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金星

ロボット…

助けを求める少女

そいつよ!!

助けを求める少女

そいつが私を誘拐したの!!!

助けを求める少女

それで…

パパと離れ離れになって…

金星

えっ?

幻影

金星

いや、そんなまさか…

静かに…ロボットを凝視する

金星

((俺はコイツを知らないわけではない))

金星

((コイツは確か…))

金星

((No.610番目の!))

No.610

[写真]

名前 : ロボット 出身地 : 牢獄

特徴 ・ゲームが大好き ・脆い ・"オヤオヤ"が口癖

装備 : 高性能スプリッターガン 年齢 : 1年と6ヶ月

※写真には、人型のロボットが1台だけ写っている。

金星

((そうモンスター図鑑に記載されていたと思うが…))

金星

((あれ?モンスター図鑑?))

金星

無い?

ロボット

オヤオヤ、アナタノモチモノハ

ロボット

アソコニアリマス

ロボットの指し示す方を見ると、俺の私物が全品置かれていた。

金星

今すぐに返せよ

金星

それとここから早く出せ

静かなる蒼い闘志を篭らせた声で、ロボットを脅した。

ロボット

オヤオヤ、ナニヲソンナニオコッテイル

ロボット

コレカラハジメルゲームヲオエレバ

ロボット

ブジニオマエハカイホウシマスシ

ロボット

ニモツモスベテオマエニカエシマショウ

金星

ゲーム?

ロボット

ハイ

ロボット

ソレデハゲームノセツメイヲハジメル

おいおい、と言いたくなるところを我慢し…

このロボットの言う事に耳を傾けようと決心した。

それに…こいつを呼び止めたところでどうにもならなさそうだし

ウィーン(謎の装置が上昇する音)

金星

5つのボタン?

[水] [天井] [熱風] [開錠] [緊急停止]とそれぞれ書かれたボタンが俺の目の前にあらわれた。

ロボット

ソレト

ロボット

オマエノミギテダケカイホウシマショウ

ガチャリ

右手が自由になった。

ロボット

サテ、バメンハトトノッタ

ロボット

イマカラゲームノルールノセツメイニウツル

ロボット

ソノ[水]トカカレタボタンヲオスト

ロボット

"水が降り注ぐ"

ロボット

[天井]トカカレタボタンヲオスト

ロボット

"牢屋側の天井の仕掛けが動く"

ロボット

[熱風]トカカレタボタンヲオスト

ロボット

"熱風が吹き付ける"

ロボット

[開錠]トカカレタボタンヲオスト

ロボット

"牢屋の扉が開く"

ロボット

[緊急停止]トカカレタボタンヲオスト

ロボット

"実行中の操作を直ちに停止させることができる"

金星

………なるほどな

ロボット

マダセツメイガアル

ロボット

[開錠]ボタンヲオスト

オマエガシヌ

金星

助けを求める少女

…っ

金星

それで、このゲームのクリア条件は?

ロボット

ソンナモノハナイ

ロボット

アトハスキにシロ

金星

いや、それはありえないだろ

金星

どんなゲームにもクリア条件とか、負ける条件とかある筈だし

ロボット

ンナノシルカ

ロボット

セツメイハタシカニオエタ

ロボット

アトハオマエノスキニスレバイイ

ロボット

"ゲームヲオエレバイイダケダ"

金星

その"終える"ってどうすればそうなるんだよ!

ロボット

シラン

ロボット

モウコタエン

ロボット

スリープモードニイコウ、スリープモードニイコウ

金星

おい!おいっ!

ロボット

…………

ロボットはそれきり、一切反応を示さなくなった。

金星

無視かよ

金星

金星

((どうすれば…))

金星

((ピンクの部屋でゲットした紙に書いてあった"残酷な牢屋"ってこれのことを言ってるのか?))

金星

((だとして、この状況を打破できる情報なんて書かれていなかったはずだし…))

金星

((わっかんねえ))

助けを求める少女

ねぇ…[水]ボタンを押してくれない?

助けを求める少女

私…ここに閉じ込められてから今まで何も口にしてなくて…

助けを求める少女

水が…欲しいの…

金星

…分かった

カトン

金星

…ん?

ジャバババザザザ

助けを求める少女

え…

固定された左手に天井からほんの数秒間だけ水が降ってきた

金星

うっわ!

金星

水が降り注ぐって、こっち側にかよ!

パクパクパクパクパクパク

金星

ん?何だ…左手が

ジュゥワァアアア…

助けを求める少女

っ!!

金星

っがはぁ!

左手がトクトクと溶け出した

男は発狂した

金星

"この水は"!!

"あの森の泉の"!!

金星

ぅぐ!!

金星

ぁ…

指が動かせない…

ああ…もうそんなもの無いからか

男は歯軋りをし、痛みに耐えていた。

金星

((あのクソロボットは"水が降り注ぐ"とだけしか言ってなかった))

金星

((だから…間違ってはいないのか…))

って納得いくわけ無えだろクソがふざけんな

金星

だから…ハァ

助けを求める少女

あの…すみません

助けを求める少女

私が言ったばっかりに…

金星

ゑ?

金星

ぁあ…もういいよ…ハァ

金星

気にすんな

金星

少し黙っててくれ

金星

今、考えてんだ

助けを求める少女

…はぃ

金星

[熱風]もアウトっぽい…

金星

だから…[熱風]ボタンは除外して…

金星

残りは…

[天井]と[開錠]と[緊急停止]か

金星

[開錠]を押すと牢屋の扉は開くけど、俺が死ぬから無しだ

金星

[緊急停止]も無いみたいなものだし、無しだ

金星

残りは[天井]しか残らない

金星

((…これがダメだと他の方法を探さなくちゃならないが))

カトン

ズゴゴゴ…

助けを求める少女

ッ!(上を見ながら)

牢屋側の天井が下がり始めた。

金星

((ぁ…下がってる))

男はそんなことを思いながら、ただじっと見ていた。

助けを求める少女

お願い!!このままじゃ押しつぶされちゃう!!

助けを求める少女

早く停止ボタンを押してください!!

金星

((これ、このまま続けたらどうなるのかな))

男には女の声が届いていないようだ

金星

((まだ、戻れるのかな))

カトン

ズゴゴゴ…

[緊急停止]ボタンが押されたことにより、牢屋側の天井が上がり、元通りになった。

金星

((ぁあ…戻るのか))

わかったよ

先に進むために

覚悟を決めよう

カトン

ズゴゴゴ…

男は冷静な判断を下し、[天井]ボタンを押した後、ただ黙っていた。

途中、"助けて"、"お願い"みたいな声が聞こえた気がするが…

あんまり…分からないし覚えていない

それにしても酷い牢屋だなあ…

檻の中の女の子を助けることができる方法が用意されてると思ってたのに。

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