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『君と僕の忌避進路』

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『君と僕の忌避進路』

63 - どれくらい

♥

27

2023年10月29日

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俺の口を手で塞いだまま、そいつは近づいてくる

彼方

っ……!!

ガリッ!

青波

痛っ…

俺は抑えられていた手を爪で引っ掻いて、その隙に車から出た

彼方

っはぁ…はぁ……

次の日、僕と彼方さん、優、渉さんの 4人でお昼を食べていると…

……彼方さん、大丈夫ですか?

真冬

…?

見ると、彼方さんは昼食にまったく手をつけていなかった

食欲ないんですか?保健室とか…

彼方

いや、えっと………

真冬

大丈夫ですか?調子悪いなら、早退とかも…

彼方

…少しだるいだけだから、ちょっと保健室で寝てくる

そういうと、1人で保健室へと向かっていった

真冬

…やっぱり僕、心配だからついていきます

おー了解

授業までに戻れなさそうだったら、俺らから先生に伝えとくな

真冬

うん、ありがと2人とも…!

保健室に着いてすぐ、彼方さんはベッドに寝転がった

真冬

先生、少し保健室空けるみたいです

真冬

…隣、いていいですか?

彼方

……いいよ

真冬

あ、お昼食べますか?彼方さんの分持ってきましたけど

彼方

…食べる

僕は彼方さんが寝転がったベッドの横に座って、自分の分の昼食を食べ始める

彼方さんもベッドに座って、お昼を食べ始めた

真冬

……昨日、何かありましたか?

彼方

!!

真冬

昨日いつの間にか早退してましたし、もしかしたらお父さんのことかなって…

彼方

…うん、車で連れて行かれて

真冬

っ…!!

彼方

でも、途中で逃げてきたから大丈夫

真冬

そ、そうなんですか……

彼方

………

彼方

ねぇ、真冬

真冬

はい、何ですか?

そう僕を呼んだ彼方さんは、掛け布団の端をぎゅっと掴んでこう言った

彼方

真冬は、さ……

彼方

俺が家のこと話したら、どれくらい信じられる…?

真冬

っ…!

彼方視点

彼方

どれくらい信じられる…?

真冬

っ……!

真冬

どれくらい、っていうか

真冬

僕は、彼方さんを疑ったりしませんよ

彼方

…!!

彼方

(大丈夫、真冬なら大丈夫…)

彼方

…俺、実は………

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