テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
運命を書き換えた罰
私は一度、自分の手で「誰かの死の運命」を書き換えた。
私が書き換えた人はもちろん生き延びた
ただ、その代償に他の人が亡くなってしまった
元々死ぬはずだった人とは無関係
他人だった
私が運命を書き換えることで他の人が傷つく
以来、私の体には一生忘れない傷が刻まれ、
毎日少しずつ寿命を削って存在を保っている
それでも私は、筆を握りしめて言う。
「たとえ世界に消されても、私は書き続ける。」
白亜麗華(はくあれいか)