【11月11日】
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
ノノ
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
ノノ
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
ノノ
ノノ
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
ベリト
ノノ
ノノ
タナキエル
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
二人は頷く。
氷野 夕姫
タナキエル
ノノ
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
ノノ
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
・
・
本当に
それからもずっと
二人は私の側に居てくれた。
・
・
同僚の男性
同僚の男性
同僚の男性
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
同僚の男性
・
・
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
ベリト
タナキエル
・
・
結局、
結婚はしなかった。
ベリトさん以外の人を
愛せるわけなんて無いし。
私にはタナキエルさんも
ノノちゃんもいたし、
独身でも寂しくなかったから。
・
・
あれから
一度もベリトさんは現れてくれなかったけど。
タナキエルさん曰く、
心残りが無くなったのだろうとのことだった。
そんなことなら
好きだなんて伝えなきゃよかった。
なんて思うけど、
伝えなかったらもっと後悔していたと思う。
だから、
あれはあれでよかったんだと思うことにした。
・
・
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野 夕姫
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
氷野 夕姫
タナキエル
タナキエル
ノノ
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
ノノ
タナキエル
・
みんなと過ごす時間は、
何物にも代えがたいぐらい
楽しくて
充実していた。
私も悪魔になってしまいたいほど、
ずっとこの時間が続けばいいと思った。
・
ゆっくりと
終わりに向かって歩いている。
人は産まれた時から
終わりが決まっていて、
抗うことは出来ない。
あのときああすればよかった。
こうすればよかった。
そう、
もっと後悔が募るかと思っていた。
でも、
不思議と後悔は無かった。
・
・
”検査の結果は、膵臓がんです”
”ステージはⅣです”
・
・
もっと、驚くかと思った。
だけど、すんなりと受け入れている自分がいた。
自分の代わりに妹と兄が泣いてくれて、
死なないでと言ってくれたことが嬉しかった。
兄弟三人で過ごす日々は、
穏やかで楽しくて、
幸せだった。
時々、タナキエルさんが来て料理を振る舞ってくれたり、
ノノちゃんが来てたくさん笑わせてくれたり…。
兄も妹も楽しそうだった。
すっかり年老いたベリトさんは
いつも窓辺で日向ぼっこしていた。
・
ノノ
ノノちゃんはそう言ってくれた。
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
痩せ細った手を握りしめ、
目に涙を浮かべながら、
精一杯の笑顔を浮かべて
ノノちゃんはそう言ってくれた。
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
それが本音だった。
大好きな兄や妹とのお別れ。
タナキエルさんやノノちゃんとも…。
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
タナキエル
ノノ
ノノ
タナキエル
氷野 夕姫
ノノ
ノノ
ノノ
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
タナキエル
タナキエル
氷野 夕姫
ノノ
タナキエル
タナキエル
ノノ
氷野 夕姫
氷野 夕姫
氷野 夕姫
タナキエル
タナキエル
ベリト
タナキエル
氷野 夕姫
氷野 夕姫
ノノ
ベリト
タナキエル
・
・
大好きな人たちに囲まれて
私は
本当に
最後の最期まで
幸せな人生だった。
枕元で私の顔を見つめる
真っ黒な猫。
その眼差しは優しかった。
・
氷野 夕姫
氷野 夕姫
・
氷野 夕姫
・
・
・
足元にしゃがみ込んで
泣きじゃくるノノの頭を
タナキエルは撫でる。
タナキエル
タナキエル
タナキエル
ノノ
タナキエル
タナキエル
ノノ
タナキエル
ノノ
ノノは涙を拭って
立ち上がる。
二人の前にいる死神は少々困惑しながらも、
しっかりとその手に
氷野夕姫の魂を持っていた。
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
タナキエル
タナキエル
そう
死神の手にはもう一つ小さな魂があった。
どちらも暖かな光を纏う
穢れなき魂。
死神はしっかりと頷いて見せた。
真っ黒な翼を広げ
一直線に夜空へと飛び立っていく。
その姿は次第に小さくなり、
そして、見えなくなった。
ノノ
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
タナキエル
ノノ
タナキエル
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
タナキエル
ノノ
ノノ
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
ノノ
タナキエル
ノノ
・
・
背後から声がして振り返る。
差し伸べられた手を
迷うことなく握り締める。
互いに見つめ合い、
ふと笑みが零れる。
そして、
二人は
暖かな光り溢れる向こう側へと
旅立って行った。
・
・
END
コメント
5件