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#鬼滅の刃オリジナルストーリー
アニア
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コメント
1件
ああ、もう本当に胸がギュッと締め付けられました……。瀬那ちゃんが「鬼の呼吸」に手を出すシーン、蜜璃さんが「それ以上使わないで」って震えるところ、心臓が痛かったです。そして無惨が弟さんの話をあんな風に……! それでも「背負って倒す」って言い切る瀬那ちゃん、かっこよすぎて泣きそうになりました。炭治郎の異変も気になって、続きが待ちきれません……!
無惨が睨む。
鬼舞辻無惨
瀬那ちゃんは刀を構える。
九条瀬那
九条瀬那
そこにはすでに―― 水柱・冨岡義勇 風柱・不死川実弥 岩柱・悲鳴嶼行冥 竈門炭治郎 我妻善逸 嘴平伊之助 が集まっていた。
一方その頃―― 少し離れた場所では、 負傷した隊士たちが集められていた。
九条湊さん
傷ついた隊士を支えながら、 落ち着いた声で言う。
九条湊さん
隊士は苦しそうにしながらも頷く。
隊士の人
湊さんは少しだけ目を伏せる。
九条湊さん
九条湊さん
包帯を巻きながら、優しく続ける。
九条湊さん
近くではカナエさん、しのぶさん、 カナヲちゃんも治療を続けていた。 カナエさんが湊さんを見る。
胡蝶カナエ
九条湊さん
湊さんは笑う。
九条湊さん
しのぶさんも頷く。
しのぶさん
童磨の血鬼術で心臓を凍らされている。 それなのに瀬那ちゃんは、 表情一つ変えず剣を握り続ける。
周りから見れば、
炭治郎くん
伊之助くん
義勇さん
さねみん
悲鳴嶼さん
誰も異変に気づかない。 でも―― 瀬那ちゃんだけは分かっていた。
九条瀬那
九条瀬那
九条瀬那
無惨の鋭い触手が、 何十本も隊士たちへ襲いかかる。
隊士のみんな
隊士たちは覚悟を決め、 自ら前へ飛び出そうとする。 その時だった。
九条瀬那
瀬那ちゃんが 隊士たちの前へ飛び出した。 刀を握る手に力を込め、 小さくつぶやく。
九条瀬那
脳裏には、 すでに命を落とした 無一郎くんの穏やかな笑顔が浮かぶ。
むいむい
その言葉を思い出した 瀬那ちゃんは、 大きく息を吸った。
九条瀬那
無数の花びらと雪が舞い上がり、 巨大な盾となって隊士たちを包み込む。 ガガガガガッ!!
無惨の触手は盾に阻まれ、 隊士たちは誰一人として 肉の壁になることはなかった。
炭治郎は目を見開く。
炭治郎くん
義勇は静かに頷く。
義勇さん
実弥も刀を握り直す。
さねみん
伊黒さんは一瞬目を見開き、 瀬那ちゃんの方を見る。
伊黒さん
悲鳴嶼さん
伊黒さんは、刀を握り直した。
伊黒さん
蜜璃さんは目に涙を浮かべながら笑う。
蜜璃さん
蜜璃さん
涙をぬぐいながら力強く叫ぶ。
蜜璃さん
そして瀬那ちゃんへ優しく微笑む。
蜜璃さん
義勇さんは、瀬那ちゃんを見て
義勇さん
義勇さん
蜜璃さんがしなる日輪刀で 無惨の攻撃を受け止める。
蜜璃さん
九条瀬那
瀬那ちゃんは雪の呼吸で 足元を一瞬凍らせ、 無惨の動きを鈍らせる。
九条瀬那
無惨の腕がわずかに止まった、その瞬間。
蜜璃さん
蜜璃さんが怪力で無惨の右腕を掴み、 瀬那ちゃんも左腕をしっかりと握る。
九条瀬那
二人は息を合わせて全身の力を込める。 ブチィッ!! 凄まじい音とともに、 無惨の両腕が引きちぎられた。
鬼舞辻無惨
無惨が苦悶の叫びを上げる。 しかし次の瞬間、傷口から肉がうごめき、 腕が再生し始める。 瀬那ちゃんはすぐに日輪刀を構えた。
九条瀬那
蜜璃さんも息を整えながら笑う。
蜜璃さん
無惨の攻撃はさらに激しくなった。 無数の触手のような攻撃が広がり、 隊士たちは必死に避けるが、 全てを防ぎきることはできない。
炭治郎くん
蜜璃さんが刀で攻撃を受け止めるが、 無惨の一撃が二人を襲う。
蜜璃さん
九条瀬那
二人は胸元に攻撃を受けてしまい、 隊服も傷つく。それでも 瀬那ちゃんは刀を握り直す。
九条瀬那
蜜璃さんも痛みを、 こらえながら立ち上がる。
蜜璃さん
伊黒さんがその姿を見て叫ぶ。
伊黒さん
九条瀬那
蜜璃さん
義勇さんと実弥さんは 左右へ跳び、 攻撃をかわす。
さねみん
義勇さん
二人は息を合わせ、 一瞬だけ互いの日輪刀 を強く打ち合わせた。 ガキィィン!!
甲高い金属音が夜空に響き、 激しく散った火花が二人を照らす。 強く握られた刀身は熱を帯び―― 赤く染まった。
二人は同時に無惨へ突進する。 赤い刀身が交差し、 無惨の腕や胴を深く斬り裂く。
鬼舞辻無惨
無惨は再生しようとするが、 傷口はこれまでのようには塞がらない。
炭治郎くん
無限城が崩壊し、 戦いの舞台は地上へ移る。 夜明けまで残された 時間はあとわずか。
無惨の猛攻に、 柱たちも満身創痍だった。 瀬那ちゃんは静かに日輪刀を握り締める。
九条瀬那
炭治郎くん
蜜璃さん
瀬那ちゃんは ゆっくりと目を閉じ、 深く息を吸った。
九条瀬那
九条瀬那
九条瀬那
その瞬間、 瀬那ちゃんの雰囲気が一変する。 瞳は鋭く研ぎ澄まされ、 全身から凄まじい闘気が立ち上る。 その姿は鬼ではない。 それでも、その圧倒的な戦闘能力は、 鬼すら震え上がらせるほどだった。
かつて、この呼吸の使い手たちは―― 『鬼殺しの鬼』 そう呼ばれていた。 敵である鬼のような 戦闘能力を発揮しながら、 鬼を討つ剣士。
しかし、その力には大きな代償がある。 身体への負荷は尋常ではなく、 命を削りながら戦う諸刃の呼吸。 使えば使うほど、 自らの命は尽きていく。
蜜璃さん
蜜璃さん
九条瀬那
炭治郎が目を見開く。
炭治郎くん
義勇さんも刀を構えながら驚く。
義勇さん
実弥さんは舌打ちする。
さねみん
ただ一人、 蜜璃さんだけが 震える声でつぶやく。
蜜璃さん
蜜璃さん
瀬那ちゃんは 無惨を次々と斬り伏せていく。 しかし、そのたびに息は荒くなり、 手はわずかに震え始めていた。
蜜璃さんは瀬那ちゃんの異変に 気付きながらも、 今は無惨を倒すために 共に戦うしかなかった。
無限城が崩壊し、戦いは地上へ。 夜明けまで、あとわずか。 無惨は怒りに満ちた咆哮を上げ、 無数の触手を四方八方へ放つ。
九条瀬那
無惨は不気味な笑みを浮かべ、 蜜璃さんの両腕を 狙って鋭い触手を放つ。
炭治郎くん
炭治郎の叫びが響く。 誰も間に合わない ――そう思われた、 その瞬間。
九条瀬那
九条瀬那
瀬那ちゃんは歯を食いしばり、 さらに刀を振るう。
九条瀬那
無数の雪の斬撃が舞い上がり、 触手を次々と切り裂いていく。 ザンッ! ザンッ! ザンッ! 無惨の触手は宙を舞い、地面へ落ちた。
鬼舞辻無惨
蜜璃さんは目を見開いたまま 瀬那ちゃんを見る。
蜜璃さん
九条瀬那
蜜璃さん
九条瀬那
九条瀬那
その言葉に、 伊黒さんは静かに息を吐いた。
伊黒さん
義勇さんも頷く。
義勇さん
実弥さんは口元に笑みを浮かべる。
さねみん
瀬那ちゃんは再び無惨を見据える。
九条瀬那
九条瀬那
蜜璃さんも涙をぬぐい、 力強く刀を握り直した。
蜜璃さん
蜜璃さん
九条瀬那
悲鳴嶼さんは、 雪の呼吸で蜜璃さんを救った 瀬那ちゃんの姿を見て、 静かに頷いた。
悲鳴嶼さん
悲鳴嶼さん
そして、鎖を強く握り締める。
悲鳴嶼さん
悲鳴嶼さん
無惨との戦いの最中――。 無惨の動きが少しずつ鈍っていく。 珠世さんの「人間に戻す薬」が 効き始めているだけではない。
瀬那ちゃんが密かに仕込んでいたものが、 ついに「人間に戻る薬」 と倍になり効果を現し始めていた。 そのことを知っているのは、 ほんの一部だけ。 瀬那ちゃんは刀を握りながら、 無惨を見つめる。
九条瀬那
無惨が睨みつける。
鬼舞辻無惨
瀬那ちゃんは静かに答える。
九条瀬那
九条瀬那
それは、鬼には作用するが、 人間には影響しない ように考えられたもの。 瀬那ちゃん自身が研究し、 戦う覚悟で用意したものだった。 無惨の再生がさらに遅れる。
鬼舞辻無惨
瀬那ちゃんは刀を構える。
九条瀬那
その言葉に、蜜璃さんは驚く。
蜜璃さん
悲鳴嶼さんは静かに目を閉じる。
悲鳴嶼さん
義勇さんと実弥さんも、 赤く染まった赫刀を握り直す。
義勇さん
さねみん
無惨の言葉に、 瀬那ちゃんの中で昔の記憶が蘇る。
鬼舞辻無惨
その問いに、 瀬那ちゃんの手がわずかに震える。 無惨は気づいて、さらに言葉を重ねる。
鬼舞辻無惨
九条瀬那
九条瀬那
九条瀬那
九条瀬那
無惨は笑う。
鬼舞辻無惨
無惨は冷たく言う。
鬼舞辻無惨
瀬那ちゃんは首を振る。
九条瀬那
鬼舞辻無惨
九条瀬那
無惨は淡々と言う。
鬼舞辻無惨
九条瀬那
鬼舞辻無惨
無惨の言葉に、空気が凍る。 瀬那ちゃんの周りに雪が舞う。
九条瀬那
鬼舞辻無惨
蜜璃さんも悲しそうに瀬那ちゃんを見る。
蜜璃さん
悲鳴嶼さんは数珠を握り、静かに祈る。
悲鳴嶼さん
無惨は続ける。
鬼舞辻無惨
雪の呼吸の冷気が包む。
九条瀬那
九条瀬那
九条瀬那
その小さな背中に、 どれほどの想いを 抱えて戦っているのか――。
伊黒さんは刀を握りしめる。
伊黒さん
伊黒さん
不死川さんは怒りを抑えきれず、 鋭く睨む。
さねみん
さねみん
無惨は怒りを見ても、冷たく笑う。
鬼舞辻無惨
瀬那ちゃんは刀を構える。
九条瀬那
九条瀬那
蜜璃さん達も瀬那ちゃんの隣に並ぶ。
次々と無惨の攻撃を受け、 柱や隊士達は瓦礫や壁へ 叩きつけられてしまう。
九条瀬那
九条瀬那
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
瀬那ちゃんが一瞬で間に入る。
九条瀬那
舞うような花びらが周囲を包む。
九条瀬那
華の斬撃が無惨の攻撃を受け止め、 軌道を逸らす。
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
九条瀬那
そう言いながらも、 瀬那ちゃんの 身体には傷が残っている。
それでも瀬那ちゃんは カナヲちゃんを抱き上げ、 安全な場所へ運ぶ。 近くの隊士達へ託す。
九条瀬那
カナヲちゃんは瀬那ちゃんを見る。
栗花落カナヲ
瀬那ちゃんは無惨を見ながら答える。
九条瀬那
九条瀬那
雪と華の力をまとい、 瀬那ちゃんは再び戦場へ戻る。
無限城の外へと続く戦いの中――。 夜の闇を照らすように、 少しずつ空の色が変わっていく。
「……朝が来る……」
と、誰かが小さく呟く。
遠くの山の向こうから、 太陽の光が差し込んだ。 無惨はその光を見た瞬間、 表情を変える。
鬼舞辻無惨
瀬那ちゃんは 傷ついた隊士達を 守るように前に立ち、 雪の呼吸で最後の時間を稼ぐ。
九条瀬那
雪が舞い、朝日の光を反射して輝く。 炭治郎くんも刀を握りしめる。
炭治郎くん
義勇さん、不死川さん、 悲鳴嶼さん、伊黒さん、 蜜璃さんも最後の力を振り絞る。 そして太陽が完全に昇る。 夜を終わらせるような光が、 戦場を包んでいく――。 瀬那ちゃんは空を見上げて、 小さく息を吐く。
九条瀬那
太陽が昇り、 無惨との戦いが終わったと思われた――。 しかし、その場にいた全員が息を呑む。
義勇さん
倒れた炭治郎くんの姿に、 ただならない変化が起こる。
蜜璃さん
蜜璃さんの声が震える。 伊黒さんも、 信じられないものを 見るように目を見開く。
伊黒さん
無惨の力が最後に残っていたのだった。 炭治郎くんは鬼の力を宿し、 ゆっくりと立ち上がる。 でも――その瞳の奥には、 まだ炭治郎くん自身の 優しさが残っていた。
太陽の光の中で、 最後の戦いが始まる――。