テラーノベル
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「お持ちいたしました〜!」
オシャレな店内。
落ち着いた雰囲気の店員が、 それぞれお皿をテーブルに置いた。
「こちら、濃い抹茶のフラペチーノ。」
サヤ
「こちらがエスカルゴのABCスープ。」
トワ
「そして、ホワイトチョコと 生クリームのパフェ。」
ロウ
「そして、コーヒー単品ですね。」
キョウカ
「お砂糖とミルクは ご必要でしょうか?」
キョウカ
「かしこまりました。ごゆっくり どうぞ〜…」
店員が去る前に、皆々 各々の手順で手を付け始める。
閑静な店内で、さりげのない音楽と 食器の音が静かに響き始めた。
サヤ
トワ
サヤ
キョウカ
ロウ
キョウカ
ロウ
ロウ
キョウカ
キョウカ
サヤ
キョウカ
キョウカ
サヤ
サヤ
キョウカ
トワ
トワ
トワ
キョウカ
ロウ
キョウカ
ロウ
多分、 冗談交じりで聞いてきたのだと思う。
本当にそうなわけは無いと、 思っていたんだと思う。
トワ
トワ
ッカラカラン!!…
匙が落ちた。
ロウの手から、それはもう勢いよく 滑り落ちた。
その手は、震えていた。
ロウ
キョウカ
キョウカ
ロウ
ロウ
ロウ
パフェを脇にずらしたあと、 机に突っ伏す。
肩までも震えていて、いずれ 笑い声が漏れて聞こえてきた。
ロウ
ロウ
ロウ
キョウカ
キョウカ
キョウカ
ロウ
ロウ
「あぁ、そっからは私が説明する。」
どこからともなく、高い声が響く。 違和感を感じるイントネーション。
対面に座しているサヤやトワの 声ではない。
店員も側には居ない。
声の主らしき人物は、 既にキョウカとロウの間に腰を下ろし 食べかけのパフェを頬張っていた。
ロウ
カケリ
……_ッごくん。 口元を舐めずり喉を鳴らすと、 先程のようななまりの効いた 話し方で言う。
カケリ
キャップを被った小柄な女性の名は "師走原 駆"(しわすばら かけり)。
聞けばロウ先輩とは同級で、 中学からの仲とのことだった。
トワ
カケリ
カケリ
ロウ
カケリ
キョウカ
カケリ
そういう言いながら、彼女は キョウカと目を合わせる。
無意識に睨みつけていた事に気づき 瞳を閉じて強張った表情筋を 緩める。
一つ呼吸を置いて、なるべく 落ち着き払って目を開けた。
キョウカ
キョウカ
サヤ
サヤ
キョウカ
カケリ
トワ
カケリ
カケリ
カケリ
カケリ
カケリ
キョウカ
キョウカ
キョウカ
トワ
カケリ
カケリ
カケリ
キョウカ
トワ
カケリ
ロウ
カケリ
ロウ
ロウ
カケリ
サヤ
カケリ
サヤ
冷たい視線が彼女を見つめ、 大きなプレッシャーをかける。
カケリ
トワ
サヤ
トワ
カケリ
キョウカ
サヤ
ロウ
サヤ
ロウ
カケリ
カケリ
キョウカ
カケリ
カケリ
カケリ
カケリ
キョウカ
俺とエゴが 完全に同一化できなかったのは、 やはり自我の影響らしい。
本来優先される筈の俺の自我が エゴの自我と拮抗している。
互いの自我が押しあって、 体が動かなくなってしまうのだ。
まずはこの問題を何とかしないと、 また直ぐに刺客が来ても対処しかねる。
今は…どうにも出来そうにないが。
キョウカ
キョウカ
キョウカ
ロウ
カケリ
カケリ
サヤ
サヤ
カケリ
ロウ
ロウ
ロウの口角が不気味に上がる。
カケリ
サヤ
…ガシッ
カケリ
サヤ
カケリ
サヤ
トワ
サヤ
キョウカ
ガシ…!
キョウカ
キョウカの肩の筋肉が強張る。
誰かに力強く掴まれ、 半ば押さえつけられているようだ。
キョウカ
ロウ
トワ
カケリ
カケリ
サヤ
サヤ
カケリ
カケリ
サヤ
カケリ
サヤ
サヤ
サヤ
トワ
サヤ
サヤ
トワ
カケリ
本当なら友達として、 何か言葉をかけるべきだろう。
「それはダメだ。」 「きちんと謝れ。」 「人の気持ちを考えろ。」
そうじゃない。
今一番悲しげで、 隣の青草を見て妬むような 彼女にかける言葉はそうじゃない。
トワ
トワ
カケリ
カケリ
サヤ
トワ
カケリ
「同じ檻に閉じ込められた、」
「獰猛な獣や…」
キョウカ
ロウ
ロウ
キョウカ
キョウカ
ロウ
ロウ
ヒュ__
何処から。
いや、いつから?
真上から、漆黒の球体が 落下してくるのに気づいた。
そしてその"爆弾"には_
キョウカ
黄色い顔があった。
ロウ
………ボンッ!!
コメント
1件
え〜第8話もめっちゃ熱かった…!!🔥 カフェのほのぼのした空気から一転、ロウ先輩がキョウカの影の話で震えて匙落とすシーン、鳥肌たったよ😭✨ カケリ先輩も新登場でワクワクが止まらん!サヤの「守られてる側」発言の裏にある痛みも気になるし…最後の「ワクワクが止まんねーんだ」からの戦闘開始、めっちゃカッコよかった!! 次回も楽しみにしてるよ〜⋆♡
羽海汐遠
16,009
ふぃる汰
1,573