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イギリスは、その日もいつも通り紅茶を淹れいていた
英国紳士🇬🇧
立ちのぼる湯気の向こうに小さな影が揺れる
ヒーロー🇺🇸幼少期
ヒーロー🇺🇸幼少期
期待を隠せない声で、幼い彼が振り返る
あの時、自分は笑って、答えたのだ
昔の英国紳士🇬🇧
けれど、戻れなかった……
あの小さな背中が、どれほど長く、待っていたのか……
想像することを、ずっと避けてきた
ヒーロー🇺🇸
ヒーロー🇺🇸
声が聞こえて、はっと顔を上げる
そこにいるのは、もう小さくない
アメリカ……。
英国紳士🇬🇧
ヒーロー🇺🇸
あいやー!!!!🇨🇳
静かな指摘……
視線が自然と集まる
イギリスは一瞬だけ言葉を失い、
すぐに薄く、笑った
英国紳士🇬🇧
英国紳士🇬🇧
中国は目を細める
あいやー!!!!🇨🇳
視線落とすと、
机の上に広がる紅茶。
机の上に広がる紅茶を見つめ……
イギリスは、黙り込んだ
英国紳士🇬🇧
英国紳士🇬🇧
布で静かに拭い取る。
動きは丁寧で、無駄がない。
いつもの、イギリスだ。
だが、その、沈黙が、わずかに長い
フランスが、肩をすくめる
世界のお兄さん🇫🇷
英国紳士🇬🇧
イギリスは、即答だった
ドイツか低く言う
🍻 🇩🇪
英国紳士🇬🇧
イギリスが遮る
背筋を伸ばし、視線を上げる
英国紳士🇬🇧
英国紳士🇬🇧
アメリカが眉をひそめる
ヒーロー🇺🇸
英国紳士🇬🇧
間髪入れずに返す。
その声は、落ち着いている
冷静で
的確で
隙がない。
──だからこそ
どこかで張り詰めている
ロシアが、穏やかに微笑む
(^J^)f🇷🇺
ほんの少しだけ。
ほんの少しだけ、イギリスの指先が止まった
英国紳士🇬🇧
静かな声。
英国紳士🇬🇧
会議室の空気が、わずかに重くなる
会議が始まった
各国の意見が飛び交う中、
イギリスは、1つ1つを整理し、
即座に答えを出していく
英国紳士🇬🇧
英国紳士🇬🇧
英国紳士🇬🇧
淀みない。完璧だ。
だが
ページをめくる指が……わずかに
震えている。
英国紳士🇬🇧
言いかけた瞬間、視界が揺れた
白い紙が、ふとあの日の雪に
重なる。
遠くで……幼い声が響く
ヒーロー🇺🇸幼少期
一瞬、呼吸が止まる
🍻 🇩🇪
ドイツの声
はっとして、現実に戻る。
資料の文字が、うまく読めない
英国紳士🇬🇧
喉が酷く乾いている
英国紳士🇬🇧
立ちあがろうとした瞬間……
椅子が小さく軋んだ
アメリカが立ち上がった
ヒーロー🇺🇸
いつもより低い声だった
ヒーロー🇺🇸
空気が凍る
イギリスはゆっくり視線を向ける
英国紳士🇬🇧
ヒーロー🇺🇸
沈黙
中国が静かに言う
あいやー!!!!🇨🇳
フランスを珍しく笑っていない
世界のお兄さん🇫🇷
ロシアが柔らかく追い打ちをかける
(^J^)f🇷🇺
────守れない。
その言葉が、胸の奥を強く打つ
イギリスの手から、資料が滑り落ちた
乾いた音が響く
英国紳士🇬🇧
立ちあがろうとした瞬間、視界が、
ぐらりと、揺れた
足元さ定まらない
机に手を着くが、力が入らない
英国紳士🇬🇧
ヒーロー🇺🇸
アメリカがすぐに立ち上がる
だが、イギリスは、反射的に
その手を払おうとする
英国紳士🇬🇧
一歩踏み出す
しかし、体は正直だった
ふらりと、前に崩れかける
今度は払えなかった
強く腕を掴まれる
ヒーロー🇺🇸
ちょっと低く、抑えた声。
イギリスは顔をあげる
そこにいるのは、もう
小さな少年じゃない
自分より背の高い、堂々とした”国”
一瞬、あの日の記憶が重なる
ヒーロー🇺🇸幼少期
ヒーロー🇺🇸幼少期
────守れなかった約束
英国紳士🇬🇧
喉が震える
英国紳士🇬🇧
絞り出すような声
ヒーロー🇺🇸幼少期
ヒーロー🇺🇸幼少期
ヒーロー🇺🇸幼少期
幼少期のアメリカの手に
わずかに温もりがある
それをギュっとしてみると
ヒーロー🇺🇸
英国紳士🇬🇧
そういえば……
意識が落ちる直前、誰かの腕に
強く支えられた感触が残った
次回45