TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ただいま

扉の音が静かに響く

暗い顔をした男が入ってくる

おかえり

お疲れだね

休んだ方がいいんじゃない?

掃除したり洗濯物を畳んでおいたり

ほんとは褒めて欲しかったけど

彼の顔色を見て心配そうに言う

え?

今日はもう寝るか…

彼が目をこすりながら廊下へ出て行く

寝室へ向かうようだ

さて

私も早く終わらせよ

寝室に入るのを見届けて、私は作業に移った

ちょっと相談なんだが…

同僚

どうした?

なんか最近視線を感じるんだよ

同僚

視線?

同僚

それってストーカーみたいな?

ああ…

こういうのってどう対処したらいいんだ?

同僚

んー…

同僚

とりあえず1人で帰らないようにするか

同僚

んで、向こうが行動起こすようになったら警察行こう

警察か…

同僚

まあ安全第一だし

同僚

今日は俺が帰ってやるよ!

ありがとう、助かる

人気のない場所で

ため息をひとつ

ここどこ…

完全に迷った

おまけにコミュ障だから聞けないし

知らない場所で人も少ない

仕方なく大通りに向かえるよう願いながら彷徨う

早く行かなきゃいけないのに

少し狭い路地

暑い日差しが直接当たることはなく

暖かな空気だけを運んでくれる

ここは

あの路地だ

記憶を頼りに辺りを見渡しながら歩みを進める

あの人を探して

小さなパン屋を曲がった先に

見覚えのある後ろ姿

高揚しながらゆっくりと近づく

ある程度の距離まで行ったら

わざと足音を出して

だんだんと足早に

私の気配に気づいたのか

彼が振り返る

…!

なんでお前がここに…!

勢いのまま

彼の胸を刺す

愛しい

痛みに苦しむ姿を見たくて、 手を僅かにひねる

彼の顔が苦痛に歪む

それを見てまた気分が高まる

刃を抜くと崩れ落ちる体

ずっとこの時を待ってた…

コツ…

つり上がる口角を自覚しながら 彼のそばに一歩踏み出す

赤い水溜りを作りながら こちらを見上げる彼

あは

アハハハハハハハハ

やっと

やっとこの時を迎えられた!

念願の夢が叶ったような そんな気分だ

愛しい彼をうっとりと眺める

私と一緒に

逝こう…?

意識が薄れゆく中

彼が何か呟いたようだが

興奮した私に聞こえることは なかった

モンシロ楪

こんにちは

モンシロ楪

あるいはこんばんは

モンシロ楪

いかがだったでしょうか

モンシロ楪

見る人によって解釈が異なればいいなと思っております

モンシロ楪

ですので、今回は解説は控えさせていただきます

モンシロ楪

次回は私なりの解釈を加えたお話になります

モンシロ楪

なので自分なりの解釈を大事にしたい方は

モンシロ楪

そっ閉じを推奨します

モンシロ楪

見ていただきありがとうございました

モンシロ楪

改めまして

モンシロ楪

こんにちは

モンシロ楪

あるいはこんばんは

モンシロ楪

一年ぶりでしょうか

モンシロ楪

正直忘れておりました

モンシロ楪

一年も開けるのは初めてです

モンシロ楪

今までのように不定期更新でいきますので

モンシロ楪

期待はしないでください

モンシロ楪

ありがとうございました

カップル短編詰め

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

14

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚