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コメント
3件
えぇ?!?! やっばいえぐいすきです!!( くっそ感動したわ全然泣けるよ……🥹🥹 最高すぎたやっぱり天才だなおまえ🫵🏻🫵🏻
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
※今回奇病パロです ※青さんメイン ※主バトエン系が書くの得意なんでバトエンもどきになります
……あ、ハピエンに出来たらします
それじゃ……
𝐿𝑒𝑡'𝑠 𝐺𝑜!!!!
最初はなんの変哲もなかった
別になにか特別病気を持っているわけでも、なにか辛いことを抱えているわけでもなかった
こんな日常の景色
いつまでも続くようなこの幸せな景色
でも、その〝 幸せ 〟って
唐突に終わっちゃうんだよ
〝 幸せ 〟は唐突に終わる
事の発端は俺が務めている会社で健康診断が行われた時だった
同僚
同僚
同僚
同僚
同僚
同僚
同僚
同僚
同僚
<○○さん来てください!
同僚
でも、この診断が
俺の幸せを崩した
同僚
同僚
同僚
同僚
同僚
社員の健康診断が終わった時に、俺は呼び出された
先生
先生
先生
先生
その後、俺はレントゲンを撮った
別に体は至って正常
特に病気なんかないし別に走れないわけでもなかった
なんなら今からいれいすでライブしてもいいかくらい
……何て…思ってたのに
ガチャ
と音が聞こえたと同時に見える先生の姿
診断書を見ながらまるでおかしなものを見ているような表情だった
先生
先生
そう言って診断書を渡されると同時に言われた
先生
という言葉
そして俺は2枚のレントゲン写真を見た
先生
俺は驚いた
まるで肺や心臓…その他臓器がまるで透過しているかのように薄くなっていた
先生
先生
先生
先生
俺は唖然とした
体が透ける?
体が見えなくなる?
じゃあ…あいつらとの活動は?
俺はつまり…死ぬってこと?
先生
先生
先生
先生
先生
先生
家に帰って速攻寝室に行った
何も考えたくなかった
自分がみんなの前から消えてしまうなんて
生きてるのに消えてしまうなんて
考えたくないのに、考えてしまう
考えてしまって涙が溢れる
止めようと思っても止まらない涙
そんな時1本の電話があった
電話終わった瞬間、俺はまた涙が出てきてしまった
最高の相棒の声を聞いた時
いつかこの声も届かなくなる
そう思うと本当に悲しくて、辛くて
立ち上がる気力なんかないくらい泣き崩れた
そうは言ったもののまろは全然来る気配がなかった
あの電話から約1時間半
まろの家からは大体30分で着くからもう1時間前についててもおかしくない
何かあったのか、なんて思っていたら
兄貴も思っていたようで
向こうで仲良く遊んでいる3人に
と言って家を出た
本当にまろは大丈夫なのだろうか
俺は変に心配性らしいからこういう時本当に不安になる
ピーンポーン
……
そう言ってりうらは鍵を開けた
いや、開いてたが正解なのだろうか
鍵を回しても音はしなかった
俺らは恐る恐る部屋に入った
あれから何十分泣いただろうか
もしかしたら分ではなく時間なのかもしれない
でもそれでも止まらない涙
気づけば枕や布団のシーツは涙で濡れてた
きっと今目はすごく腫れてるだろう
武道館ライブでもこんなに泣かなかった
武道館ライブでは感動で涙が出てきたがそれでも支障をきたす程ではなかった
何故だろう
なぜ涙が止まらないのだろう
そうしてまた数分後…やっと俺の涙は止まった
その時…
<まろー?
<いたら返事してー
そんな声が聞こえた
もちろん俺は泣き終えたばかりでこんな姿誰にも見られたくない
声も出るわけない
だから無視をした
でも彼らは諦めが悪かったようで
ガチャ
って音がした
まだみんなに俺がいると認識されていることに気づき流し終えたはずの涙がまた出てきた
起きた時、みんながいた
みんなのゲームの声で起きたから
みんなのその姿を見て今日の出来事を思い出す
みんなならどうするだろう
こういう時このメンバーなら、この奇病のことを伝えるだろうか
…りうらなら……
言ってそうやな…w
ないこもりうらみたいにちゃんと言うやろうな…
ほとけ……あいつは絶対ふらっと居なくなるやろうな
しょうは…我慢してバレてそう…
アニキもしょうと同じやな
……つか…しょうがアニキと同じなんやろうな
……
不服やけど…ほとけとおなじになるんかな…w
変なこと…考えすぎたな…
そう呟いたとき、ないこがこっちを向いた
俺が起きていることに気づいたのかこっちに来た
そして、ないこは俺の顔を心配そうな顔で覗いた
泣いてたから なんて言われた
みんな物珍しく感じたのだろう
俺は人前では泣かないから
武道館ライブではさすがに涙が出てきたけど、それでも別に涙脆いわけではない
それに子供組の前では尚更だ
あいつらだけには涙を見せなかった
だから……
この会話に気づいたのかアニキもこっちに来た
あいつらは、空気を読んでくれているのか知らないが違う部屋へ行った
やっぱりそういう大人なところは成長したんやなって感じることもある
その成長を見るのも、なくなるんやろうけど
俺は、隠し通す
ただひたすらに病気のこと隠して、ずっと元気なままおるで
もう、そう決めたから
騙せただろうか
本当にこれでよかったのだろうか
でも、もうやってしまった
もう時を戻せない
みんな
ほんまにごめんな
俺は、お前らを信じてる
透過病と診断されてから約3週間が経った
俺は毎晩の如く涙を流す
一日が終わる度に明日がもう来ないんじゃないか
そう思ってしまう
それが精神的疲労にも繋がる
病院の先生からは精神科も勧められて週一で通うことになったがそれでも落ち着かない
落ち着けるわけが無い
昨日の病院の診察ではもう臓器の4分の3が見えなくなっているとの事
ストレスのせいで進行が早くなったらしい
その報告を聞いて尚更ストレスが溜まってしまう
ただただ悪循環を繰り広げているだけの生活
きっと、今メンバーが居なかったら見えなくなる前に自殺していただろう
メンバーのおかげで何とかなっている今
この時間がいつまで続くのやら
そう、自分の辛い気持ちを笑いながら誤魔化す
そうでもしないと俺は、絶対壊れると思ったから
でも、いつまでこんなんで誤魔化せるんやろな…w
そのうち、会わなくなるのだろうか…
それはそれで好都合だ
みんなが知らない間に消えることができる
そのうち俺のことを、みんなが忘れてくれたら
リスナーのみんなも忘れてくれたら
そう考えるうちに俺は夢の中へと足を運んだ
まろと会わなくなってから約3週間
ちゃんとまろが配信できているから大丈夫だがあまり企画会議に参加出来ずオンラインが増えている
それもまろだけ
なるべく俺らも会いたいと思ってはいるが『忙しいから』と言ってあまり会えていない
やっぱりアンチのことなのだろうか
だが、まろは今まで『アンチ増えた!』 リスナー増えたっちゅうことやなってポジティブに考えていた
本当にアンチで悩んでいたのだろうか
最近ふと思っている
まろはなにか隠し事をしている
と……
少し気まづそうに俺に尋ねてくる
いむには気を遣わせてしまったなと少し反省しながらも
と、明るげに返事をした
りうらが口を開けたかと思うと
そう言っていた
驚きだ
もし、りうらの言っていることが本当なら
絶対まろは隠す
前だって体調不良なのに出勤して俺に会社から電話があったくらいだ
そんなまろがもし病気だったら、絶対俺らには言わないだろう
今のところ全て辻褄があっている
りうらの話は筋が通っている
まろがアンチに悩んでいることではなく病気か何かを隠している
この線の方が考え方が正しいはずだ
ならば、これから行うことはただ1つ
なんにせよまろに聞くのが1番だ
そのまま俺らはまろにLINEを送り俺の家を後にした
今は秋なのに少し夏のような温かさを感じる
でも、人の温もりはもう既に感じなくなっていた
先生
俺の姿に驚いたのだろうか
まるで俺が殆ど見えていないような表情をしている
それもそうだろう
俺はもう既に体が半透明よりも薄い状態になっているのだから
今日の朝、鏡を見て気づいた
俺も最初は驚いた
でも、これが運命なんやって
何故か俺は全てを受け入れてしまった
先生
先生
先生が言うにはあと一週間もしないうちに俺は声が出せなくなるらしい
ものに触れることは出来るが…
先生
俺は何を聞かれても無表情なままだった
まるで生気が無くなった人形のように
俺が家の近くに来た時、数人の声が聞こえた
聞き覚えのある声だった
予想はしていた
きっと俺を心配しに来たんだろう
そういえば、会わなくなってから通知を全て切っていた
スマホを見てみると大量のメンバーからのLINE
また、Twitter(現𝕏)では 〝 #いふくん心配 〟 のツイートが何件もあった
そのツイートが、みんなの優しさが俺を苦しめる
明日には聞こえなくなる俺の声
少なくとも今週中には聞こえなくなる俺の声
みんなが大好きだと言ってくれたこの声
リスナーのみんなが好きだと言ってくれた歌声
全てが今の俺の生き甲斐となっていた
じゃあ今は……?
もし、明日本当に声が届かなくなるとしたら…?
俺は生き甲斐なんて無くしてしまう
俺が辛かった時に支えとなった歌い手活動
俺を人生のドン底から救い出してくれた今のメンバーやリスナー
そんな大切な人に声を届けることが出来ない
そんなの
生きる意味ないじゃん…w
生きる意味が無いのになぜ生きる?
なぜ俺は生きている…?
考えれば考える程、俺はどんどん闇に堕ちていく
そのとき、俺の中でプツン と、何かが切れた音がした
立ち尽くしたまま、考えたことを無くし一歩ずつ、一歩ずつ段々と足を早めてスピードをあげる
少しふらつきながら、俺はある場所へと向かっていった
桃side↓↓↓
そんな会話をしていた時、俺は後ろからほんわりとした風を感じた
その風邪と同時に、俺が好きだった人の柔軟剤の香り
間違いない、確かにまろの香りだった
そう思い、後ろを振り返ると
確かにまろだった
まろだったのに、まるで後ろの背景が見えるかのように透けている
まろじゃないはずがない
4年も一緒にいて間違えるはずがない
間違える方がおかしい
なのに、まるでまろではないかのように体が透けている
そんな驚いている俺にみんなも気づいて後ろを向いたのかみんな驚いた顔をしていた
みんなも気づいたみたいだ
あの後ろ姿がまろだったということが
その瞬間、追いかけなきゃという気持ちで体が有り得ないくらい早く動いた
みんなも、走り出した
俺らはずっとまろが走り続けていたのを追いかけた
まろが走る度に透明になっていくその体
怖くないのだろうか
いつも見えていた自分の体が今、どのような状態になっているのか分からない
分からないから自分がまるで浮いているように思うのではないか
ずっと考えているのに、俺が体験出来ている訳では無いから分からない
理解ができないから、尚更胸が苦しくなる
まろの方が苦しんでいると分かっていても、ずっと苦しいまま
透明になっても追うことが出来たのはただ少し
ほんの少しだけ透けたまろの体の奥が歪んでいたから
🎲-🤪
🎲-🤪
青side
何でわざわざVOISINGの屋上に来たのだろうか
その疑問だけが脳内で巡る中、一つの解答が現れた
あぁ…ッ…w
俺ッ…w…
最期に見つけてもらいたかったんか…w
やっと、やっとこの苦しさから解放される
そしたらまた、俺の事見つけてな
ほな
バイバイ
🎲-🤪
最期、見届けに来てくれたんかな
みんなが、俺の事呼んでくれたような気ぃしたわ…w
ほんまに、ごめんな
ベルーナドーム、6人でライブ出来んでごめん
みんなで最後まで走れんでごめん
東京ドーム6人で行けんでごめん
約束、破ってごめん
ごめんしか言えんでごめん
でも、俺…
???side↓↓↓
先生
静かに鳴り響く心電図の音と同時に病院の先生の声が部屋に響き渡る
その部屋にいたのは、5人の歌い手と、1人横たわってまるで生きていない植物のような状態の男性がいた
その男性の体には無数の管が繋がり、顔の周りには呼吸器がつけられている
5人の歌い手はひとり横たわるメンバーを囲むように座っている
桃髪はただひたすら涙を流す
赤髪はそんな桃髪の背中を撫でながら静かに泣いた
水髪は悔しさと病気に対する憎悪を秘めながらずっと俯いている
白髪はグッと涙を堪えながら、でも静かに流しながら横たわっているメンバーを見つめる
黒髪は、声を抑えながら嗚咽を漏らす
そして、そんな状況を背に歩き出して部屋を出る病院の先生
その先生ですら、一通の涙を流した
ドアが空く無機質な音が響いたあと、5人の涙腺は崩壊した
4人の声は届いたのだろうか
桃髪は何も言わない
最強の相方であるメンバーがこの状態だ
声が出せなくても、それが正しい反応にはなるだろう
そして、意を決して桃髪は声を出す
その声が届いたのだろうか
1つの異変が起きた
ずっと手を握っていた桃髪は気づいた
青髪は
目を覚ました
青side
何故だろうか、俺は透過病だと診断されたからみんなには見えないはずだ
なのに何故俺が見える?
俺は、誰にも認識されなくなってしまったからこうやって自殺をはかったはずだ
でも、そんなことどうでもいい
俺は察した
目を覚ました瞬間、この呼吸器があってもまともに話すことが出来ていない
体には力が入らない
声を出すので精一杯
一音を出すので精一杯
この時点で、俺は
これは神様から与えられた最期の時間
あぁ…最後まで言いたかったなぁ…wポロ
???side
ピーーーーー
という音が鳴り響くと同時に、青髪は息を引き取った
桃髪は、理性を無くしたかのように泣き崩れる
周りの4人は、その桃髪を抱き締めながらみんなで涙を流した
青髪の透過病のことは瞬く間にニュースとなった
そして、この6人で行っていた 『いれいす』 という歌い手グループは闇の中へ消えた
青髪にとって、最期に5人と話すことが出来たのは
唯一の救いだったのだろう
今5人は、お互いが壊れないように慰め合いながら青髪の〝 死 〟を受け入れられないまま
亡くした辛さを背負ったまま、静かに暮らしているとか………
数十年後
ニュース:昨夜、5人の遺体が見つかりました
〃:また、警察は飛び降り自殺と見ており、橋の上には遺書らしきものも見つかりました
〃:この5人は、12年前のニュース出取り上げられた透過病で亡くなっ○○[本名]さんと同じ歌い手グループの皆さんとなっております
???母
〃:次のニュースでs…
ピ
???
???母
???
???母
???母
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???母
???母
???
???母
???母
???
???母
???
???母
???
???母
???
???母
???母
???母
???母
???母
???母
???母
𝑒𝑛𝑑
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
タヒ((殴
𝐍𝐞𝐱𝐭 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲⇝♡1000