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今までのことは全て夢。

そう思って眠りについた。

今まで通り朝起きてみんなと挨拶を交わしてお手伝いをする。

無一郎くんたちも帰ってきてくれたし寂しくない。 幸せな気持ちだった。

唯乃

唯乃

ここどこ…?

唯乃

そうだ…童磨がきて…

童磨

やぁ…目が覚めたのかい♡

童磨

眠ってる君も愛おしくてたまらなかったけど

童磨

起きていても可愛いのは昔から変わらないね…

唯乃

童磨…、

唯乃

ここは、どこなの…?

童磨

決まってるじゃないかぁ…

童磨

これから俺達が一緒にいるところだよ…♡

唯乃

だめ…、

唯乃

もう…あの頃とは違うの、

童磨

違わないよ。君は弱くて優しくて……俺が守らなきゃいけない存在だ

唯乃

唯乃は部屋の隅の布団に座り、ぼんやりと外を見つめていた。

童磨は反対側で胡座をかき、湯気の立つ茶碗を差し出す

童磨

飲みなよ。あったまるよぉ

唯乃

毒でも入れたの…?

童磨

ひどいなぁ。俺はは君を喰ったこともないし、これからもそのつもりはないよ

その言葉に胸がざわつく。 信用なんてできないはずなのに、昔と同じ柔らかな声色が耳に残る

会いたかったはずなのに…ここにいてはいけないとわかっている

唯乃

ねぇ…なんで私をここに連れてきたの?

童磨

簡単だよ…

童磨

君がいないとつまらないんだ。信者も大人も、みんな退屈でね。

童磨

君だけが……俺の世界をちゃんと見てくれる

童磨は笑いながらも、視線だけは鋭く唯乃を捕らえて離さない。 その目に射すくめられ、逃げるという選択肢が遠ざかっていく

童磨

唯乃ちゃん怖がらないで…一生命をかけて君のことを守るよ。

in蝶屋敷

アオイ

唯乃
起きてください!

ーーーーーー

アオイ

あれ…?もう起きてたのかな…?

アオイがどこを探し回っても 誰に聞いても 唯乃の姿は見つからなかった

しのぶ

今までこんなことありませんでしたが…

炭治郎

…(何だこのツンとした匂い…)

炭治郎

(消えかかっているが微かにする…間違いない…)

炭治郎

あの、しのぶさん、

炭治郎

鬼の匂いが…

炭治郎

微かに残っていませんか…?

しのぶ

私は鼻が利くわけではないので気づきませんでしたが…炭治郎さんが言うなら信じます。

しのぶ

どこかに行っているだけならいいのですが。

しのぶ

今から最悪の事態を言います。

唯乃が 私の最愛の姉を殺した… "上弦の弍"に連れ去られた可能性があります。

炭治郎

…、!?

アオイ

しのぶ

これは最悪の可能性なので分かりませんが。

しのぶ

しばらく待ってみましょう。

しのぶ

殺される心配はまず無いでしょう。

しのぶ

そこは唯乃を信頼しています。

アオイ

…早く…帰ってきてね。

最初は警戒していたはずだった。 茶を出されても口をつけず、会話も必要最低限。

しかし、閉ざされた山奥の暮らしは、時間が経つごとに唯乃の心を少しずつ変えていった

しのぶ

1週間経っても唯乃が帰ってこない。これは

しのぶ

私が言った最悪の事態です。

しのぶ

私も今すぐ助けに行きたい気持ちで山々ですが。

しのぶ

すぐに行く訳には行きません。

しのぶ

この事は御館様、柱の皆さんにも報告してから指示を待って慎重に行動していきます。

善逸

炭治郎。ほんとに唯乃ちゃん居なくなっちゃったのかよ…

善逸

この前まで沢山喋って仲良くなれたのに…

炭治郎

大丈夫だ。きっと戻ってくる。

伊之助

クッソ…すぐに行けないとか…どんだけ強いんだよ…

ある夜、童磨が部屋に入ってきたとき、唯乃は布団から顔だけ出して呟いた

唯乃

さむい…、

童磨

ん?

童磨

あぁ、今日は冷えるもんねぇ、

童磨は笑いながら自分の羽織を外し、唯乃の肩に掛けた。 羽織はほんのりと香の匂いがして、胸の奥が妙に落ち着いた

唯乃

ありがとう…

童磨

おや、素直じゃないかぁ

からかうような声に、むっとしながらも羽織を手放さない自分がいた

それからというもの、唯乃は少しずつ童磨に頼るようになっていった。

唯乃

どうま、、これ開かない、

童磨

はいはい、貸してごらん♡

唯乃

どうまー、、あそこ届かない…

童磨

まったく…しょうがないなぁ

日が経つにつれてそんな会話が当たり前になっていく。

唯乃

ゴホッゴホッ

唯乃

(咳ひどい…久しぶりに症状出てきちゃった。)

夜、咳き込んで目を覚ましたときも、童磨はすぐに駆けつけて背中をさすってくれた。

童磨

無理しないで…俺がいるから大丈夫…

その声を聞くと、不安も怖さも少しだけ和らいだ。

唯乃

…ここにいると、楽かも

童磨

そうだろう? だから言ったじゃない。君は俺のところが一番いいって

その夜、唯乃は童磨の肩にもたれて、外を眺めながらうとうとしてしまった。 夢と現実の境目が曖昧になり、蝶屋敷の仲間たちの顔も、遠い記憶の中に沈んでいった

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