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続き待ってます!
続ききになる!
会いに来てくれたって.......勘違いしてもいいのかな?
そんなことを思いながら、私は人だかりが出来ている勇太へと1歩ずつ進んでいく。
勇太はどんな目で私を見るんだろう…
あんな酷いことされても…まだ好きだなんて…
おかしいよね.......
〇〇
周囲に響き渡っていた黄色い歓声が、甲高い声へと変わっていく.......
〇〇
もう何も信じたくない.......見たくない.......
大勢の人だかりのなかに勇太と上條さんの姿が.......
〇〇
わざわざこんなところまで見せつけに来なくてもいいじゃん…
私が勇太のこと忘れられないのバレてるのかな…
一方通行に思ってるだけでも.......ダメなのかな?
そんなに嫌になって欲しいんだったら.......
こんな回りくどいことなんてしなくても良かったんじゃないの?
言葉にして伝えて欲しかったよ…
私…そんなに物分かり悪くないよ?
ぼーっと眺めていた人に終点を合わせると、ついに勇太と目が合ってしまった。
久しぶりなせいか、ちゃんと目を合わせられず動揺を隠しきれない.......
それなのに、勇太の目はとても真っ直ぐで..............
ついこの間まで上條さんと距離が遠いどころか、今なんてもう2人の隙間すら入れない.......
"バイバイ"
グッと気持ちを堪え、そう心の中で呟いた。
もう忘れよう
たくさんの思い出や楽しかったことも
最初っから私と勇太はアイドルとメイクさん
それだけの関係だったんだ.......
〇〇
真っ直ぐ家に向かった。
私は家に帰った勢いで、勇太とのたくさんの思い出を片付け出した。
〇〇
ひとつため息を着く。
〇〇
勇太の家にある私のものは全部捨てられたのかな?
〇〇
分かりきっていることを自問自答している時だった。
ブーブーッ.......
〇〇
鳴り止まない携帯を手に表示を見ると.......
〇〇
画面には、"勇太"と書かれてある。
突然のことすぎて頭が追いつけなかった。
〇〇
すると、また私の手の中で携帯が震える。
〇〇
私は深呼吸して、電話に出た。
〇〇
勇太
久しぶりの勇太の声.......とても安心する。
勇太
〇〇
勇太
〇〇
勇太
会いたい?なんで.......
勇太
とても低くて真面目な声….......でも
〇〇
勇太
勇太
〇〇
勇太
〇〇
勇太
勇太
勇太
〇〇
〇〇
勇太
〇〇
プーップーッ
そのまま通話は終了した。
〇〇
たくさん傷ついて勇太との思い出を消す覚悟を決めた私の胸は
勇太に会えるかもしれないという喜びで胸が高なってしまった.......
続く