/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ユリーカ
……
ユリーカ
なんで、庇った？
ユリーカ
…返事、できるか？
？？？？
…なんで
？？？？
なんで魔女に、なった？
？？？？
……俺はユリーカに、幸せになって欲しいから……
ユリーカ
……
ユリーカ
これから、樹になる。
ユリーカ
きっと、✘が、元に戻すから……
ユリーカ
いや、絶対。
ユリーカ
……だから
ユリーカ
この我儘は許してくれる…か？
？？？？
……あ、ぁ…
また樹の所に呼び出された。
何かしでかしたか、怯えながら門を開ける。
ユリーカ様は、樹に手を当てていた。
高橋 青木
……ユリーカ様？
ユリーカ
……なあ
ユリーカ
お前は、分かるか？
ユリーカ
私の彼は、人に殺された。
ユリーカ
同じ「人」という種族に。
ユリーカ
利己主義の人間に。
ユリーカ
お前は、あの時こう言ったよな
ユリーカ
「愛し続ける事ができる。」
ユリーカ
「大切な人を護っていられる。」と。
高橋 青木
……はい
ユリーカ
この話は、彼に聞こえている筈だ。
ユリーカ
彼の風貌はよく覚えている。
ユリーカ
癖も、好みも、性格も。
ユリーカ
なのに、なぜか
ユリーカ
名前だけ思い出せない……
ユリーカ
……お前には手が見えるんだろ？
高橋 青木
…！はい…
……
見えてないんだ。
ユリーカ様は。
……そうか
わかったんだ
直感で。
これが、恋人だと
……そう、感じたんだろう
私には到底できっこない。
プルルルッ
高橋 青木
！すいません……
急いで連絡用のスマホを見る。
召使い
青木様
召使い
お客様がいらっしゃいました
召使い
なんでもユリーカ様に用があるとか……
高橋 青木
高橋 青木
わかりました
高橋 青木
ユリーカ様、お客様だそうです
ユリーカ
……名前は？
高橋 青木
ええっ……と、
高橋 青木
……パルガルム、さんです
ユリーカ
…！…
ユリーカ
……玄関に止めておけ
ユリーカ
絶対に樹の事は口に出すな。
ユリーカ
…お前も来るんだよ、アオキ
高橋 青木
え、あっ……はい！
チラッと見えた横顔は
何か、おぞましい、怨みを感じた。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
