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由美

(ある日、中学校から帰ると)

由美

(知らないおばあちゃんがいた)

由美、施設の空きが見つかるまで

ウチでしばらく預かる事になった妙子さんよ

仲良くしてあげてね

妙子

由美ちゃんこんにちは!

妙子

私も2年生なんだよ、一緒だね!

由美

…………

ほら、由美、妙子さんが同い年だねって

由美

う、うん…一緒だね

だから由美も仲良くしてあげてね

妙子

由美ちゃん、これからよろしくね

由美

…よろしく

(由美の部屋)

由美

あのおばあちゃん、認知症で

由美

自分の事、中学生だと思ってるのか…

由美

はぁ…何か面倒な事になったな

由美

どうしよう、ミドリちゃん

由美

(私はため息をつきながら、家で飼っている)

由美

(ミドリガメのミドリちゃんに話しかけた)

由美

早く施設見つかってくれないかなぁ…

翌日

さぁ妙子さん、起き上がりましょうね

妙子

痛い痛い!肩に触らないで

でも肩を持たないと持ち上がらないのよ

妙子

痛いって言ってるじゃない!

妙子

もうやめて、やめてよ!

由美

お母さん、私がこっちを支えてるから

ありがとう由美、よいしょっと…

由美

(本当は介護のお手伝いなんて嫌だけど)

由美

(あんな大変そうなお母さん)

由美

(放っておけないよ)

さ、妙子さんご飯食べに行きましょう

妙子

うん

由美

(はぁ…こんな生活いつまで続くんだろう)

数日後

妙子

やっぱり酒は美味いねぇ…

由美

(あ、あの人ソファでお酒呑んでる)

由美

(意外と元気だな…)

由美

(じゃあ別に放っておいても)

由美

(大丈夫だよね…)

妙子

あ、由美ちゃん!

由美

(げっ…)

妙子

由美ちゃん、ちょっとこっち来て

由美

何?

妙子

あのね、あのね…

妙子

あんた邪魔なんだよ

由美

え…

妙子

どうしたの、由美ちゃん?

由美

(今の、聞き間違い…だよね)

由美

何でもないよ、じゃあ部屋に戻るね

妙子

うん、またね!

由美

(さっきの何だったんだろう…気持ち悪)

数日後

由美

あれ?ミドリちゃんがいない

由美

お母さんが連れて行ったのかな

ガタンッ!

由美

…結構大きな物音だったけど、何だろう?

由美

あっちって妙子さんの部屋の方だよね…

由美

もしかしたら、部屋で倒れたのかも…

由美

ちょっと見に行ってみよう

由美

(あ、ドアが少し開いてる)

由美

(ここから、こっそり覗いて…え)

妙子

ん〜、あんまり美味しくないねぇ

部屋の中で妙子は

ミドリちゃんの頭を

ムシャムシャとかじっていた

由美

な、何やってるの!?

由美

ミドリちゃんを返して、返して!

妙子

…うるさいねぇ

妙子

あんたもこうしてやろうか…?ひひっ

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