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#鬼滅の刃オリジナルストーリー
アニア
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瀬那ちゃんは迷わず走り出す。 みんなが止めようとする中、 瀬那ちゃんは炭治郎くんの前に立ち、 ぎゅっと抱きしめる。
九条瀬那
瀬那ちゃんの周りには雪が舞い、 雪の呼吸で必死に耐える。
九条瀬那
炭治郎くんが鬼の力に飲まれた瞬間――。
九条瀬那
炭治郎くんの口元に強い力が集まる。 次の瞬間、 鬼の力による衝撃の波が放たれる。
義勇さん
白い雪の壁が広がり、みんなを守る。 でも波動の勢いは強く、 瀬那ちゃんは踏ん張りながら耐える。
みんなはそこから、その場所から動けずにいた。でも、瀬那ちゃんの 手や腕を見た瞬間ーー。
善逸
善逸
伊之助くん
義勇さんは静かに目を伏せる。
義勇さん
伊黒さんも険しい表情になる。
伊黒さん
蜜璃さんの顔から血の気が引く。
蜜璃さん
蜜璃さん
炭治郎くんの周囲に 再び大きな力が集まる。
善逸
伊之助くんも必死に声を張る。
伊之助くん
そして――第二波の攻撃が放たれる。
蜜璃さん
瀬那ちゃんは炭治郎くんを離さない。
九条瀬那
雪の壁が広がり、仲間達を守る。 でも瀬那ちゃんはその中で、 炭治郎くんだけを見ていた。
九条瀬那
九条瀬那
善逸くんの涙がこぼれる。
善逸
伊之助くんも叫ぶ。
伊之助くん
第二波の攻撃で、 炭治郎くんの力が さらに大きく揺れる――。 その時。
禰󠄀豆子ちゃん
禰󠄀豆子ちゃん
そこへカナヲちゃんが前へ出る。
栗花落カナヲ
カナヲちゃんは刀を構え、瞳に集中する。
栗花落カナヲ
でも――。 炭治郎くんの心の中では。 無惨が最後の力で 必死に炭治郎くん を縛りつけていた。
鬼舞辻無惨
無惨の声が響く。 しかし炭治郎くんは負けない。
炭治郎くん
炭治郎くん
藤の花だと思ってください。(圧
藤の花が咲くような、 静かで温かな場所に 炭治郎くんはいた。 そこには――。
無一郎くん
煉獄さん
悲鳴嶼さん
悲鳴嶼さんがいた。
炭治郎くんの前にいる三人は、 最後に優しく背中を押す。
無一郎くん
煉獄さん
悲鳴嶼さん
暗闇の中に、温かな光が差し込む。 炭治郎くんが顔を上げると、 光の中からいくつもの手が伸びてくる。
その手は、 炭治郎くんを責めるためではなく、 帰る場所へ導くための手だった。
少し離れた場所まで移動した瞬間―― 瀬那ちゃんは、 張り詰めていた力が 切れたように足を止める。
九条瀬那
そう呟いた次の瞬間、 身体がふらりと揺れる。
蜜璃さん
蜜璃さんがすぐに駆け寄り、 倒れそうになった 瀬那ちゃんを受け止める。
蜜璃さん
伊黒さんもすぐ側まで来て、 険しい表情で瀬那ちゃんを見る。
伊黒さん
炭治郎くんが目を覚ました知らせが届く。
伊黒さん
伊黒さんがほっとした表情を見せ、 そちらへ向かおうとした時――
九条瀬那
九条瀬那
九条瀬那
蜜璃さん
九条瀬那
蜜璃さんの目に涙が浮かぶ。
蜜璃さん
伊黒さんは少し照れながらも、 真剣な表情で蜜璃さんを見る。
伊黒さん
蜜璃さんも伊黒さんを見て、優しく笑う。
蜜璃さん
二人の姿を見て、 瀬那ちゃんは安心したように微笑む。
九条瀬那
伊黒さんがその場を離れ、 炭治郎くんのもとへ向かう。 その背中を見送った瀬那ちゃんは、 少し安心したように息を吐く。
九条瀬那
その瞬間――
蜜璃さん
九条瀬那
そう言おうとした 瀬那ちゃんだったが、 限界が来てしまう。
九条瀬那
蜜璃さんは慌てて支える。
蜜璃さん
瀬那ちゃんは少し迷ったあと、 小さな声で言う。
九条瀬那
九条瀬那
蜜璃さんは驚いて目を見開く。
蜜璃さん
九条瀬那
瀬那ちゃんは苦しそうに笑う。
九条瀬那
蜜璃さんの目に涙が浮かぶ。
蜜璃さん
瀬那ちゃんは静かに頷く。 蜜璃さんは瀬那ちゃんの手を握る。
蜜璃さん
蜜璃さん
瀬那ちゃんはその言葉を聞いて、 少しだけ表情を和らげる。
九条瀬那
その言葉を最後に、 瀬那ちゃんの瞼が ゆっくりと閉じられていく。
蜜璃さん
蜜璃さんの声が震える。
蜜璃さん
しかし、瀬那ちゃんの返事はない。
蜜璃さん
蜜璃さんは必死に肩を揺する。
蜜璃さん
涙が次々とあふれ、 瀬那ちゃんを抱きしめる。
蜜璃さん
その叫びを聞きつけ、 炭治郎のもとへ向かっていた 伊黒さんが勢いよく振り返る。
伊黒さん
ただならぬ様子に、 伊黒さんはすぐに駆け戻る。 同じ頃、負傷した隊士たちの治療を終えていたしのぶさんも声に気付き、 急いで駆けつけた。
しのぶさん
蜜璃さんは涙で声を詰まらせながら叫ぶ。
蜜璃さん
しのぶさんはすぐに瀬那ちゃんの そばへ膝をつき、 脈や呼吸を慎重に確認する。
しのぶさん
蜜璃さんは震える声で答えた。
蜜璃さん
伊黒さん
伊黒さんの表情が大きく変わる。 しのぶさんも息をのみ、 すぐに瀬那ちゃんの 胸元へ手を当てて状態を確かめる。
しのぶさん
しのぶさんは真剣な眼差しで二人を見た。
しのぶさん
蜜璃さんは瀬那ちゃん の手を強く握り続ける。
蜜璃さん
伊黒さんも静かに瀬那ちゃん のそばへしゃがみ込み、 小さく呟いた。
伊黒さん
しのぶさんが 必死に瀬那ちゃん の容態を診ていると――
胡蝶カナエ
しのぶさん
治療を終えて駆けつけたカナエ姉さんが、 すぐに瀬那ちゃんのそばへ膝をつく。 瀬那ちゃんの青白い顔を見た瞬間、 穏やかな表情が真剣なものへと変わる。
胡蝶カナエ
しのぶさんは焦りを隠せないまま答える。
しのぶさん
しのぶさん
静かに、瀬那ちゃんの脈を確認し、 呼吸を確かめる。
胡蝶カナエ
その言葉に 蜜璃さんは、 少しだけ希望を取り戻す。
蜜璃さん
カナエ姉さんは優しく頷く。
胡蝶カナエ
伊黒さんは、 二人のやり取りを 見つめながら拳を握る。
伊黒さん
蜜璃さんは瀬那ちゃん の手を握ったまま、 涙をこぼす。
蜜璃さん
しのぶさんは 伊黒さんと蜜璃さん のほうを見て言った。
しのぶさん
蜜璃さん
伊黒さん
しのぶさん
二人はしのぶさんを見つめる。
しのぶさん
蜜璃さんは戸惑う。
蜜璃さん
しのぶさんは優しく微笑んだ。
しのぶさん
しのぶさん
しのぶさん
カナエさんも穏やかに続ける。
胡蝶カナエ
伊黒さんは 瀬那ちゃんを一度見つめ、 静かにうなずいた。
伊黒さん
蜜璃さんは瀬那ちゃんの 手をそっと握り直し、 涙をぬぐう。
蜜璃さん
そう言って立ち上がる。 伊黒さんと蜜璃さんは 瀬那ちゃんをカナエさんと しのぶさんに託し、 炭治郎たちがいる場所へ 急いで向かっていった。 その後ろ姿を見送りながら、 しのぶさんは静かに息をつく。
しのぶさん
しのぶさんは 瀬那ちゃんの治療を続けながら、 悔しそうに唇を噛んだ。
しのぶさん
カナエさんがそっとしのぶさんを見る。 しのぶさんは瀬那ちゃんの手を握り、 目に涙を浮かべながら言う。
しのぶさん
しのぶさん
しのぶさん
しのぶさん
カナエさんは 優しくしのぶさんの 肩に手を添えた。
胡蝶カナエ
しのぶさんは涙をぬぐい、深呼吸をする。
しのぶさん
しのぶさん
しのぶさん
カナエさんも力強くうなずいた。
胡蝶カナエ
無限城での決戦を終え、 一行は蝶屋敷へ戻った。 瀬那ちゃんは意識を失ったまま、 しのぶさんとカナエ姉さんの 懸命な治療を受け続けていた。 そして――二週間が過ぎた。 その間、瀬那ちゃんの部屋には毎日のように仲間たちが訪れていた。
炭治郎くんは何度も部屋を訪れ、
炭治郎くん
と優しく話しかける。 禰󠄀豆子ちゃんは人間に戻った手で 瀬那ちゃんの手をそっと握り、 心配そうに寄り添っていた。
善逸くんは涙ぐみながら、
善逸
伊之助くんも窓際に座り、
伊之助くん
カナヲちゃんは毎日花を替え、
栗花落カナヲ
蜜璃さんは瀬那ちゃんの 好きな和菓子を持ってきて、
蜜璃さん
と涙を浮かべながら語りかける。 伊黒さんは多くを語らず、部屋の入口で静かに見守る日もあれば、 瀬那ちゃんの枕元で、
伊黒さん
と一言だけ残して部屋を出る日もあった。 実弥さんは照れ隠しをしながら、
さねみん
義勇さんも見舞いに訪れ、
義勇さん
そしてある日――
宇髄さん
宇髄さんが蝶屋敷を訪れた。 その後ろには、須磨さん、まきをさん、 雛鶴さんの三人もいる。 須磨さんは目を潤ませながら、
須磨ちゃん
とすすり泣き、 まきをさんは腕を 組みながらも心配そうに、
まきをさん
と言う。 雛鶴さんは優しく微笑み、
雛鶴さん
と静かに語りかけた。 宇髄さんは瀬那ちゃんの枕元に立ち、
宇髄さん
と、笑ってみせる。
瀬那ちゃんは静かに眠り続けている。 雛鶴さんはその姿を見つめ、 そっと宇髄さんの隣に立った。
雛鶴さん
宇髄さんは返事をせず、 瀬那ちゃんを見つめたままだった。 雛鶴さんは優しく言う。
雛鶴さん
雛鶴さん
まきをさんも小さくうなずく。
まきをさん
須磨さんは涙を拭きながら、
須磨ちゃん
三人は静かに部屋を後にした。 部屋には、 宇髄さんと瀬那ちゃんだけが残る。 しばらく沈黙が続く。 宇髄さんは椅子に腰を下ろし、 瀬那ちゃんの顔を見つめた。
宇髄さん
宇髄さん
返事はない。 宇髄さんは瀬那ちゃん の手をそっと握る。
宇髄さん
その声は少しかすれていた。
宇髄さん
宇髄さん
宇髄さん
宇髄さんは顔を伏せる。 肩が小さく震え始めた。
宇髄さん
堪えていた涙があふれ、 声が震える。
宇髄さん
宇髄さん
宇髄さん
普段は豪快で弱音を見せない宇髄さんが、 声を詰まらせながら涙を流す。
宇髄さん
その頃、廊下では雛鶴さんたち 三人が立ち止まっていた。 須磨さんは目に涙を浮かべる。
須磨ちゃん
まきをさんも静かに目を伏せる。
まきをさん
雛鶴さんは襖の向こう を見つめながら、 そっと手を合わせた。
雛鶴さん
と、三人は宇髄さんの 気持ちを思い、 静かに祈り続けた。
二週間の間には、 煉獄家の人たちも蝶屋敷を訪れた。 部屋の襖が静かに開き、 入ってきたのは煉獄槇寿郎さんと、 弟の千寿郎くんだった。 千寿郎くんは瀬那ちゃんの 枕元まで歩み寄り、優しく微笑む。
千寿郎くん
千寿郎くん
千寿郎くん
千寿郎くん
千寿郎くんはそう言って、 そっと花を枕元に置いた。 少し後ろに立っていた 槇寿郎さんも瀬那ちゃんを見つめる。
しばらく黙っていたが、 静かに口を開いた。
槇寿郎さん
槇寿郎さん
槇寿郎さん
槇寿郎さん
槇寿郎さんはそう言うと、 静かに目を閉じて手を合わせた。 千寿郎くんも隣で手を合わせる。
千寿郎くん
千寿郎くん
コメント
1件
うわあ…第17話、めっちゃ泣いたわ…😭 瀬那ちゃん、心臓凍らされたまま気づかれないように戦い続けてたなんて、強すぎるし優しすぎる…。蜜璃と伊黒の結婚を促すシーンも、自分の限界を隠してまで仲間を想う姿が尊すぎて胸が苦しくなった。 宇髄さんが涙ながらに「目ぇ開けろよ」って叫ぶとこ、もうダメだ…あの豪快なキャラが本気で泣くって、どれだけ瀬那ちゃんのこと大事に思ってるか伝わるわ。 煉獄家の兄弟が訪れる場面も、杏寿郎の意志を継いで生き抜けっていうメッセージが重くて心に残った。 ちゃなさんのキャラの心情描写、本当に繊細で毎回引き込まれる。次話が待ちきれない🔥