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悠穂

(なん...で...)

悠斗

お前ら...何があった?

すうあ

...

苗穂さん、悠斗先生、少しの間二人きりにしてもらえませんか?

悠斗

この状態の悠穂を1人で置くわけにはいかない

...

蒼は少し悩んだ後、すうあに聞こえないようにこう言った

悠斗先生は彼の才能のこと、知っていますか?

悠斗

...ああ、俺はな

...わかりました

苗穂さん、少し外に行ってもらってもいいですか?

すうあ

いえ、私にも聞かせてください

...

少し困った素振りを見せる蒼を見て、俺はこう答えた

悠穂

『いいよ、すうあさんもいて』

悠斗

『でも...!』

悠穂

『いいから...』

すうあ

...!?

すうあは違和感に気付いた様だった

じゃあ、話させてもらうね

僕、君に謝りたかったんだ

悠穂

『謝る?どうして?』

悠穂

『10年前のは君のお母さんの事故でしょ?』

うん、あのときは...
ついこないだまでは、母さんがあの事故を起こしたって知らなかったんだ

でも最近、僕が家で学校の話をすると、母さん不機嫌になるんだ

それも...君の話をしたときだけ

悠穂

...

母さんに聞いてみたら...

「だってあいつは恵まれ過ぎてるのよ? 蒼ちゃんは努力たくさんしてるのに、あんな奴に絶対音感とかの才能があるなんて... 凝らしめてやろうって思わない? だから轢いた、それだけなのよ」

「まあでも死ななくて良かったわ だってあいつ、耳聞こえなくなって片目失明したらしいじゃないの 音自体はわかるみたいだけどそれが原因でいじめられてるらしいわね」

「せいぜい自分の持つ才能で苦しみ、才能を呪うといいわ」

...そう言われたんだ

ショックだったよ

1人で事故っただけかと思ってたのに、まさか人を轢くために事故を起こしただなんて

しかも、悪いとも思ってない...

だから...

僕のせいで、ほんとにごめん

蒼は、深々と頭を下げて言った

悠穂

...

トン、トン...

俺は、蒼の肩を軽く叩いた

...?

悠穂

『蒼がそう思ってくれてたならいいよ』

悠穂

『そりゃ、蒼のお母さんのことは許せないし、さっきのを聞いて尚更許せなくなったけど...』

悠穂

『蒼は何もしてないし、蒼のお母さんがやったことを悪いと思ってちゃんと謝ってくれた』

悠穂

『だから...蒼が気にする必要はないよ』

...ありがとう

そう微笑んだ蒼は少し泣きそうだった

すうあ

...ちょっと待ってください

こちらの話が終わると、違和感を抱き続けたすうあが声を発した

すうあ

どういうことですか?

すうあ

どうして蒼くんの発した言葉を悠穂君が理解してるんですか?

すうあ

『音自体はわかるみたいだけど』って...どういうことですか?

悠斗

それは...

悠穂

『俺から話すよ、すうあさん』

悠穂

『そのためにここにいてもらったようなものだし』

そして俺はすうあさんに話した

10年前の事故のこと

俺の持っていた"才能"のこと

"才能"が原因でいじめられ続けたこと──

すうあ

そう...だったんですね...

すうあ

なんか...すみません...

悠穂

『いいんだよ、いつかは伝えなきゃいけないって思ってたし』

すうあ

ということは、あのときクラスメイトに言われた悪口も...

悠穂

『うん...聞こえてた』

悠斗

ちょっと待て、悪口ってどう言うことだ

悠斗先生がいかにも殴りかかりそうな勢いで聞いてきた

すうあ

え、えと...悠穂君が保健室に来る前、クラスメイト達に「ほんとは聞こえてるんだろ、返事してみろよ」みたいにからかわれてて...

すうあ

で、当然悠穂君は返事しなかったので突き飛ばされて......

悠斗

は?そいつらマジ許さねぇ

悠斗先生落ち着きましょう

先生...ですよね?

悠斗

確かに精神年齢低いし1年目だけど教員免許持ってるから立派な先生だ

すうあ

そう言えば手、大丈夫ですか?

悠穂

...【悠斗から目を逸らす】

悠斗

ゆ・う・ほ~?

悠斗先生は笑顔ではあったが怒りがこぼれ出している

手を見せろということなのだろう

悠穂

...

悠斗

あー、だいぶ爪食い込んだ感じか...

悠斗

ちょっと血が滲んでるな...

悠斗

消毒するぞ

悠穂

コク...

あ、あと...

蒼は、机にノートを置いた

苗穂さん、休んでた間のノート取れてないだろうし、使って

じゃあ、俺は授業向かいますんで、失礼しました

悠斗

ありがとな

いえ...

そして蒼は急ぐ様子で保健室を出ていった

裏羅

はい、わこ裏

裏羅

裏羅です

裏羅

うん、タイトルの通り和解しましたね

裏羅

なんか解決して終わりそうな雰囲気出てますけど、この作品の目的はすうあと悠穂の恋愛ですからね?

裏羅

わかってますか作者さん

なかなかそんな展開いけないんですよ

裏羅

そこを頑張るのがあなたたちの仕事でしょ?

それ貴方にも当てはまるのわかってます?

裏羅

わかってます

裏羅

なんて茶番は置いといて

裏羅

裏ストーリーでは芽乃愛先生と悠斗先生の恋愛も書かないとですからね

裏羅

長くなりそうです

裏羅

あ、そうだ

裏羅

参加型の参加者様で、恋愛したい方いらっしゃいます?

裏羅

ちなみに作者の権限で教師ともイケますが

※ここの世界観は「麗流楼水」と呼ばれる世界なので、そこの世界では教師と生徒の恋愛は普通にあり得るものだとされている、という設定にすればイケます

裏羅

まあ詳しいことは作者さん(投稿したときコメント返信する人格)に聞いてくださいな

裏羅

では、裏乙

恋を、感情を、教えてください~第1幕~

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51

コメント

23

ユーザー

初コメ失礼します! 1話から一気読みさせていただきました! 本編もNGシーンも楽しみにしてます! フォローとブクマ失礼します!

ユーザー

恋愛…… アスカは置いといて← 優雅設定だと好きな人相手はいる、いるけれどもそっちもオリキャラだからな…(

ユーザー

とある投稿に夢中になってて投稿遅れてすみませんでしたぁぁ!!!

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