るぅとside
放課後のB組教室。僕はころちゃんと選挙の打ち合わせをしていた。
黄神
そう静かにため息をつく。僕の目の前にあるのは白い原稿用紙。
、、どんなことを選挙で話そうか、僕はいまだに悩み中だったのだ。
選挙は明後日。流石に今日中にどんなことを書くかくらいは決めておかなきゃ、、、
焦れば焦るほど、アイディアは思い浮かばない。
、、、一方、ころちゃんは演説の原稿をカリカリと手を止めることなく動かす。
僕にとってはちょっと意外な事だった。
そんなに書いてくれることに嬉しさも覚えつつ、話しかけてみる。
黄神
青猿
黄神
青猿
黄神
青猿
黄神
青猿
ダメだ、完全に無視。彼は彼が集中しているサインである。
素直な性格ゆえに、悲しきかな、1つの事に熱中し始めるととことん話さなくなる。
ゲームでも、これは死ぬまで無いと思うが勉強でも。
黄神
彼の姿を見て僕のやる気は一気に増し、置いたばかりの目の前のシャーペンに手を伸ばしたのだった。
莉犬side
忘れ物をしたとさとみくんに言ったのは間違いだった。
何故って?
赤&桃
それは、、、。
___数十分前。
莉犬
さとみ
莉犬
さとみ
莉犬
愚痴程度に聞いてもらうつもりが学校に取りに行こうと面倒な事になり俺は呆れる。
、、家は真反対なのに、数分できたからビビったものだ。
桃谷
赤崎
渋々彼の自電車の後ろに乗る。
、、自分の自電車を出すのが面倒だからだ。
、、、緊張して、手足は震えているが。
桃谷
赤崎
驚くような優しい声に俺は小さくつぶやく。
そうして、彼は自転車をこぎ出した。
赤崎
背中に顔を埋めながら、俺は1人、目を瞑ったのだった。
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