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わたしは冷静だった

最初に死体を見た時よりも 随分と落ち着いている

別に、慣れたわけではない

むしろ 友達の死体を見たのだから 最初よりも衝撃は大きい

けれど この客室に逃げ込んでしまってから

なぜ逃げたのかも分からなくなっている

今すぐにでもあの場に戻って 事件の解明に努めたかった

中村雨音

真衣ちゃんのこと、守れなかったのかな。

言葉に出してみる

でも「違う」という言葉が……

自分の都合の良い言葉が 勝手に出てきているだけなのかもしれないけれど……

それでも 「違う」という声が脳内を埋めた

中村雨音

真衣ちゃんのために、わたしは誓ったんだもの。

中村雨音

救うんだ。今からでも。

もはや 生き残るためだとか 犯人の掌中にいるからだとか

そんなことはどうでも良かった

わたしは "真衣ちゃんのために" 事件を解明してみせるんだ!

中村雨音

……よし!

神崎隼也

はぁはぁ。中村!
探したよ…。

中村雨音

あ、神崎くん……。

そうか 錯乱していたわたしを追ってきたのか

中村雨音

ごめんね。もう、大丈夫。

神崎隼也

大丈夫……って。やけに立ち直りが早いな。中村。

神崎隼也

心の成長ってやつか?

中村雨音

そうかもしれないね。全部、真衣ちゃんのおかげかも。

神崎隼也

橘真衣のおかげ、か……。

そこで神崎くんは 複雑な表情を見せた

それはそうかもしれない 犯人だと指名までした人物が 実は違っていた

それだけじゃなくて その指名した人物が、翌日には殺されている

神崎くんは 罪悪感のようなものを覚えているのか

中村雨音

……神崎くん、あんまり気にしなくてもいいと思うよ。

神崎隼也

え?

中村雨音

真衣ちゃんを犯人だって言ったけど、実際は違ったんだよね。
それで変に、自分を責めちゃってるんじゃないかと思ってね。

神崎隼也

……まぁ、それはあるかもな。

神崎隼也

ありがとうな、中村。

中村雨音

ううん。いいの。

神崎隼也

そうだ。中村、橘真衣とは仲を深めたみたいだけど、橘真衣は何かを言ってなかったか?

中村雨音

何か……って?

神崎隼也

俺の予想だと、犯人じゃないにしてもあの子は犯人となんらかの繋がりはあったと思うんだ。

神崎隼也

勘違いしないで欲しいけど、それが良いとか悪いとかそんな話ではないよ。
ただ、犯人に関する何かをこぼしていないか、ヒントが少しでもないかと期待しているんだ。

中村雨音

……いきなり言われても、何がそうだったのかも分からないよ。でも、もしかしたら、犯人に繋がるヒントもあるかもしれないよね。

中村雨音

また、思い出してみるね。
わたし、記憶力には自信あるの。

神崎隼也

それは頼もしいな。

中村雨音

でも、今は事件現場に戻りたい。

神崎隼也

……本当に大丈夫なのか?

中村雨音

うん。もう、逃げないって決めたから。

生半可な気持ちではない

まだ意思は 完全には固まっていないかもしれない

でも 鋳型は真衣ちゃんが作ってくれた

もうこれで絶対に揺らぎはしない きっと

きっとやり遂げてみせる

密室殺人、かぁ

矛盾しているカテゴリーに他ならない と、私は思う

殺人が起こっている時点で 密室は破られているのだ

相容れるものとして容認するのは 酔狂なミステリ好きだ

つまり彼らは 論理を重んじるくせにロマンをも重んじる

そうね、例えば……

密室殺人において 密室トリックだとかいう言葉がある

それは誤りなんじゃないだろうか

トリックとは 元来、人に気付かせないためのものだ

ミステリなんかでは 事件を解決する名探偵がいたりする

だから それは"見破られるもの" として扱われる

けれども 単体のトリックに着目するならば

あくまで犯人は その場にいる全員を騙す気概を持ち合わせている

でも、どうでしょう?

特にこの場合においての 密室トリック

自殺にみせかけるため

その目的が先行して 犯人が作り上げたというのなら

「マーダーゲームハ オワラナイ」

……この犯行声明は必要ないわ

発想を逆転させてみるというのは どうだろう?

つまり 自殺に見せかけるためではなく 殺人だと認知されるのを承知していた

…………なら

密室トリックなんて必要ないわ

この場合は トリックという言葉自体が破綻している

ロマンを切り捨てて 密室を科学するのなら

何もかもが違っている

そう、これは論理的じゃない……

心が解らない

新城綾香

はぁ。

新城綾香

貴方の心が解らないわよ。犯人さん。

2名ほどの足音がする 若い男と若い女か

中村と神崎……

中村雨音

……新城さん。すみません。さっきは混乱しちゃって……

新城綾香

あら、戻ったのね。

目を向けると 中村と神崎がちょうど入ってきた

神崎隼也

ふぅ。意外と早かったでしょう?

新城綾香

いいえ。私の予想と合致していたわ。

神崎隼也

そうですか?
以前の中村なら、もっと錯乱していたと思いますけど。

新城綾香

以前までは、ね。

新城綾香

食堂で私の手伝いを無理にもしてくれた時、貴方は強い意思を築いたのだと、直感したの。そうでしょ、雨音ちゃん?

中村雨音

自分でそう言うのは気恥ずかしいですけど、でも、今は事件を解決したいんです!

新城綾香

ふふ。いい意気ね。

それは醜く美しいものである

犠牲があって成長する

人は何かを殺し続けて 心を修繕するのだ……

そんなことを考えていると 二人は既に調査を開始していた

神崎隼也

……ここから導ける結論はなんだろうな。

新城綾香

さっきまで野嶋さんと推理をして、分かった事実を伝えておくわね。

二人に 橘真衣が両手でナイフを掴んでいる という不審な点

私たちのスマホが全て破壊されているという事実

そこから導かれる自殺の可能性の否定 犯人像と一連の犯行の矛盾

そしてこれが 密室殺人なるものであること

新城綾香

……と言うことが、現状で分かったことよ。

神崎隼也

ううん。確かに不審でちくはぐとしか言いようがない。一番気になるのは、密室という構図だな。

神崎隼也

どういうことなんでしょうね、新城さん?

新城綾香

さあ。それを今からみんなで考えるのよね。

中村雨音

……あの、まずは密室の謎を解くためにも、扉を調べてみませんか?

新城綾香

いい案ね。見てみましょうか。

私達は問題の扉を調べ始めた

扉の前に来た

扉の上部や下部を見るが 地面と壁の際までぴったりと付いている

普通は災害のことを考慮して、隙間はとられているものだが……

とにかく 糸を通したりする小細工は厳しそうだ

表面は木でできていて モダンなデザインで洒落ている

しかし 色々とこの扉は異質であった

新城綾香

この扉、おかしいと思わない?

神崎隼也

ええ。やっぱり一番気になるのは、これですね。

そう言って神崎は、あるものを指した

神崎隼也

部屋の扉に、ドアスコープが付いているんですよ。

神崎隼也

それに、気づきましたか? こんな異質な扉は邸内の中でここだけなんです。

確かに それに続くどの扉を見ても そんなものはない

中村雨音

わっ。本当だ。真衣ちゃんの部屋だけ……。

中村雨音

あれ? よく見ると、このドアスコープ……。

新城綾香

どうかしたの?

中村雨音

よく見てください。少し、浮いていませんか?

神崎隼也

あ、本当だ。

僅かだが 外側に出っ張ってしまっている

中村雨音

なんだろう、これ。

新城綾香

この橘邸がどれだけ由緒あるものかは知らないけれど、劣化でもしているのかしらね。

中村雨音

確かに、ドアスコープは数年使っていると、劣化するとは言いますけど…。

中村は首を傾げて そのドアスコープを注視している

しかしそれを止めてしまうと ぽつりと言葉を出した

中村雨音

……そう言えば、部屋を割り当てる時って、そんなに慎重には決めませんでしたよね。みんな好きな部屋を自由に選んでました。

新城綾香

だからこそ、この特別な扉を見る限り、何か意図的なものが働いていたのかも知れないわね。

神崎隼也

それが、犯人と橘真衣を繋ぐ根拠にもなり得ますね。

神崎隼也

橘真衣本人が選んだのか……犯人があてがったのか。

中村雨音

そ、そんな時から……。

新城綾香

用意周到ねぇ。

本当にそうですね と、中村は言ってうつむいた

神崎隼也

……気になるのはですね。そもそも、こんなものを取り付けてどうするつもりなんでしょうね。

新城綾香

ええ。邸内なんだから、もちろん部屋の前に来るのはご両親よ。もしくは、これだけ広い家だから召使いなり雇っていたのかもしれないけれど、いずれ通常は必要ないものね。

中村雨音

真衣ちゃんは、友達も少ないって言ってたし、内気だったのかもしれないですね……。

中村雨音

たとえそれが、ご家族や関係者の方でも、直接は会いたくなかった……とか。

神崎隼也

となると、ここはもともと橘真衣の部屋だったということになるな。

中村雨音

そうですよね。

中村雨音

確かに、部屋の装飾も女の子らしかったです。

新城綾香

可能性は高いわ。自由に選んでいいと言われたなら、橘真衣も自分の部屋を選ぶでしょうし。

推理が進む しかしこれで何がわかるのか

私は無意味を楽しんだ

神崎隼也

……扉自体については、こんなところですかね。

神崎隼也

他に、何か分かることを挙げていってみましょう。

中村雨音

他に何かって言われても…。

新城綾香

鍵なんかはどうかしら?

神崎隼也

鍵、ですか。

3人は扉の内側に回り込んだ

新城綾香

何か分かりそうかしら。

神崎隼也

よく見る普通の形状だな…。
なんて言う名前だっけか。

中村雨音

……サムターンです。

神崎隼也

サムターン、か。確かに、そんな名称だったような気がするな。

中村雨音

サムは、親指を意味していて、ターンは、回すことを意味するサムターン錠です。一般的には、古いマンションや団地なんかで使用されていますよね。

中村雨音

最近では、もう防犯上の理由でモニター式になっていますけど……。

新城綾香

防犯上の理由というのは、解錠することが可能なのかしらね。

中村雨音

はい、そうなんです。
空き巣がよく行う手口に、"サムターン回し"というものがあります。これはその名前の通り、サムターン錠を利用して、専用の工具なんかで開けるんです。

神崎隼也

……中村、どこでそんな知識を得たんだ?

中村雨音

あ、別にやましいことじゃないですよ!!

中村雨音

たまたま、学校でやってた防犯教室で、来校された講師がそんなことを言っていたんです。

中村雨音

わたし、どうでもいいことまで憶えちゃうので…。

神崎隼也

いや、凄く助かるよ。何か解決の糸口になるかもしれない。

新城綾香

なるんじゃないかしら。
雨音ちゃん、そのサムターン回しというものは具体的にどう行われるのかしら?

中村雨音

えーと、確か……。

顎に指を当てて考えている

しかし寸分の後 中村は大きな声を出した

中村雨音

あ!!!!

神崎隼也

うわっ!
どうした、中村!

中村は両手を合わせて パンと叩いた

中村雨音

それを聞いて、わたし、思いついちゃいました!

神崎隼也

本当か。
是非、聞かせてくれ!

中村雨音

うん。分かった。

中村雨音

いくつか、手口があるんですけど……これ、見てください。

神崎隼也

それは……。

新城綾香

"ドアスコープ"ね。

中村雨音

そうです。この少し浮いたドアスコープとサムターン錠を見て、ピンときたんです。

新城綾香

それがサムターン回し、かしら。

中村雨音

はい、そうです。
サムターン回しには幾つか方法があります。そのなかでもこの扉で簡単そうなものは、"ドアスコープを外して、サムターン回しを行う"方法だと思うんです。

神崎隼也

ド、ドアスコープを外すぅ?

神崎は間抜けな声を出した

よほど突飛な発想に映ったらしい

私は、中村を観察した

もう何を言いたいのかは察したが それにしても、この記憶力と洞察力…

そうか

心は一度殺されて 本来の心が機能し始めたのか

中村雨音

はい。ドアスコープを外すんです。

神崎隼也

俺は鍵についての知識なんかないから分からないけど、ドアスコープって簡単に外せるものなのか?

神崎隼也

それこそ、専門の業者にでも頼まないと……。

新城綾香

外せるからこそ、空き巣はその手口を使うし、最近ではモニター式の家庭が増えているということよね。雨音ちゃん。

中村雨音

はい、そうなんです。

中村雨音

ドライバーだとか、ペンチがあれば簡単に外側からでも外せるものなんです。多分、10分でもあれば、犯人も外せたかと……あっ!!

神崎隼也

うおっ!びっくりした。
また何か思いついたのか?

中村雨音

はい!!
そういえば昨日の夜11時頃と朝の4時頃に、"真衣ちゃんの部屋の方から物音がしてました!"

本当に記憶力はいいらしい

新城綾香

ふふ。それはとても大事そうな証言内容ね。

新城綾香

それで、どうしたの。

中村雨音

昨日私は眠れなくて、ずっと起きてたんです。それで、事あるごとに時計ばかり見てしまって、
「早く時間が過ぎて救助の人が来ないかな」って思ってたんですけど……。

新城綾香

その時間に物音がしたことを記憶していた……だから、犯人はそこでサムターン回しをやってのけたということね。

中村雨音

そういうことに、なりますね。

神崎隼也

昨日の俺たちの足取りは確か、夜の21時には野嶋さんが倒れたんで、話も済んだしで解散したんでしたよね。

神崎隼也

それからは各々が部屋に戻ってしまって……俺はずっと部屋にいた……。

中村雨音

私もです。

新城綾香

私もよ……けれど、恐らくはみんながそういうでしょうね。アリバイや各自の昨日の様子に関しては、またあとで聞いていくことにしましょう。

神崎隼也

そうですね…。

こうして 密室は科学された

しかしまだ 満足そうな顔は見せず

他に考えるべきことはないか

二人を見ると いかにもそんな様子が伝わってきて 面白かった

そこで 神崎がハッとして意見した

神崎隼也

……待ってくれ。2回、物音がしたと言っていたよな。それは、犯人がずっと部屋にこもってたと考えるのが自然だよな。

神崎隼也

いや、それとも一度目は橘真衣が、二度目は犯人が、ということも……。

新城綾香

それはないわね。

神崎隼也

どういう、ことですか?

新城綾香

橘真衣さんの"死後硬直"よ。

神崎隼也

あぁ、そうか。

新城綾香

ヒトの死後硬直は、2〜3時間で内臓や顎から首にかけて始まって、3〜6時間で全身に至るわ。

新城綾香

個人差はあるけれど、一般的にはそうだと言われているの。

神崎隼也

ミステリの本が何かで、読んだことがあるような気がします。

新城綾香

それにね、橘真衣さんの遺体をまだ詳しく調べてはいないけれど、ナイフの柄を両手で握っている理由。
それって、今話した死後硬直を利用して、犯人が意図的にその位置に置かせたことになるわよね。

中村雨音

他殺……だからですよね。
これで、やっぱり夜の23時にまいちゃんが殺されたことに………。

神崎隼也

ということは、夜の23時に橘真衣をナイフで殺害して、朝の4時頃までずっとこもって死後硬直を利用した。そのくせ、あの文面を残し……。

神崎隼也

……解らないな。

新城綾香

解らないことを考えていても仕方がないわ。とりあえずは、雨音ちゃんの思い付いた方法なら、この密室を破ることができるということよ。

新城綾香

みんなの部屋を、調べさせてもらう必要があるわね。

中村雨音

それで、誰かの部屋から工具が見つかれば解決なんですけど……あるかなぁ。あればいいな。

新城綾香

野嶋さんと新海くんが来たら、その話もしてみましょう。それから、各自のアリバイや証言も聞いてみましょう。

神崎隼也

……あれ、そう言えば野嶋さんと新海って、どこに行ってるんでしたっけ。

うっかりしていた

二人には話していなかったか

しかし、時間経過的にも そろそろ帰ってくるはずだ

新城綾香

ごめんなさいね。忘れていたわ。
みんな、密室の謎解きに精一杯だったものね。

神崎隼也

いや本当に……ですね。

神崎隼也

今回は、中村のおかげだな。

中村雨音

わたしなんか……何もしてないよ。

新城綾香

いいえ、雨音ちゃんのおかげよ。
こんなにも早く、密室の謎を解き明かしちゃうなんてね。

事実 スピーディーであった

この少女はなかなかに侮れない

けれど あくまで方法がわかっただけだ

1番の本質は "なぜ" にあるだろう

そうしないと 犯人の特定は難しい

さあ 私達は解き明かすことができるのだろうか

楽しみで仕方がない

新城綾香

あら、足音がするわ。

神崎隼也

野嶋さんと新海か?

間もなく 野嶋と新海が現れた

観察すると 新海の方は何やらさっぱりとしている

気持ちでも新たにしたのか

野嶋は……

野嶋は 何を考えているのか、読み取れない

……なぜ?

心が、解らない

新海拓馬

ふん。相変わらず、間抜けそうな顔をしてるな。お前らは。

神崎隼也

お前も相変わらずだな。

新海拓馬

うるせえ。

野嶋隆

それで、そちらは何か進展したのか? 扉の前に集まっているが、密室の謎でも考えていたのかな。

神崎隼也

ええ。それが凄いんですよ。
中村が解決したんです。

野嶋隆

中村くんが……?
それは、凄いな。私にはさっぱり解らないよ。

中村雨音

いや、そんな凄いなんて…。

神崎が中村の功績を長々と語った

野嶋隆

……なるほど。サムターン回しなんて方法で、犯人は密室を作り上げたのか。

野嶋隆

中村くん、君は立派だね。

中村雨音

ありがとうございます。

新海拓馬

まぁ、今回はお前の手柄だな。

中村雨音

し、新海くん?

新海拓馬

あ? 何だその、僕が他人を褒めることが意外だ、みたいな顔は。

中村雨音

ち、違うよ。

新海拓馬

図星じゃねえかこの野郎!

神崎隼也

まあ、お前はそういうやつだからな。

新海拓馬

うるせえぞおい!

野嶋隆

こらこら、やめなさい。
それより、私達からも報告することがあるだろう。

新海拓馬

そうだな。全く。

新城綾香

あら、それは何かしらね。

まず X県に住んでいるのかどうかを問われた

私、中村、神崎は 「住んでいる」 と、答えた

 奇妙な符号は不安を増大させる

さらに 橘邸には、地方新聞が揃えられており

そこに載った中村と新海の記事 これがスクラップされて 意図的に置かれていたこと

そこから考え出される推理 ……つまり

全てが計画的に組み込まれている 可能性を示唆する事実を

私達は伝えられた

神崎隼也

なっ、どういうことだ!

中村雨音

全てが……計画的に?

神崎隼也

なぜだ、なぜそんなものが!!

野嶋隆

つまりね、私達は……

もともと深く刻まれたシワが

いっそう険しくなり

私達をじっくりと見回してから

やはり、読めない心で

野嶋はこう言った

野嶋隆

"化け物と対峙しているということだ"

この作品はいかがでしたか?

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