大好きな親友へ。

星ヶ丘高校。 この学園では有名な3人がいる。

廊下を歩くだけで生徒達がざわめき、噂され、歓声を浴びた。

その3人はというと……

口調も性格も見た目も全く違うが、気が合うのかいつも一緒にいる。

「親友」 3人ともお互いにそう思っていた。

ある事件が起きるまでは。

ガタッ

綾香が椅子から立ち上がった

ガラガラ…ダンッ！

それを聞いた瞬間、綾香の眉がぴくりと動いた。

と言って足早に綾香は歩いていく

と、二人は追いかけていった

でも、私と美希ちゃんと知ってるよ。

いっつもクールだけど 本当は負けず嫌いで努力家なこと。

それから綾香は今まで以上にテスト勉強を頑張ってた。

綾香は誰よりも頭が良いから私達はただ見守ることくらいしか出来なかったけど。

そして訪れた木曜日。

玄関口付近の掲示板に張り出されれるとのことで綾香はすぐに向かった。

私と美希もすぐに追いかけたんだけど……

掲示板の前で立ち尽くしている綾香を見て私と美希は嫌な予感がして顔を見合わせた。

1位 坂英介 796点 2位 理知宮綾香 794点

こんなに落ち込んでいる綾香を見たのは初めて、いや久々で、なんて声をかけたら良いか分からなかった

その時

綾香は立ち去ろうとした。でも

振り返らないまま、綾香はそう言う

ただそれだけ呟いて、綾香はそのまま歩いて行った。

と言いながら英介も逆方向に歩いていった

それから数日後…

あれから元気を取り戻したみたい。

でも

坂君を副生徒会長に指名したらしい

あの綾香が頬を赤らめている

どうやら綾香は

恋したらしい。