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抹茶
29
#カンヒュ
いちごマシュマロ🍓
1,727
コツ……… コツ………
広くどこまでも続く廊下に一つの足音が響く
そこには大柄な男の影が伸びていた
ソ連
ぼそぼそと小言を呟きながら指先をこねこねとし、落ち着かない様子で会議室へと小さく足を進める
正直、今日はゆっくり何事もなく過ごせると思っていたんだけど、緊急で会議をすることになってしまった
ソ連
はぁ、と小さなため息をついた瞬間
前方から、一国がЯの真横を横切った
彼は体のサイズに合っていない大きく真っ黒なマントを靡かせて、真っ赤な瞳でЯを一瞥した
ソ連
Яよりもずっと小さな体の国は、黒く十字架の紋章がついた軍帽のつばを深く被り直し、すぐにЯが進む方向とは逆方向に、足を素早く進めていった
Яは彼に見惚れるように足を止めて、彼の小さな背中を見つめていた
彼の姿が、建物の影に吸い込まれるように消えた時
止まっていた呼吸が一気に解けた
自分の胸に手を添えて、 彼が進んでいった道をじっと眺めた
ドクッ、
ドクッ、
自分の頬に熱が集まってくるのを感じながら、落ち着かない鼓動をぎゅっと抑えた
ソ連
再び、会議室へ続く道を歩き直した
脳裏では、先ほどの小さな国のことが頭から離れなかった
しっかりした意志を持つ真っ赤な目。
小さいながら、胸を張って歩く様子。
考えれば、考えるほど、あの数秒間の時間が愛おしく感じてくる
脳内に焼きついた、あの数秒間だけの時間を……
これが、
これが
ソ連
コメント
1件
この2話、めちゃくちゃ好み……!「すれ違いざまの一瞬で恋に落ちる」って古典的だけど、ソ連の「なんでこんなにどきどきするんだろう」って戸惑いながらも脳裏から離れない感じが繊細で美しい。足音と鼓動だけが響く静けさの中に、一気に色がつく瞬間の描き方が鮮やかだわ。国同士の恋って設定の異色さも気になるし、真っ赤な瞳の小さな国が誰なのか早く知りたい🔥