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氷と太陽

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氷と太陽

4 - 立ち上がれ、振り返るな

♥

300

2024年03月22日

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美愛

(ごめん、ごめんね)

あの日、あの時、あの瞬間

私達は、負けた

全員が倒れ、動かない

1番消耗した沙羅の巫女はもちろん

太陽の神の使いも

風の神の使いも

大地の神の使いも

月の神の使いも

星の神の使いも

空の神の使いも

雪の神の使いも

神の使いが揃いも揃って

全員、倒れた

この場にいない夢の神の使いはどうなったのだろうか?

彼女だけでも、生きているのだろうか?

目がとにかく重くなってきて

思考すらまともに回らなくなる

最期見たのは

火の神の使いの体質故に

まだ死んでいない火の神の使いと

何故あれを受けても立っているのか分からない吸血姫

それだけ、だった

美愛

(ごめんね、ごめんね)

美愛

(誰よりも頑張った君より先に死んでしまう)

美愛

(誰よりも救われるべきだった君より先に)

美愛

(どうか、どうか)

美愛

(来世が、あるのなら)

美愛

(彼女に)

美愛

(迷惑を)

美愛

(かけないように……)

美愛

(生きれますように…)

そう、あの日、あの時、あの瞬間

全員、死んだはずだった

それが、現実だと思った

悪夢にしては、出来すぎてる

だって、これはまるで…

あの頃に、そのまま戻ったみたいだから

美愛

ふう……ま……?

美愛

どうして……?

美愛

だって……あの時……皆……

風魔

……そう、ですね

風魔

あの瞬間、死んだはず

風魔

……俺も、そう思ってますよ

風魔

……お久しぶりですね

風魔

美愛様

美愛

……そう、だね

美愛

久しぶり、風魔

美愛

また会えるとは思ってたけど

美愛

まさかこんなに早く再開出来るとは思ってなかったよ

風魔

……美愛様

風魔

こちらの方は……

美愛

……ん?あ、あぁ

美愛

こっちは仁詠

美愛

んでそっちが沙優門

仁詠

初めまして、仁詠と申します

沙優門

……こんにちは

風魔

……ふむ

風魔

……美愛様

風魔

これは、どういった状況ですか?

風魔

そちらの仁詠さんに関してなのですが

美愛

あぁ、うん、分かった

美愛

言いたいことは分かったから

美愛

とりあえず、一旦話を聞いて

風魔

……分かりました

美愛

さて、改めて

美愛

仁詠

仁詠

……はい

美愛

ここ、沙羅家の3代目巫女になって欲しい

美愛

そして、沙優門

沙優門

……え?

美愛

さっきからだんまりしてるけど

美愛

君にも役割はあるからね?

沙優門

え、え…?

美愛

君には、太陽の神の使いの血が入ってる

美愛

その力を、後々現れる4代目巫女に渡して欲しい

沙優門

……え?

風魔

……美愛様

風魔

話が飛躍しすぎてます

風魔

ほら、困惑されてますよ

美愛

そういう風魔は、分かるの?

風魔

えぇ、もちろんです

風魔

そのために俺は、ここに居るので
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