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そしてそのコの連れて来るコもそれを見て笑ってた

だから私はそれが普通だと思った

けれど━━━━

 

えー?実際あいつをどう思うか?

 

だからゴミだとしか思ってねえって!

 

だってあんなのストレスの捌け口くらいにしかなんねーよ、ははっ!

いつもみたいに鼻にかかる笑いを浮かべるそのコを見かけてしまった

その瞬間から私の心は冷たく閉ざされたんだと思う

マル

━━━━そうですか

 

…っマル!?

 

や、やだなーネタじゃん!お前ほんとつまんねーな!ははっ!

マル

…別にいいですどうでも

マル

だけどあなたとはもう会いたくありません

 

はぁー??私に闇魔法でも使う気??こわあい

マル

使って欲しいですか?

ギロリとその子を睨む

 

えっいや…べ、べつに!

マル

あなたは私を馬鹿にしすぎですよ

そうして最後にふふと笑う

そうして私はそれからそのコと会わないようにした

マル

それからは私…水魔法を表す水色の瞳だけを見せて、もう片方は前髪で隠してました

マル

でも、見てください

マル

私のもう一つの目には…闇魔法を表す紫色がある

マル

マル

…私が心を閉ざした後も優しく接してくれたのはアースだけでした

マル

それに、水魔法に転換できたのもそのおかげでもあって

マル

だから、本当はあいつも良いやつなんです

マル

…最近ははた迷惑なことばっかりだったけど

アルファ

…そうか

アルファ

お前がそれを分かってるならあいつも嬉しいだろうな

アルファ

(あの兄弟はとことん不器用というか)

アルファ

(まあ、アースにもアースなりの想いの形があるんだろうな)

マル

え?

アルファ

ん?ほら、どーせあいつも起きてるだろうから様子見に行ってやれ

マル

あ、はい!

アルファ

アルファ

━━━━マル

マル

はい?

アルファ

敬語、いらんだろう

マル

…っえ

アルファ

私たちにも心を閉ざすのか?

アルファ

これから私たちはお前が敬語を使ったら、心を閉ざされたと悲しむぞ

エマ

そうなのー!

マル

アルファ様に、エマさんまで…

エマ

エーマ!

エマ

さんなんて敬称あたしには勿体ないからいらないよ!

レオン

俺も、レオンでいーから

サキャーダ

当たり前じゃん

マリン

そうだよ、後から入ってきた私がタメなのに〜

マル

そっか…

マル

…本当にありがとう、みんな

エマ

うん!

レオン

ああ

マル

じゃあアースの様子、見てくる

サキャーダ

…マルちゃん

マル

えっ?

サキャーダ

ごめんね、あいつもバカなんだ

サキャーダ

…うちのバカ兄を任せたよ

マル

うん!

アース

アース

(どうして…どうして?)

なんでマルはあんなやつらに話すんだ

ずっと俺だけに心を開いてればいいんだよ

アース

(俺だけのマル…っ)

俺にしか見せない表情で

苦しんだり笑ったり泣いたり喜んだりしていてほしい

マル

アースっ

アース

…え

ずっと考えていた人物が、現実に現れる

アース

マル…?

マル

……そういえば、あのコの名前なんだっけ

アース

ん、なんか言った?

マル

別に

マル

マル

…私たち犬猿の仲みたいなとこあったけどさ

マル

結局いつも私を応援してくれて、隣にいてくれるのはアースだったよね

マル

ありがとう

ぶわっと涙が溢れる

マル

えー、どーしたの?

アース

俺っ…マルが取られるって…怖くて

マル

バカなアース

マル

私は誰のものでもないよ?

アース

うん…ごめん

マル

ほんとに性格悪いとこはそっくりだね兄弟で

マル

素直になれなくて、強がりなとこも

アース

…そう?

マル

…でも

マル

アースは、可愛くてバカ

アース

マル…

アース

それ、褒めてないよね

マル

さあね〜

アース

もう、ひどいなあ

そう言いながらも思い出す

子供の頃の記憶を

マル

うっ…うう

マル

魔王の娘って、だめかなあ

アース

そんなことないよ

アース

マルはいつだって俺の1番だから

マル

マル

ほんと?

マル

大きくなっても、一緒にいてくれる?

アース

もちろん

アース

俺はマルと、結婚したいな

マル

…へへ、仕方ないなあ

マルはもう忘れているのだろうか

本当は脆い仮面を…そう、マルの本質を、弱さを

俺にだけは話してくれたんだ

俺はそんなマルが可愛くて大好きだった

…そんな形のない婚約は

もう無効なのだろうか

そして、一波乱が明けたところに夜は暮れる

アルファ

(もうすぐ、魔王城…)

だけど私にはまだ、分かっていない

アルファ

(…本当に魔王を倒すことが目的だったか)

アルファ

(やはり、まだマルの言葉が引っかかったままなんだ)

エマ

…ねえアルファ様

アルファ

ん?

エマ

あたしたちが魔王を倒せば、冒険は終わっちゃうのかな

アルファ

…どういうことだ?

エマ

アルファ様は、女勇者だって義務があるから冒険してるんでしょ

エマ

それに、ライさんにも会いたいんじゃない…?

アルファ

…まあ、そうだな

エマ

…そっか

どちらに対する質問への応答か本当に分かっているのか不明な内に

エマは眠ってしまった

アルファ

(冒険が終わる…か)

その瞬間、走馬灯のように思い出が駆け巡る

アルファ

(マルが心を許してくれたのは嬉しいし)

アルファ

(エマも、薬で増大した本能を活かしながら頑張ってる)

アルファ

(サキャーダはただのストーカーだが…まあ、いいやつなんだろうな)

アルファ

(それからアースは…サキャーダよりひねくれてない分マルに素直になれるだろう)

アルファ

(レオンは…まだ、エマへの気持ちもエアへの気持ちも分からんが)

アルファ

(そういえば初めのレオンは馬鹿みたいにやんちゃだったな)

アルファ

(…初め、か)

アルファ

ん?

そして1つのことを思い出す

アルファ

…マニュアル

そして私は即座に保管していたソレを、手に取った

魔法使いから女勇者になりました

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150

コメント

2

ユーザー

マルさんとアースさんも幸せそうで良かった……🤗✨ 魔王を倒したら冒険が終わる……。普通に考えればそういうことになる、よね……😔💦 でも、アルファさんがマニュアルを手に取ったってことは何かあるはず……!!

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