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コンコン

ロザル

入れ。

失礼します!

失礼します…!

ロザル

類もいたのか?良く来たな。

御用は何でしょうか?

ロザル

まぁ、そんな固くなるな。座ってくれ。

分かりました…

はい。

ロザル

…尾行されていないよな?

え?はい、多分…

尾行はされていないと思いますよ。

ロザル

分かった。

ロザル

いずれ類にも話そうと
思っていたんだ。丁度いいな。

ロザル

今から私は、二人のこの世界での
生き方を変えることに
なるかもしれない話をする。

ロザル

…今から50000年も前、
この世界の人類で魔力の量が
頂点に達していたという
二人の大魔法使い。

ロザル

その名は記されておらず、コードネーム
のようなものが残されている。
それは「キング」と
「アルケミスト」。

ロザル

どちらも年齢が1000を超える前に4亡しているため、膨大な魔力は持っているだけで命を削るようだ。

ロザル

このキングとアルケミストは
6大封印魔法を封印した人物であるため、偉人として語り継がれている。

ロザル

しかしその封印は約50000年しか続かぬ様で、少なくとも我々が生きている時代に6大封印魔法は全て復活するであろう。

ロザル

…というのが私が二人に
教えておきたかった話だ。

成程…この話は他の人には伝えてますか?

ロザル

最重要機密情報だ。
軽い気持ちで誰かに言ったら
首が飛ぶかもな。

なんでそんな話を異人である俺達に…?

ロザル

答えは簡単だ。

ロザル

お前らに、この6大封印魔法を
封印してほしい。

えぇ…?

ま、魔法の封印って…

ロザル

まずその魔法から話そうか。

ロザル

50000年前以前は、
その6大封印魔法が蔓延り、
国が荒れていたそうだ。

ロザル

それを国の一大事として
判断した当時の皇帝が、
大魔法使いである
キングとアルケミストに
魔法を封印するように
命令した…というのが、
我が家で伝えられている昔話だ。

壮大な話ですね…

でも、僕達にその二人と
関わりや共通点があるんですか?

ロザル

この話と
キング、アルケミストの写真がある。

ロザル

その写真に写っている二人と…

リサ

司と類がそっくりなのか?

ロザル

そっくり…というより、

ロザル

同一人物にしか見えなくてな…

えぇ…?

ロザル

これがその写真だ。

ピラッ

…?

これ僕と司くんの
写真じゃないですか…

ロザル

そうだ。

ロザル

そして、この世界で瓜二つの人物は
将来的に全く同じ魔力になる。

リサ

そして、例外は一つもない。

ロザル

つまり…

その二人と同じ魔力を
持つことになる俺達に、
そろそろ封印が解かれてしまう
魔法を再び封印しろ…と。

なるほどね。

ロザル

引き受けてくれるな?

ビリビリッ…!

(重苦しい。これが貫録というものか…)

(引き受けろ、ということは
『やれ。』という命令と等しい。
無理なことでもやるしかないな。)

この話、俺が引き受けましょう。

君だけじゃないさ。
勿論僕も引き受けますよ。

ロザル

…フッ。

ロザル

ありがとう。

司と類の異世界転生。

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