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- THE BOYZ 〜編 -

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- THE BOYZ 〜編 -

3 - 毎日来る、芸能人。 長編

♥

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2021年05月24日

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- 紹介 -

・名前:そん・○○ ・年齢:24歳 ・役割:主人公 ・性格:おとなしい

・名前:きむ・よんふん ・年齢:23歳 ・役割:○○が働く店に通う人/アイドル ・性格:子供っぽい

- お店 -

🍞よんふん.

ねぇ、ぬなぁ!

愛おしい声が、 私を呼ぶ。

会計をしている時、 必ず、 話しかけてくる人。

その名も、きむ・よんふん。

『THE BOYZ』という アイドルグループに 所属していて、

ビジュアル3人組 と呼ばれている、 『バミューダ』の1人だ。

彼が初めて、 この店に来た時は、

後ろに倒れそうになるほど、 輝いていて。

それに、 画面越しで見ていた人とは 大違いで。

見惚れてしまった。

今日も、 甘い声で、 話しかけてくる。

○○.

何?

🍞よんふん.

手のそれ、何?

○○.

・・・え?

どれのことかわからず、 腕を捲る。

○○.

どのこと??

と聞くと、

🍞よんふん.

・・・え、。

そう言い、 驚いた反応を見せる。

 

○○.

ん?どうした??

🍞よんふん.

・・・それ、。

○○.

指を指したのは、 私の、肘あたり。

ハッとなり、急いで、 捲っていた服を、直す。

○○.

み、見ないでよ!!

🍞よんふん.

・・・だって、見えたんだもん。。

🍞よんふん.

それ、なんだったの??

○○.

・・・ただ、打っただけ、。

打ったなんて、嘘。

私は、 この店の店長、 ゆんなに、

暴力を受けている。

理由は、 『よんふなと話してるから』 とか、

『私のよんふなだから、 近寄ってほしくない』 という理由。

理不尽すぎて、 びっくりした。

本当に、 この店を辞めよう と思うくらい

きつかった時も あったけど、

後ろ姿だけでも 癒されるよんふなを、

少しでも、 見ていたいと思い、

今、やめずに、 頑張っている。

🍞よんふん.

そうには見えないけど??

○○.

・・・そうだってば、。

○○.

帰って、よんふな。

○○.

もう、2度と私に近寄らないで・・・

このことを、 よんふなに 知られることが、

私にとって、 1番嫌だった。

でも、よんふなは、

私を気遣って、 言ってくれたのに・・・

🍞よんふん.

・・・

よんふなは、 悲しそうな顔をして、

店を出て行った。

すると——

ゆんな.

ねぇ、○○さん。

ゆんな.

ちょっと、いい?

そう、言われる。

私は、 殴られる 覚悟を持って、

『はい』 と返事をした。

- 休室 -

ゆんな.

ねぇ、まさか、

ゆんな.

あんた、私にこういうことされてるって、
よんふなに言った??

○○.

・・・いいえ、。

ゆんな.

じゃあ、なんであんなに
態度悪かったのよ。

○○.

・・・

ゆんな.

お客様にあんな態度するとか、

ゆんな.

ここのお店の評判、
下がるじゃない!

そう言って、 殴りかかってくる。

殴られるのを、 緊張しながら、 待っていると・・・

いつまでも、 殴ってこようとせず、

目の前に、 人影を感じる。

恐る恐る、 目を開くと、 そこには・・・

愛おしい背中。

見覚えのある、 髪の形。

さっきも見たような、服装。

そんな人が、 私を、庇ってくれた。

ゆんな.

なっ・・・!

??

何してるんですか。

そう、低い声が、

真剣に先輩に言う。

ゆんな.

え、な、なんで・・・

ゆんな.

ここは、店に関わりのある人しか
入っちゃダメなのよ!?

??

・・・関わり、ありますけど??

ゆんな.

・・・え?

??

いつも来てます、ここのお店に。

ゆんな.

そ、それだけじゃ、
中には入れないわよ・・・!

??

・・・ここのお店を作った
人の、息子です。

○○.

え、?

ゆんな.

う、うそ・・・

??

あなたが殴ろうとした、罰ですよ。

??

今すぐ、ここをやめるか、

??

ぬなを、他の店に
転勤させてあげてください。

??

・・・じゃないと、通報しますよ?

ゆんな.

・・・わ、わかったわよ、。

ゆんな.

○○さんを、転勤させるから・・・

??

・・・それなら、良かった😊

ゆんな.

ふっ、ふん!

そう言い、 先輩は、 この部屋を後にした。

??

ぬな、怪我ない??

そう言って、 振り向いてきたのは・・・

やっぱり、 よんふなだった。

○○.

よ、よんふな・・・

🍞よんふん.

さっき、帰ろうとしたら、

🍞よんふん.

店員さんらしき人が、
ぬなを呼び出してたから。

🍞よんふん.

もしかしたらって思って、
ドアに耳を当ててたの。

🍞よんふん.

そしたら、ぬなが
殴られそうな感じがして。

🍞よんふん.

いつのまにか、
ぬなを庇ってた。

○○.

そっか・・・。

○○.

本当にごめんね、よんふな・・・

○○.

さっきも、乱暴に、
よんふなのこと扱っちゃったし、

○○.

それに、転勤みたいな
羽目になっちゃって・・・

🍞よんふん.

・・・別に、いいよ?

🍞よんふん.

僕は、ぬなが、
心の底から笑ってる姿が見たいもん。

○○.

・・・え?

🍞よんふん.

ぬなが、お客さんに
見せる笑顔は、

🍞よんふん.

いつも、心の底から、
喜んでいる笑顔で。

🍞よんふん.

いつも、
『明日も、あの笑顔が見たい。』って、

🍞よんふん.

思うようになったんだ。

○○.

・・・

🍞よんふん.

ぬな、好き。

🍞よんふん.

これから、転勤して、
会えなくなっちゃう代わりに、

🍞よんふん.

僕と付き合ってくれませんか?

そう言って、 お辞儀をするような よんふなが、

とてもキラキラ しているように見えて、

また、 見惚れてしまう。

神様。

もう、本心を 伝えていいですよね?

この人とは、 違う世界線って、

思わなくていいですよね?

○○.

・・・もちろん😊

涙が、 頬を伝う前に、

よんふなに、 抱きつく。

🍞よんふん.

・・・え、ほんとに!?

○○.

うん!

🍞よんふん.

・・・よかったぁぁぁ😭

そう、 子犬のような声でいい、

強く強く 抱きしめてくれる よんふなが、

愛おしくて。

『あぁ、私って、 幸せだな』 と思い、

幸せを、 噛み締めていた。

- 毎日来る、芸能人。 長編 -

- END -

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