
tk
友達
tk
友達
tk
こんなに浮かれているのも 今日だけは許される、よな?
そして、そのまま放課後になった
闇tk
闇tk
家に着いた 見慣れたドアを開けて部屋に駆け込む
tk
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