/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
青くん
とりあえず落ち着こ
青くん
大丈夫だから、ね…？
赤くん
ｯ…ﾊｧ…ﾊｧ……
赤くん
ﾊｧ………もう…大丈夫…
青くん
良かった ﾆｺ
青くん
えーっとじゃあまず…
青くん
何があったのか説明してくれない…？
赤くん
えっと…
赤くん
俺が……
赤くん
……俺が前のこと思い出しちゃって
赤くん
忘れようとしてたら…それで頭がいっぱいになって
赤くん
っ…気づいたら黄くんを……
青くん
…なるほど
青くん
………それでー
青くん
忘れられた？
赤くん
え？
青くん
その記憶、消せた？
赤くん
そ、それは……
…消えてない
アイツらに言われたこと、
その時の口調やイントネーションまで
全部覚えてる
あの人にされたこと、
その時の感覚や始まる時の合図まで
全部覚えてる…
………何一つ忘れられてない
青くん
……多分さ、無理だよ
赤くん
えっ
青くん
起こったことをなかったことにはできない、
青くん
…多分その記憶は、死ぬまで赤くんの頭に残ると思う
赤くん
っ………じゃ、じゃあどうすればいいの？
青くん
思い出した時に、苦しくならないようにする。
赤くん
…？
赤くん
どういうこと？
青くん
…過去のことを思い出して怖くなるのはさ、きっとそれが、その人1人で抱えるには大きすぎるからなんだよ
青くん
…そういう時は、誰かに少しでもいいから話してみる、
青くん
そしたら、半分とは言わないけど少しは楽になると思うんだ
青くん
……ねぇ赤くん、赤くんの今までのこと、僕たちに話してくれない…？
赤くん
えっ…
青くん
僕は少しでも、赤くんからその苦しみをなくしてあげたい
青くん
きっと他のメンバーも同じだと思うよ、
赤くん
……
青くん
…すぐじゃなくてもいいよ、ﾆｺ
青くん
多分…今日は無理だろうし、
赤くん
…
青くん
……
青くん
赤くん、これだけは知っててほしい
青くん
僕たちは赤くんを、｢ただ少し苦い記憶がある子｣でおわらせようとしてないからね、
赤くん
え…
青くん
まぁ、ゆっくり考えてみて！
青くん
じゃあもう今日は遅いし、僕も寝るね
青くん
おやすみ ﾆｺ
赤くん
お、おやすみ……
ガチャ
次回に続く▹▸
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
