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新年、三が日が過ぎた頃小学校のバレー仲間から、小学校のクラブの練習初めに顔を出さないかという連絡が入った。
もちろん承諾して基君も誘っていいか聞くと、男子もそれなりに集まるそうなので誘ってみたら、OKしてくれた。
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月島基
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月島基
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監督や小学生達への差し入れを手に体育館へ向かうと皆揃っており、久しぶりの再会を喜び合う。
監督のお手伝いをしたのち、小学生が休憩している間にコートを借りる。
月島基
男子チームで当時セッターをしていた子に声をかけた。
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上げてもらって打つフォームは相変わらず綺麗で、つい見とれる。
月島基
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指名されるとは思ってなくて、当時の私のポジション、ライトバックで構える。
レフトから強烈なスパイクが放たれた。
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滑り込んで拾ったボールはセッター位置に落ちた。
月島基
彼は悔しそうに頭を掻いた。
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私はまだ赤く痛む腕をさする。
あれから皆最後まで練習につきあって、その帰り道。
月島基
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月島基
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月島基
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月島基
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月島基
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お互い歩みを止め向かいあうが、恥ずかしくて目線は合わない。
月島基
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月島基
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月島基
自信に満ちた表情で差し出す手を握取り、暗くなりかけた帰り道を急いだ。