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ぎゅってして

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ぎゅってして

1 - 【BL】ぎゅってして 1話

♥

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2020年08月22日

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♪♪♪

誰もいない教室で ついつい口ずさんでしまう

俺は音楽を聴くのが好きだ

放課後の教室の窓辺で聴く音楽程 気分に浸れる事は無いと思う。

なんか俺今エモくね??

ガラガラ

千里

っと...

誰か教室に入ってきた。 邪魔しないでくれ

千里

なーにしてんの?

千里

「ん」じゃなくて、なーにしてんの?

音楽聴いてるの

千里

へぇ〜

コイツは確か斜め前の席の 白石だったっけ

面識はあったが全然話した事が無かった

いつもは陽キャとワイワイしてるのに 何で俺に話しかけるんだろ

千里

ちょっと聴かせてみ

は?!

白石は俺が付けていたイヤホンの左の方を勝手に取り自分の耳に付ける

千里

え、この曲知っとるん?!!

まぁ、結構好き

千里

すげぇ、俺も好きだよこの曲

おー

千里

めっちゃ音質いいやんこのイヤホン

で、何しに来たん

千里

羚くんの音楽聴きに来た

アホか

千里

忘れ物

なるほど

千里

めっちゃ適当にあしらうやん

千里

どーしたの、なんかあった?

現在進行形で起こってる

千里

それはどうしようもないね

...ムカつく

千里

ねーね、一緒に帰ろうよ〜

やだ

千里

なんで?同じ趣味してんじゃん

なんかやだ

ちょっ!!

白石は俺が手に持っていたスマホを 奪って、手高々に掲げる なんだこいつ

千里

これで一緒に帰れるな

千里

ねー、ウチおいでよ

は?初めて話す奴の家に行けるかよ

千里

ギターとかドラムとか楽器いっぱいあるよ

え?!!

まじ?!!

千里

羚くんにならギター弾かせたり
ドラム叩かせたりさせてもいいかな〜

えっ、行く!!

ウチは家族が楽器とか、音楽とか 全然興味無いから ギターとか持ってない

バイトで金貯めて 色々買おうと思ったけど 賃貸で音が響くとか意味分かんない事 言われて買わせて貰えないんだ

千里

よしきた、おいで

...我ながらにチョロいと思う

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