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夜明けの空が、うっすらと色づき始めていた
炭治郎は禰󠄀豆子におんぶをしてもらう。
倒れ込んでいる善逸や伊之助、そして宇髄も、皆毒にやられていた。
彼女はすぐに善逸や伊之助に駆け寄ると、その手から炎を放ち、彼らの体に宿る毒を焼き払った。
そして、宇髄のところへ行き、
禰󠄀豆子
ぴょん、と小さく飛び跳ねて禰󠄀豆子が姿を現す。
宇髄
ぼっ🔥
天元の嫁のひとり、須磨が泣き叫んだ。 燃やされているのは天元である。
宇髄
天元自身も混乱していた。
宇髄
皆が目を見開く。
炭治郎
炭治郎が笑うが、すぐに善逸が何かを感じ取る
善逸
炭治郎
• • •
善逸
善逸
伊之助
宇髄
その場に駆けつけた(来るのが遅い)一人の男、蛇柱・伊黒小芭内が舌打ちする。
伊黒
伊黒
スッと伊黒が一瞬でりんねのところまで行く そこには、血に濡れた少女がいた。
善逸
遠くから善逸の叫びが空気を裂く。
数秒の沈黙――そして。
りんね
か細い声が、りんねの唇から漏れた
伊黒は静かに見つめ、呟いた
伊黒
伊黒は、そっぽを向いたまま、ぽつりと一言。
伊黒
伊黒
その言葉に、りんねが微かに笑った。
伊黒
小さく舌打ちし、彼は倒れたままのりんねの隊服の首元をぐっと掴んだ。
りんね
りんね
苦しげな声がもれる。
そうぼそりと呟くと、ため息を一つついて、伊黒はそのままりんねの体を担ぐようにして歩き出し――
伊黒
どさっ、と音を立てて、宇髄たちの元にりんねを“ポイッ”と投げるように戻す。
りんね
宇髄の嫁が叫び、慌てて受け止めた。
りんね
りんねが唸るように呟き、なんとか目を開ける
禰󠄀豆子がすぐさま近寄り、再び炎を灯す
赤く燃える優しい炎が、りんねの体を包み、ゆっくりと傷を癒していく。
りんね
りんね
その声に、宇髄は少し笑って肩を揺らした
宇髄
宇髄
伊黒はふい、と顔を背けた
宇髄
伊黒
伊黒
伊黒
宇髄
宇髄
宇髄
ニヤッとしながら言う
宇髄
伊黒
りんねに指を指しながら言う
伊黒
りんね
りんね
宇髄
• • •
善逸
善逸
りんね
微笑みながら言う
炭治郎が4人(伊之助、善逸、禰󠄀豆子)を抱きしめていたところにりんねも引っ張られる
りんね
善逸
炭治郎
禰󠄀豆子
炭治郎
りんね
禰󠄀豆子の頭のわしゃわしゃ撫でながら言う
4人の泣き声が暗い夜空に響いていた
•
•
•
まぶたの裏に、うっすらと光が差し込んでいる。
りんね
りんねがうっすらと目を開けると、隣で同じようにまぶたを震わせている少年の姿があった。
りんね
炭治郎
2人は同時に目を覚まし、顔を見合わせる
炭治郎
思わずそう口に出したとき、部屋の扉が開き、花瓶を落としたような音がした
カナヲ
カナヲ
目の前には、涙ぐむカナヲの顔
その直後——。
カステラを両手に抱えた後藤さんが飛び込んできて叫んだ。
後藤さん
後藤さん
りんね
カナヲ
りんねは目を丸くして呟く。
りんね
後藤さん
そう言いながらも、後藤の顔はぐしゃぐしゃに歪んでいた。
その後ろから洗濯物が絡まりながらも駆けてきたアオイが、りんねに向かって手を握る。
アオイ
号泣しながらそう言う
• • •
りんね
アオイ
炭治郎
そのままぽつりと呟く
炭治郎
りんね
・ ・ ・
後藤さん
伊之助
伊之助
りんね
炭治郎
上から降りきて、炭治郎のベッドに飛び乗る
伊之助
りんね
炭治郎
りんね
伊之助
伊之助
伊之助
炭治郎を指差して叫ぶ
伊之助
次はりんねを指差して叫ぶ
伊之助
•
•
•
伊之助
アオイ
カナヲ
カナヲ
りんね
炭治郎
コメント
5件
生きててよかったよぉーーーー! りんねちゃああああああん!
りんねちゃん...生きてて良かったあぁぁぁぁ😭